人間環境学部Faculty of Sustainabillity Studies
LAW300HA（法学 / law 300）労働環境法Work Environment Law
櫻井 洋介Yosuke SAKURAI
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 人間環境学部Faculty of Sustainabillity Studies |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2024 |
| 授業コードClass code | C2019 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
| 曜日・時限Day/Period | 金2/Fri.2 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 市ヶ谷 / Ichigaya |
| 教室名称Classroom name | Y604 |
| 配当年次Grade | 2～4 |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | 環ｺｱ：経 |
| 他学部公開科目Open Program | |
| 他学部公開（履修条件等）Open Program (Notes) | |
| グローバル・オープン科目Global Open Program | |
| 成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
| 成績優秀者の他学部科目履修（履修条件等）Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| SDGsCPSDGs CP | |
| アーバンデザインCPUrban Design CP | |
| ダイバーシティCPDiversity CP | |
| 未来教室CPLearning for the Future CP | |
| カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
| 千代田コンソ単位互換提供（他大学向け）Chiyoda Campus Consortium | |
| カテゴリー（一般・総合型選抜、編入学試験入学者）Category |
展開科目 コースコア科目/コース連環科目 |
| カテゴリー（社会人RSP入試入学者）Category |
展開科目 法律・政治関連科目群 |
| カテゴリー（2022年度以前）Category (～2022) |
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Outline (in English)
【Course outline】
This course aims to provide students with the basic knowledge of labor law necessary to develop an autonomous career. The role of labor law is to protect workers who are in a relatively weaker position compared to employers and to realize the principle of equality between workers and employers, and it is a law that all workers should know. It is important for all workers to have a basic knowledge of labor law before starting their careers, so that they can protect themselves.
【Learning Objectives】
Students will be able to legally explain various labor-related issues in their daily lives through acquiring a basic knowledge of labor law.
【Learning activities outside of classroom】
At the end of each lecture, students will be given instructions on how to prepare for the next lecture (e.g., the relevant pages in the textbook). Please follow the instructions and read the relevant sections carefully before attending the lecture.
When students review the lectures, they should not only read through the resumes and textbooks, but also make sure that they fully understand the content of the precedents introduced in the lectures.
The standard preparation and review time for this class is 2 hours each.
【Grading Criteria /Policy】
The quiz given in each class (multiple choice/fill-in-the-blank type questions to check understanding of basic laws and regulations and important judicial precedents) will be 30%, and the final exam will be 70%.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
本講義では、労働者として自律的なキャリアを形成していく上で必要な労働法の基礎知識の習得を目指します。労働法の役割は、使用者と比べて相対的に立場の弱い労働者を保護し、労使対等の理念を実現することであり、全ての労働者が知っておくべき法律であるといえます。社会に出る前に労働法の基礎知識を習得しておくことは、将来的に自身の身を守ることにもつながります。
到達目標Goal
労働法の基礎知識の習得を通じて、身近な労働に関する諸問題について、法的に説明できるようになる。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
人間環境学部のディプロマポリシーのうち、「DP3」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
授業形態は基本的に講義形式となります。授業ごとに小テストを課すことを予定しています。
課題提出後の授業、または学習支援システムにおいて、提出された課題からいくつかポイントを取り上げ、全体に対してフィードバックを行います。授業形態の詳細は学習支援システムでお知らせします。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]：労働環境法の全体像
労働関連法令の構成や全体像、役割等について学ぶ
第2回[対面/face to face]：労働者、使用者の概念と労働条件の決定
労働法のアクターである労働者や使用者の概念を学ぶとともに、労働条件の決定に関するプロセスを理解する。
第3回[対面/face to face]：募集・採用と様々な雇用形態
募集・採用時のルールや、採用内定および試用期間の法的性格、有期労働契約の特徴等について学ぶ。
第4回[対面/face to face]：賃金と労働時間・休憩・休日
賃金の支払いに関する規制や労働時間・休日・休憩に関する基本的な法的ルールを学ぶ。
第5回[対面/face to face]：様々な働き方と労働時間制度
フレックスタイム制や裁量労働制等といった労働時間管理の諸制度の構造について学ぶ。
第6回[対面/face to face]：配置転換・労働条件の変更
配置転換や出向・転籍等の命令権に関する法律上の考え方を理解するとともに、労働条件を変更する際の手続について学ぶ。
第7回[対面/face to face]：安全衛生と労災補償
使用者の安全配慮義務や労災補償制度の概要を学ぶ。
第8回[対面/face to face]：労働組合の役割
労働組合の加入や脱退、権利の概要を学ぶとともに、団体交渉の意義や労働協約の法的効力等について学ぶ。
第9回[対面/face to face]：労働契約の終了：解雇規制と定年退職
解雇に関する法的な規制や定年退職および定年後の再雇用等に関するルールについて学ぶ。
第10回[対面/face to face]：労働者の人権保障とハラスメント規制
労働者の人権や労働契約上の権利義務、ハラスメントに関する法的規制の現況等について学ぶ。
第11回[対面/face to face]：平等原則と差別の禁止（女性、年齢、国籍等）
男女雇用機会均等法の制定や改正を中心として、労働法上の平等原則や均等待遇、差別禁止に関連する法令の全体像や概要を学ぶ。
第12回[対面/face to face]：障害者雇用を取り巻く状況
障害者差別解消法と障害者雇用促進法を中心に、差別の禁止や合理的配慮義務、障害者雇用率制度の概要等を学ぶ。
第13回[対面/face to face]：新しい働き方と労働法の現代的課題
非典型雇用の他、フリーランス、ギグワーカー等といった新しい働き方を取り巻く労働環境や法の適用状況等について学ぶ。
第14回[対面/face to face]：紛争解決制度とまとめ
労使紛争の解決手段等について学ぶとともに、これまでの講義を通じて学んできた労働環境法の意義や役割、課題等を総括する。
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
各講義の終わりに、次回講義に向けた予習内容（教科書の該当ページ等）を指示しますので、指示に従って該当箇所を熟読してから講義に臨むようにしてください。また、復習を行う場合は、レジュメや教科書に目を通すだけでなく、講義内で紹介した判例の内容をしっかりと理解するようにしてください。
本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とします。
テキスト（教科書）Textbooks
中窪裕也・野田進『労働法の世界（第13版）』（有斐閣, 2019年）
参考書References
初学者向けの参考書として、①浜村彰・唐津博・青野覚・奥田香子『ベーシック労働法第９版』（有斐閣アルマ，2023年）、判例を確認する際の参考書として、②『労働判例百選（第10版）』（有斐閣，2022年）を挙げておきます。
成績評価の方法と基準Grading criteria
授業ごとに行われる小テスト（基本的な法規制や重要判例についての理解を確認するための選択・穴埋め式問題）を30%、期末試験を70%とします。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
本年度授業担当者変更によりフィードバックできません。
その他の重要事項Others
本講義は、労働環境論Ⅰ、Ⅱと関係しています。本講義は主に「法律」に焦点を当てますが、労働環境論Ⅰ、Ⅱの講義を通じて、法律の背景にある労働環境の現状や変遷について学んでおくと、より理解が深まると思います。