人間環境学部Faculty of Sustainabillity Studies
CUA300HA(文化人類学・民俗学 / Cultural anthropology 300)環境人類学ⅢEnvironmental Anthropology Ⅲ
高橋 五月Satsuki TAKAHASHI
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 人間環境学部Faculty of Sustainabillity Studies |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2024 |
授業コードClass code | C2321 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 火2/Tue.2 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 / Ichigaya |
教室名称Classroom name | 市Y‐Y405 |
配当年次Grade | 2~4 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | 環コア:グ,文 |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリー(一般・総合型選抜、編入学試験入学者)Category |
展開科目 コースコア科目/コース連環科目 |
カテゴリー(社会人RSP入試入学者)Category |
展開科目 人文科学関連科目群 |
カテゴリー(2022年度以前)Category (~2022) |
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Outline (in English)
Environmental Anthropology III is an advanced seminar/lecture course requiring a basic knowledge of cultural anthropology. The main focus of this year is disasters. Beginning with a question on what a disaster is, we will explore how disasters affect human and nonhuman lives and how they live with disasters. Students are expected to actively participate in class discussions and group projects. A final grade will be based on reading commentaries (20%), presentation (20%), group project (20%), class participation (20%), and paper (20%).
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
環境人類学IIIは、人類学の基礎知識をもった学生を対象に開講する中・上級コースです。定員制(30名)とし、定員数を超える希望があった場合は、第一回授業内で志望理由書を書いて提出していただき、選考します。選考結果は同日中にHoppiiにて掲示します。授業では、講義に加えて、学生によるプレゼンテーション、グループワーク、ディスカッションを取り入れたアクティブラーニングを実践します。授業のイメージとしては、講義とゼミが合わさったような感じです。質問等がある方は、第1回ガイダンスに出席する、または教員にメールで連絡を下さい。
2024年度のテーマは災害人類学です。災害の文化・社会的側面について日本国内外の文化人類学的研究をもとに学びます。災害とは何か。リスクとは何か。復興とは何か。私たちは、災害にまつわるキーワードについて、知っているようで、その意味について深く考えずに使用していることが多々あります。本授業では、震災にまつわるキーワードの意味を多角的に探求することで、その先に見えてくる文化や社会システムについて考察することを目標とします。従って、本授業の目的は、キーワードを「正しく定義する」ことではありません。学生が自ら疑問を探求し、考察する力を身につけること、またその力を磨くことが最終的な目的です。
到達目標Goal
1)災害人類学の議論や視点について基礎的な知識を取得する
2)災害にまつわるキーワードについて、批判的に考察する力を取得する
3)国内外の災害事例についての基本的な知識を取得する
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
人間環境学部のディプロマポリシーのうち、「DP3」「DP5」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
授業は、講義に加え、プレゼンテーション、グループワーク、ディスカッションを行います。プレゼンテーションは、テーマリストから1つを学生各自が選び、新聞記事などを調査し、自分なりの考えを発表します。テーマは例えば、「日本で最古の災害とは何か」などがあります。「正しい答え」はないので、学生各自が調査をもとに得た知識をクラスメイトと共有し、議論することが目的です。グループワークのテーマは、災害ミュージアムです。国内外の災害事例ごとにグループ分けをし、オリジナルの災害ミュージアム構想をつくり、発表します。ミュージアムづくりを通して、災害を記録すること、記憶すること、伝えることの意味について理解を深めることを目的とします。この授業ではディスカッションの機会を多く設けます。自分の考えを自分の言葉で表現出来るスキル、また人の意見を自分の考えと対比させながら考察を深めるスキルを磨くことが目的です。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]:イントロダクション
本授業の目的や進め方について、また定員制と選考についての説明をする
第2回[対面/face to face]:震災人類学の意義(1)
文化人類学者が災害を研究する意義について講義、討論する
第3回[対面/face to face]:震災人類学の意義(2)
文化人類学者が災害を研究する意義について、具体的な事例研究をもとに更に理解を深める
第4回[対面/face to face]:「災害」とは何か(1)
「災害」とは何か。その意味を探る。
第5回[対面/face to face]:「災害」とは何か(2)
「災害」とは何か。具体的な事例研究をもとにその意味を更に探る。
第6回[対面/face to face]:「災害」とは何か(3)
「災害」とは何か。具体的な事例研究をもとにその意味を更に探る。
第7回[対面/face to face]:「リスク」と「安全」の意味(1)
「リスク」とは何か。「安全」とは何か。その意味を探る。
第8回[対面/face to face]:「リスク」と「安全」の意味(2)
「リスク」とは何か。「安全」とは何か。具体的な事例研究をもとにその意味を更に探る。
第9回[対面/face to face]:「復興」の意味(1)
「復興」とは何か。その意味を探る。
第10回[対面/face to face]:「復興」の意味(2)
「復興」とは何か。具体的な事例研究をもとにその意味を更に探る。
第11回[対面/face to face]:「復興」の意味(3)
「復興」とは何か。具体的な事例研究をもとにその意味を更に探る。
第12回[対面/face to face]:災害ミュージアム(1)
グループごとに災害ミュージアムの構想をまとめ、発表する
第13回[対面/face to face]:災害ミュージアム(2)
グループごとに災害ミュージアムの構想をまとめ、発表する
第14回[対面/face to face]:災害ミュージアム(3)
グループごとに災害ミュージアムの構想をまとめ、発表する
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
(準備学習)詳しい授業計画を授業第1回目に配布するので、毎週それを参照し、各講義で使用する文献を授業の前日までに読み、感想文(300字程度)を授業支援システムにアップしましょう。
(復習)期末試験の問題は講義で使用する文献、映画、および講義内容から出題します。講義中はノートをとり、講義後は文献と講義ノートを読み返し復習しましょう。
本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
文献はHoppiiにて配布します。
参考書References
文献はHoppiiにて配布します。
成績評価の方法と基準Grading criteria
文献感想文(20%)、プレゼンテーション(20%)、グループワーク(20%)、平常点(20%)、レポート(20%)
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
特になし。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
プレセンテーションとグループワークではノートパソコンを持参してください。手持ちのノートパソコンが無い学生は各自で校内レンタルタブレットなどを利用して持参してください。
関連の深いコース
グローバル・サステイナビリティコース(旧・国際環境協力コース),人間文化コース(旧・環境文化創造コース)