全学PF_社会連携教育科目群Social Collaborative Learning Courses
CMF100LE（その他の複合領域 / Complex systems(Others) 100）社会連携フィールドワーク（ベーシック）社会連携フィールドワーク（ベーシック）
カーボンニュートラル推進リーダー育成講座（入門）
三田地 真実、小秋元 段
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 全学PF_社会連携教育科目群Social Collaborative Learning Courses |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2024 |
| 授業コードClass code | A9852 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
| 曜日・時限Day/Period | 集中・その他 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
| 教室名称Classroom name | 市Y‐Y505 |
| 配当年次Grade | 1～4 |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 他学部公開科目Open Program | |
| 他学部公開（履修条件等）Open Program (Notes) | |
| グローバル・オープン科目Global Open Program | |
| 成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
| 成績優秀者の他学部科目履修（履修条件等）Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| SDGsCPSDGs CP | |
| アーバンデザインCPUrban Design CP | |
| ダイバーシティCPDiversity CP | |
| 未来教室CPLearning for the Future CP | |
| カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | ○ |
| 千代田コンソ単位互換提供（他大学向け）Chiyoda Campus Consortium |
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Outline (in English)
【Course Description】
This course offers students an opportunity to understand environmental and social issues globally in order to achieve carbon neutrality. Students will participate in several field works, including commercial companies, local governments, and universities that have promoted carbon neutrality. At the end of the course, students are expected to present proposals to Hosei University as a team to enhance their carbon-neutral environment. Students will learn facilitation techniques throughout the course in order to promote group projects.
【Course Objectives】
The course will provide students with the opportunity to learn:
Content (Learning Material) Goals:
・To understand the structure of global environmental and social issues to achieve carbon neutrality.
・To take action in daily situations.
Process (Learning Process) Goals:
・How to facilitate group discussions to solve environmental and social problems.
・To apply facilitation skills to other problem-solving situations.
Final Assignment:
As a team, student must present concrete proposals for carbon-neutral initiatives to Hosei University
【Learning Activities Outside of Classroom】
Preparation for the final presentation will occur outside of class hours. The standard time allocated for preview and review for this course is 2 hours each.
【Grading Criteria /Policies】
Reaction papers in each class session: 40%
Final presentation (proposal for carbon-neutral initiatives at Hosei University): 30%
Final report: 30%
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
カーボンニュートラルを達成するために、地球規模の環境・社会問題の構造の理解を深める。具体的には、カーボンニュートラルを推進している企業・自治体・大学等の取組について学ぶために、実際の企業の施設見学、法政大学市ヶ谷・多摩キャンパスの施設見学及び森林見学等のフィールドワークを実施する。最終回の授業では、これらの学びの集大成として法政大学へのカーボンニュートラルに関する取組の提案発表をチームとして行う。そのために、各授業回でグループワークの時間を持ち、そこでは様々な問題解決のために必要な話し合いの技術であるファシリテーションも学ぶことを目的とする。
到達目標Goal
１．コンテンツ（学習内容）のゴール：
カーボンニュートラルを達成するために、地球規模の環境・社会問題の構造の理解を深め、身近なところからアクションを起こすことができる。
２．プロセス（学習過程）のゴール：
環境・社会問題を解決していくための話し合いの技術（ファシリテーション）を学び、他の課題解決に対しても応用できる（毎回、ファシリテーションミニ講座を設定）。
３．最終課題：
法政大学に対し、チームでカーボンニュートラルに関する取組の具体的な提案を行う。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
毎回の授業の基本的な内容は、下記のとおり。
① ゲストスピーカー（企業、自治体及び本学専任教職員）による講義
② フィールドワーク（企業及び本学の施設見学、多摩キャンパスの森林見学等）
③ ①②を踏まえたグループワーク
