法学部Faculty of Law
LAW300AB（法学 / law 300）民事訴訟法ⅢCivil Procedure 3
杉本 和士Kazushi SUGIMOTO
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 法学部Faculty of Law |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2024 |
| 授業コードClass code | A0071 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
| 曜日・時限Day/Period | 木2/Thu.2 |
| 科目種別Class Type | 講義 |
| キャンパスCampus | 市ヶ谷 / Ichigaya |
| 教室名称Classroom name | S504 |
| 配当年次Grade | 3～4 |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 他学部公開科目Open Program | |
| 他学部公開（履修条件等）Open Program (Notes) | |
| グローバル・オープン科目Global Open Program | |
| 成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
| 成績優秀者の他学部科目履修（履修条件等）Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | 成績優秀者の他学部科目履修制度で履修する学生：履修を希望する場合は、所定の手続きに従って申請すること。 |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| SDGsCPSDGs CP | |
| アーバンデザインCPUrban Design CP | |
| ダイバーシティCPDiversity CP | |
| 未来教室CPLearning for the Future CP | |
| カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
| 千代田コンソ単位互換提供（他大学向け）Chiyoda Campus Consortium | |
| カテゴリー（法律学科）Category (法律学科) |
選択必修科目（32単位以上） 民事訴訟法科目（2単位以上） |
| カテゴリー（政治学科（2021年度以降入学者））Category (政治学科（2021年度以降入学者）) | 自由科目（他学科主催科目） |
| カテゴリー（政治学科（2020年度以前入学者））Category (政治学科（2020年度以前入学者）) |
選択科目（84単位以上） 自由科目（他学科主催科目） |
| カテゴリー（国際政治学科（2021年度以降入学者））Category (国際政治学科（2021年度以降入学者）) | 自由科目（他学科主催科目） |
| カテゴリー（国際政治学科（2020年度以前入学者））Category (国際政治学科（2020年度以前入学者）) | 自由科目（他学科主催科目） |
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Outline (in English)
-This course introduces the principles of civil procedure to students taking this course.
-The goals of this course are to
(1) obtain basic knowledge about the principles and proceedings of civil procedure.
(2) be able to understand and explain how to apply the principles and proceedings to the cases.
-Before/after each class meeting, students will be expected to spend four hours to understand the course content.
-Your overall grade in the class will be decided based on the following ;
Term-end examination: 60% and in class contribution: 40%
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
・この講義は，すでに民事訴訟法の基礎を学習していることを前提に，民事訴訟法における応用的な論点や判例について重点的に学習することで，民事訴訟法に対する理解を深めることを目的とします。
・なお，この講義は，「裁判と法」，「行政・公共政策と法」，「企業・経営と法（商法中心）」及び「同（労働法中心）」の各コースに配置されます。
到達目標Goal
・民事訴訟手続全体における論点や判例の位置付けを明確にすることができる。
・民事訴訟法における論点・判例又は関連する社会問題について理解をするととも，その問題の所在や議論状況について説明をすることができる。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」、「DP2」、「DP4」に関連。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
