人間環境学部Faculty of Sustainabillity Studies
SOC300HA（社会学 / Sociology 300）労働環境論ⅠWorking Conditions I
櫻井 洋介Yosuke SAKURAI
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 人間環境学部Faculty of Sustainabillity Studies |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2024 |
| 授業コードClass code | C2220 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 春学期授業/Spring |
| 曜日・時限Day/Period | 火2/Tue.2 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 市ヶ谷 / Ichigaya |
| 教室名称Classroom name | 市G‐G501 |
| 配当年次Grade | 2～4 |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 他学部公開科目Open Program | |
| 他学部公開（履修条件等）Open Program (Notes) | |
| グローバル・オープン科目Global Open Program | |
| 成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
| 成績優秀者の他学部科目履修（履修条件等）Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| SDGsCPSDGs CP | |
| アーバンデザインCPUrban Design CP | |
| ダイバーシティCPDiversity CP | |
| 未来教室CPLearning for the Future CP | |
| カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
| 千代田コンソ単位互換提供（他大学向け）Chiyoda Campus Consortium | |
| カテゴリー（一般・総合型選抜、編入学試験入学者）Category |
展開科目 コース共通科目 |
| カテゴリー（社会人RSP入試入学者）Category |
展開科目 社会・地域関連科目群 |
| カテゴリー（2022年度以前）Category (～2022) |
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Outline (in English)
【Course outline】
This lecture aims to acquire basic knowledge of employment and labor laws. The lecture will introduce the latest issues and changes in the employment field in the modern society, following the transition of life stages from entering a company and developing your career through promotions and job changes, to ending your career.
【Learning Objectives】
Students will acquire the basic knowledge for developing their own careers independently.
【Learning activities outside of classroom】
(1) Deepen students' understanding of the themes and issues studied in lectures by reading reference books, newspaper articles, etc. on a daily basis. (2) Deepen students' understanding of the contents studied in lectures by considering the actual conditions and issues surrounding work and employment through internships, part-time jobs, and other opportunities.
The standard preparation and review time for this class is 2 hours each.
【Grading Criteria /Policy】
The final report (80%) will be used to evaluate the level of understanding and depth of awareness of the issues studied in the lecture, as well as the overall evaluation by taking into account the usual performance score (20%, including attendance).
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
本講義では、雇用や労働に関する基本的な知識の習得を目指します。企業等に就職した後、昇進や転職等を通じてキャリアを形成し、退職や定年等でキャリアを終えるまでのライフステージの変遷に沿って、時事的事象も紹介しながら、現代における雇用現場の変化や課題を学んでいきます。
到達目標Goal
労働者・職業人として自らの意思でキャリアを形成していくための基本的な知識を習得すること。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
人間環境学部のディプロマポリシーのうち、「DP2」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
授業形態は講義形式とします。講義では、採用から労働条件決定における基本的なルール、多様な働き方に関する制度や雇用・労働分野の現代的課題等、労働環境に関する様々なトピックを取り上げます。基礎的な法律や制度の解説のみならず、ニュース記事や時事的なトピックを取り上げることで、現代の労働環境において実際に起きている諸課題への理解を深めていきます。
授業形態の詳細は学習支援システムでお知らせします。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]：労働環境論概要
本講義の概要と目的（何を学ぶのか、何故学ぶのか）について考える。
第2回[対面/face to face]：企業の募集・採用と就職活動
募集や採用に関する諸制度について概観するとともに、現代社会における学生の就職活動に関する問題について考える。
第3回[対面/face to face]：賃金に関する諸課題
賃金に関する日本の諸制度の概要と諸外国の賃金システムとの異同、近年の動向や変化等を学ぶ。
第4回[対面/face to face]：労働時間管理とワークライフバランス
労働時間管理の基礎を学ぶとともに、労働時間に関する諸外国との比較や日本の特色、近年の動向や変化等を学ぶ。
第5回[対面/face to face]：多様な働き方とキャリア形成①
諸外国との比較を踏まえた日本における多様な働き方に関する基本的な制度と、それらが企業においてどのように活用されているかを学ぶ。
第6回[対面/face to face]：多様な働き方とキャリア形成②
多様な働き方に関する現代のトレンドやキャリア観の変遷等について考える。
第7回[対面/face to face]：ジェンダー平等
女性活躍推進法やLGBTQ等、ジェンダーダイバーシティの基礎について学ぶ。
第8回[対面/face to face]：雇用における平等原則（年齢・国籍・障害等）
雇用における平等原則や雇用差別の禁止、各種の法令（障害者雇用促進法等）について学ぶ。
第9回[対面/face to face]：非典型雇用（派遣・パート・ギグワーカー等）
非典型雇用の現状や制度的な変遷等をたどり、問題点等を考える。
第10回[対面/face to face]：労働安全衛生とメンタルヘルス・ハラスメント
労働安全衛生の基礎知識を学ぶとともに、職場のメンタルヘルスやハラスメント等の問題を取り上げる。
第11回[対面/face to face]：労働組合の役割と意義
労働組合の役割や意義について学ぶ。
第12回[対面/face to face]：労働契約の終了（解雇・定年・再就職）
解雇規制や定年制、退職後再雇用等について、人口動態やキャリア観の変化に伴う課題を考える。
第13回[対面/face to face]：労働環境における現代的課題（DX・AI・人的資本投資等）
DX・AI・人的資本投資等といった、現代社会の労働環境における諸課題を考える。
第14回[対面/face to face]：まとめ：日本における労働環境の現在と未来
これまでの講義で取り扱ってきた日本の現代的な雇用システムを総括しつつ、今後の展望等を考える。
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
①講義で学習したテーマや論点に関して、日頃から参考書や新聞記事等を読んで理解を深めること。②インターンシップやアルバイトなど、仕事や企業と接する機会を通じて、講義で学習した議論や理論をもとに、仕事と雇用をめぐる実態や課題を考え、授業での学習内容について理解を深めること。
本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とします。
テキスト（教科書）Textbooks
特に教科書は指定しません。配布資料等をもとに講義を進めます。
参考書References
自主学習用の教材として、①浜村彰・唐津博・青野覚・奥田香子『ベーシック労働法第９版』（有斐閣アルマ，2023年）、②小川慎一・山田信行・今野美奈子・山下充『「働くこと」を社会学する 産業・労働社会学』（有斐閣アルマ，2015)を挙げておきます。①は労働法の学習用に、②は日本の労働環境における諸課題の学習用に使用して下さい。
成績評価の方法と基準Grading criteria
期末レポート（80%）により、講義内で学習した論点等についての理解度や問題認識の深さ等を評価するとともに、平常点（20%、出席を含む）を加味して総合的に評価を行います。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
本年度授業担当者変更によりフィードバックできません。
その他の重要事項Others
担当教員は実務家教員（現役のサステナビリティコンサルタント）であり、企業や官公庁向けのコンサルティング業務にも従事しています。本講義では、それらの経験を踏まえて具体的な事例を交えながら講義を行います。