最終回の授業では、法政大学に対してカーボンニュートラルに関する取組の提案をチームでプレゼンテーションする。本学専任教職員が審査員としての講評を行う。
なお、毎回の授業終了後には各自で記入するリアクションペーパーを課し、提出されたリアクションペーパーからいくつか取り上げ、全体にフィードバックを行うほか、 最終プレゼンテーションに対して講評を行う予定である。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
あり / Yes
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回～第3回[対面/face to face]：ガイダンス
取組紹介（１）
法政大学の取組
取組紹介（２）
那須塩原市の取組
9月28日（土） 市ヶ谷キャンパス
授業全体のオリエンテーション
目的・進め方・内容等の説明
本学施設保全部による説明
グループワーク
市ヶ谷キャンパス施設見学
那須塩原市による講義
「那須塩原市におけるカーボンニュートラルに関する取組について」
・青木地区ゼロカーボン街区構築事業
・地域企業と連携した脱炭素化事業
・EV普及促進事業
グループワーク
第4回～第6回[対面/face to face]：取組紹介（３）
日産自動車の取組
10月5日（土） 日産自動車本社（横浜）
日産自動車株式会社による講義
「脱炭素社会実現に向けた日産自動車 電気自動車（EV）の取組」
・脱炭素社会実現に向けた国外、国内の動向
・EV普及に向けた日産自動車の取組
・自治体におけるEV活用事例紹介
「脱炭素」「エネマネ」「災害」「交通」「観光」
試乗、給電体験
グループワーク
第7回～第9回[対面/face to face]：取組紹介（４）
東京ガスの取組
10月12日（土） ガスの科学館（豊洲）
東京ガスエンジニアリングソリューションズ株式会社による講義
「2050年カーボンニュートラル実現に向けて」
・国内外エネルギー政策を取り巻く環境
・東京ガスグループのカーボンニュートラル実現に向けた取り組み
・法政大学で採用されているカーボンニュートラル都市ガス（CNL）について
施設見学
グループワーク
第10回～第12回[対面/face to face]：取組紹介（５）
法政大学の取組
（多摩キャンパス）
10月26日（土） 多摩キャンパス
社会学部 澤柿教伸教授 講義
「南極から迫る気候変動」
・診断医としての南極観測隊
・人新世におこる南極の異変
・イノベーションを起こすとき
池田寛二名誉教授（元社会学部教授）、社会学部 鞠子茂教授 講義
「多摩キャンパスの森林からカーボン・ニュートラルを考えよう」
・森林とカーボン・ニュートラルの複雑な関係
・世界の森林の現状と課題
・国土の7割近い日本の森林と気候変動
・多摩キャンパスの森林の過去・現在・未来
多摩キャンパスの森林を歩いて学ぶ：
多摩キャンパスの森林生態系（樹木、雑草、土壌、野生動物、微生物そして人間）はカーボン・ニュートラルにどのように寄与しているのか？
森林バイオマスの推定および土壌有機物分解速度の測定
グループワーク：
多摩キャンパスの森林のカーボン・ニュートラル効果をもっと高めるために学生はどんなアクションを起こすことができるか討論
第13回～第14回[対面/face to face]：最終プレゼンテーション
授業全体のまとめ
11月16日（土） 市ヶ谷キャンパス
法政大学へのカーボンニュートラルに関する取り組みの提案（チームでのプレゼンテーション）、講評
授業全体の省察
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
最終プレゼンテーションの準備は授業時間以外にも実施予定。本授業の予習時間・復習時間は、各2時間を標準とする。
テキスト（教科書）Textbooks
テキスト（教科書）は使用しない。
参考書References
カーボンニュートラル関連の参考図書等は以下の通り。（（※）は全文ダウンロード可）
野村総合研究所編（2022）カーボンニュートラル、日経文庫
法政大学多摩環境委員会（2014）多摩キャンパス：自然と生物（※）
https://www.hosei.ac.jp/application/files/2615/7137/8082/tama_houkokusyo_2014.pdf
森林立地学会編（2012）森のバランス―植物と土壌の相互作用、東海大学出版
資源エネルギー庁スペシャルコンテンツ（キーワード検索すると関連記事が出てきます）：
https://www.enecho.meti.go.jp/about/special/johoteikyo/ondankashoene/
脱炭素ポータル：
https://ondankataisaku.env.go.jp/carbon_neutral/
その他、授業中に適宜配付する。
ファシリテーション関連の参考図書等は以下の通り。（（※）は全文ダウンロード可）
Justice, T. & Jamieson, D. W. (2012) The Facilitator’s Fieldbook: Step-by-step Guides Checklist and Worksheet (3rd ed.), Harpercollins Leadership.
川嶋直（2013）KP法 シンプルに伝える紙芝居プレゼンテーション、みくに出版
三田地真実（2009）環境との相互作用から理解する人間行動―応用行動分析学（ABA）の視点から、人間環境論集（法政大学人間環境学会）、10、23-42．（※）
三田地真実（2018）学生の行動を軸に見据えて、「機能するグループワーク」を企画・実施するために―行動分析学とファシリテーションの視点から、法政大学教育研究、９、27-39. （※）
三田地真実（2022）対面授業のビデオ記録を活用した省察―経済学大人数授業アクティブ・ラーニング型授業での実践、名古屋高等教育研究、22、245-260. （※）
中城進（2006）教育心理学、二弊社
中野民夫（2017）学び合う場のつくり方―本当の学びへのファシリテーション、岩波書店
中野民夫（監修）三田地真実（2013）ファシリテーター行動指南書―意味ある場づくりのために、ナカニシヤ出版
中野民夫・三田地真実（編著）(2016)ファシリテーションで大学が変わる―アクティブ・ラーニングにいのちを吹き込むには、ナカニシヤ出版
成績評価の方法と基準Grading criteria
・各授業回におけるリアクションペーパー 40％
・最終プレゼンテーション（法政大学へのカーボンニュートラルに関する取り組みの提案） 30％
・最終レポート 30％
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
今年度から開講のため、該当なし。
その他の重要事項Others
・本科目は、9月28日、10月5日、10月12日、10月26日、11月16日の計5日間で実施する。
・授業の時間帯（時限）は、2限～4限を基本とする。ただし、フィールドワーク実施日（10月5日、10月12日）においては、時間が変更になる場合がある。そのため、本科目を履修する場合は、秋学期土曜日に他の科目を履修することはできない。
・定員（25名程度）を超過した場合は、抽選を行う。
・初回授業までに、オンデマンドシステム（https://hosei-kyoiku.jp/ondemand/）から『なぜカーボンニュートラルの実現を目指す必要があるのか』を必ず視聴し、学習支援システムからミニレポートを提出すること（視聴履歴及び提出状況を確認します。提出方法等の詳細については、学習支援システムで周知します）。
・授業に関する質問については、授業の前後、学習支援システムで受け付ける。
・フィールドワーク先への交通費、昼食代等は、自己負担となる。