・この講義では，教員の配布する講義ノート及び配布教材に沿って進行します。受講者が講義に出席するだけでなく十全な予習復習を行ってくることを前提として講義を行います。
・各回の講義の初めに，前回の講義に関して学習支援システム上で提出されたリアクションペーパーの内容を採り上げて，全体に対してフィードバックを行います。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]：ガイダンス（講義の進め方）
訴えの利益―特に確認の利益に関する判例を中心に（１）
ガイダンスを行った後，各種類型に関する訴えの利益に関する問題状況を概観する。
第2回[対面/face to face]：訴えの利益―特に確認の利益に関する判例を中心に（２）
遺言無効確認の訴えの確認の利益に関する判例を読み解く。
第3回[対面/face to face]：訴えの利益―特に確認の利益に関する判例を中心に（３）
将来の権利関係確認の訴え等の確認の利益に関する判例を読み解く。
第4回[対面/face to face]：訴訟担当に関する判例（１）
訴訟担当の規律に関する一連の判例について検討する。
第5回[対面/face to face]：訴訟担当に関する判例（２）
訴訟担当の規律に関する一連の判例について検討する。
第6回[対面/face to face]：弁論主義と釈明権
弁論主義と釈明権の関係，法的観点指摘義務に関する判例の検討を行う。
第7回[対面/face to face]：二重起訴禁止と相殺の抗弁に関する判例（１）
二重起訴禁止と相殺の抗弁に関する一連の判例について検討する。
第8回[対面/face to face]：二重起訴禁止と相殺の抗弁に関する判例（２）
二重起訴禁止と相殺の抗弁に関する一連の判例について検討する。
第9回[対面/face to face]：既判力（１）―客観的範囲，相殺の抗弁
既判力の客観的範囲に関する民事訴訟法上の規律を確認した上で，特に相殺の抗弁と弁済の抗弁の比較，一部請求論に関する判例を読み解く。
第10回[対面/face to face]：既判力（２）―時的範囲，主観的範囲
既判力における基準時の概念，既判力の時的範囲に関する判例を読み解く。
第11回[対面/face to face]：既判力（３）―その他の判決効（争点効，反射効）
既判力以外の判決効に関する判例を読み解く。
第12回[対面/face to face]：交通事故訴訟に関する諸問題―処分権主義，一部請求論，損害額の認定（１）
不法行為訴訟としての交通事故訴訟に関する具体的事例を通じて，民法及び民事訴訟法の基礎知識について検討を行う。
第13回[対面/face to face]：交通事故訴訟に関する諸問題―処分権主義，一部請求論，損害額の認定（２）
一部請求に関する最判平成10年6月12日民集52巻4号1147頁・最判平成20年7月10日判時2020号71頁について検討する。
第14回[対面/face to face]：複雑訴訟についての応用論点の検討
複雑訴訟における応用論点や判例について検討を行う。
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
・授業時間外の学習（予習・復習のほか，発展学習）に関する一般的な指示を初回講義冒頭のガイダンスで行うほか，各回の講義内容に関する具体的な予習・復習の内容に関する指示は，各回の講義の際に行います。
・各回で扱う分野の基礎知識について，事前に復習を行うことが必要です。
・なお，本授業の準備学習・復習時間は各2時間を標準とします。
テキスト（教科書）Textbooks
・教科書として，山本弘ほか『民事訴訟法（アルマシリーズ）』（有斐閣，第4版，2023年）を指定します。
・講義は，教員の配布する講義ノート，参考資料及び予習復習用教材を用いて進めます。
・使用する教材等は，全て「法政大学学習支援システム」においてPDFファイルとして配布します。必ず受講前に各自で教材を準備して下さい（PCやタブレットによる閲覧は認めますが，講義中のスマホによる閲覧は認めません）。
参考書References
＜本格的な体系書として＞
・新堂幸司『新民事訴訟法』（弘文堂，第6版，2019年）
・伊藤眞『民事訴訟法』（有斐閣，第8版，2023年）
＜本講義で取り上げる各テーマに関する詳細な検討について＞
・高橋宏志『重点講義民事訴訟法（上）』（有斐閣，第2版補訂版，2013年）
・高橋宏志『重点講義民事訴訟法（下）』（有斐閣，第2版補訂版，2014年）
＜判例集＞ 下記のいずれか1冊を持っておくことをお薦めします。
・上原敏夫ほか『基本判例民事訴訟法』（有斐閣，第2版補訂，2010年）
・高田裕成ほか編『民事訴訟法判例百選』（有斐閣，第6版，2023年）
・中島弘雅＝岡伸浩編著『民事訴訟法判例インデックス』（商事法務，2015年）
・山本和彦『最新重要判例250 民事訴訟法』（弘文堂，2022年）
成績評価の方法と基準Grading criteria
・「期末試験の成績（60%）」及び「講義中に適宜実施するレポート等の課題への取り組み及び講義中の質疑応答等に関する平常点（40%）」を総合して評価します。
なお，成績評価に際しては，上記の到達目標が指標となります。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
該当なし。
その他の重要事項Others
・この講義の受講にあたっては、「民事訴訟法Ⅰ」及び「民事訴訟法Ⅱ」を履修済みであるか、または同時に履修することを前提とする。