人間環境学部Faculty of Sustainabillity Studies
SOC300HA（社会学 / Sociology 300）環境社会論ⅢEnvironmental Sociology Ⅲ
藤田 研二郎Kenjiro FUJITA
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 人間環境学部Faculty of Sustainabillity Studies |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2024 |
| 授業コードClass code | C2219 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | 人間環境特論（環境と地域の持続性を考える） |
| 開講時期Term | 春学期授業/Spring |
| 曜日・時限Day/Period | 金2/Fri.2 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 市ヶ谷 / Ichigaya |
| 教室名称Classroom name | 市Y‐Y504 |
| 配当年次Grade | 2～4 |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | 環ｺｱ：ロ |
| 他学部公開科目Open Program | |
| 他学部公開（履修条件等）Open Program (Notes) | |
| グローバル・オープン科目Global Open Program | |
| 成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
| 成績優秀者の他学部科目履修（履修条件等）Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| SDGsCPSDGs CP | |
| アーバンデザインCPUrban Design CP | |
| ダイバーシティCPDiversity CP | |
| 未来教室CPLearning for the Future CP | |
| カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
| 千代田コンソ単位互換提供（他大学向け）Chiyoda Campus Consortium | |
| カテゴリー（一般・総合型選抜、編入学試験入学者）Category |
展開科目 コースコア科目/コース連環科目 |
| カテゴリー（社会人RSP入試入学者）Category |
展開科目 社会・地域関連科目群 |
| カテゴリー（2022年度以前）Category (～2022) |
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Outline (in English)
(Course Outline)
This class will review environmental problems in contemporary society and introduce related research trends in environmental sociology. In particular, biodiversity and global warming are the two main themes, and partnership among various actors in the process of environmental problems is one of the most important points of discussion. Students will learn contemporary ways and issues of solving environmental problems
(Learning Objectives)
Students should be able to do the followings:
- To explain the characteristics of environmental problems in contemporary society.
- To propose contemporary ways of solving environmental problems.
- To identify issues for solving environmental problems.
(Learning Activities Outside of Classroom)
Students should pay attention to daily news about environmental problems and policies and collect information. Students should review the previous class based on the resumes and read references. The standard preparation and review time for this class is 2 hours each.
(Grading Criteria/Policy)
Regular Work (30%) + Final Examination (70%).
Regular work will be submitting reaction papers or assignments.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
本授業では、現代社会の環境問題を概観しながら、関連する環境社会学の研究動向を紹介する。とくに生物多様性と地球温暖化の2つをテーマとして、また環境問題解決での「多様な主体による連携」を中心的な論点とする。それらを通じて、今日的な環境問題解決のあり方を検討するとともに、問題解決に向けた課題を学ぶ。
到達目標Goal
現代社会の環境問題の特徴を説明できるようになる。今日的な環境問題解決のあり方を提案できるようになる。問題解決に向けた課題を整理できるようになる。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
人間環境学部のディプロマポリシーのうち、「DP3」「DP5」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
各回の授業は、現代社会の環境問題を生物多様性と地球温暖化に大別したうえで、関連する環境社会学の研究動向を事例とともに紹介していく。授業の終わりには、課題を含むリアクションペーパーを提出してもらう。
課題提出後の授業、または学習支援システムにおいて、提出された課題からいくつかポイントを取り上げ、全体に対してフィードバックを行う。授業形態の詳細は学習支援システムでお知らせします。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]：オリエンテーション
本授業の概要を示し、生物多様性、地球温暖化の問題の特徴、多様な主体の連携による問題解決について学ぶ。
第2回[対面/face to face]：環境問題の歴史
戦後から現代までの環境問題・環境政策の歴史について、それぞれの時期の問題の特徴と対策の展開を学ぶ。
第3回[対面/face to face]：生物多様性①
生物多様性の概念と4つの危機、昆明・モントリオール枠組までの対策の展開について学ぶ。
第4回[対面/face to face]：生物多様性②
白神山地の保全を事例に森林政策の展開と、里山保全について学ぶ。
第5回[対面/face to face]：生物多様性③
東京湾三番瀬、名古屋港藤前干潟などを事例に干潟保全の展開と、藻場保全活動について学ぶ。
第6回[対面/face to face]：生物多様性④
佐渡のトキ認証米を事例に、環境保全型農業の展開と環境アイコンの役割について学ぶ。
第7回[対面/face to face]：生物多様性⑤
環境保全米を事例に農業協同組合（農協）の事業と、農政のグリーン化の動向を学ぶ。
第8回[対面/face to face]：生物多様性⑥
獣害対策を事例に、コミュニティ・ビジネスの視点と、内発的発展論について学ぶ。
第9回[対面/face to face]：地球温暖化①
温暖化対策とエネルギー政策との関係、原子力政策の歴史について学ぶ。
第10回[対面/face to face]：地球温暖化②
温暖化対策の展開と、再生可能エネルギーの促進、パリ協定以降の流れを学ぶ。
第11回[対面/face to face]：地球温暖化③
海外の原子力政策と、再生可能エネルギーの促進、エネルギー協同組合の取組みについて学ぶ。
第12回[対面/face to face]：地球温暖化④
日本の太陽光発電、風力発電をめぐる地域トラブル、環境正義の視点について学ぶ。
第13回[対面/face to face]：地球温暖化⑤
環境経営とESG投資の展開、気候変動に関する情報開示枠組とNGOの役割について学ぶ。
第14回[対面/face to face]：地球温暖化⑥／まとめ
自然関連情報開示の流れ、グリーンウォッシュの課題について学ぶ。
今日的な環境問題解決における多様な主体の連携という観点から、本授業をまとめる。
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
準備学習としては、環境問題・環境政策のニュースに関心をもって、日常的に情報収集を行うこと。また復習としては、配布されたレジュメにもとづき前回の内容を整理し、各自の関心に応じて参考文献を読むこと。
本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とする。
テキスト（教科書）Textbooks
教科書は指定せず、毎回PowerPointと配布するレジュメにもとづき授業する。
参考書References
各回の参考文献は、授業のなかで紹介する。なお、環境社会学の入門的なテキストとしては、例えば次のものがある。
鳥越皓之・帯谷博明編，2017，『よくわかる環境社会学 第2版』ミネルヴァ書房．
成績評価の方法と基準Grading criteria
平常点（30%）＋定期試験（70%）、を想定。
平常点はリアクションペーパー、課題の提出によって評価する。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
リアクションペーパーの質問・コメントや提出した課題について、フィードバックを求める声が多かったので、積極的にフィードバックしていきます。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
資料配布・課題提出等のために、学習支援システムを利用。
その他の重要事項Others
春学期「環境社会論Ⅰ」「環境社会論Ⅲ」、秋学期「環境社会論Ⅱ」の授業内容は相互に関連しており、それぞれ歴史・理論編、現代編、活動編という位置づけである。合わせて履修することでより理解が深まるよう計画しているが、個別に履修しても問題はない。
関連の深いコース
履修の手引き「専門科目一覧・コース関連科目表」を参照してください。