全学PF_キャリア教育科目群Career Education Courses
CAR100LG(キャリア教育 / Career education 100)キャリアデザイン応用Advanced Career Design
辰巳 哲子Satoko TATSUMI
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 全学PF_キャリア教育科目群Career Education Courses |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2024 |
授業コードClass code | A9821 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 木5/Thu.5 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | 市G‐G401 |
配当年次Grade | 法文営国環キG経社現ス1~4年 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | ○ |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium |
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Outline (in English)
【Course outline】In this class, you will learn what you need to know about career development throughout your whole life and how you can use these ideas to advance your own career development.
【Learning Objectives】
The goal of this class is to know what you need to know and to be able to use some of these knowledges.
【Learning activities outside of classroom】
The standard time for preparation study and review is one hour each.
【Grading Criteria /Policy】
35% is a reaction paper submitted after class. Contribution to the class (remarks, presentations, questions, and work on assignment reports) will be evaluated at a rate of 25%, and the final report will be evaluated at a rate of 40%.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
この授業では、わたしたちのこれからの「働き方」と「生き方」に焦点を当てて考え、これからの社会を生きていく私たちのキャリアデザインのあり方を考えていくことを授業の目的とします。
この授業の受講を通じて、残された大学生活の時間の使い方、行動の仕方を自分自身で有効にプロデュースしていくための素養を身につけていくことも大切な作業です。そのために、各自のキャリアをデザインしていく上で考えておくべき多様な視点を提供し、それらを考慮に入れた各人の戦略的なキャリアデザインが構築できるように支援していきます。
到達目標Goal
この授業を通じて、これから長い人生となる皆さんが、自分たちの思い描く人生にできるだけ近づけるようになるための基本的な態度と構想力を身につけることが到達目標です。
特にこの授業では、近年変わりつつある「ワークスタイル」と「ライフスタイル」に焦点を当てているので、本授業の受講を通じて、皆さんが自分自身の働き方、生き方に関して少しでも具体的にイメージできるようになり、それが皆さんなりのキャリアデザインを検討していくうえで活かせるようになることを目指します。
最初は小さな一歩で構いません。半年の間に、この授業をきっかけにして、じぶん自身で何か行動を起こしてみることを目指しましょう。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
授業の受講生の規模や環境の動向を考慮しながら参加型の授業スタイルをできる限り取り入れていきます。教員や学生同士のコミュニケーション機会を設けます(グループワーク、対話、レポートのフィードバックなど)。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[オンライン/online]:オリエンテーション
本講義の目的、達成目標、授業の進め方、成績評価の方法について概要を説明します。みなさんのキャリアプランニングについてこの授業でできる「補助線」について解説します。
第2回[対面/face to face]:大人の成長とは何か
大人の成長モデルを学びます。
連続した成長と非連続の成長、それぞれについて授業の前半では大人の成長モデルについて解説し、後半ではこれまでの自分の成長を振り返ります。
#成人発達理論 #ロバート・キーガン #玉ねぎモデル #リフレクション
第3回[対面/face to face]:学び方を学ぶ・他者から学ぶ
経験したことを振り返り、どうやって次の経験に活かせばよいのか、授業の前半では、経験学習の枠組みを解説します。後半では過去に各自学んできたことを考えます。
#経験学習 #リフレクション #学び #知的謙虚さ
第4回[対面/face to face]:「はたらき」の自分史をつくる、労働観の変遷
働くことは人や社会に働きかける行為すべてを指します。つまり、対象が存在します。授業の前半で労働観の変遷について学びます。その後、自分の過去を振り返り子どもの頃からの「はたらき自分史」を作成し、授業の中で意見交換します。
#労働観 #働くこと #働く意味 #産業構造の変化
第5回[対面/face to face]:「働き心地」を考える
自分が心地よい働き方と他者とのそれは異なります。住み心地、着心地があるように、人によって異なる「働き心地」があります。授業の前半では、働き心地について解説します。
どのような違いがあるのか、それをどのような視点で考えればよいのか、自分の働き心地は何かを考え、授業の中で意見交換をします。
#良い仕事 #他者とのかかわり #働き心地 #就業形態 #ワークライフバランス
第6回[対面/face to face]:能力をどう証明・発揮するのか
「能力」とは何でしょうか。社会ではどのような能力が求められてきたのでしょうか。一方、能力を持っていても開花できる環境とそうではない環境とがあります。授業の前半では能力に考え、後半では個人の持ち味について、自分の持ち味を引き出せる環境をどのようにつくるか、考えます。
#能力 #社会人基礎力 #基礎力 #キャリア教育 #持ち味
第7回[対面/face to face]:チームで働くということ
社会ではチームで働く機会が増加します。部署内に閉じたチームもあれば社外の人と一緒にチームをつくって仕事をすることもあります。どうすればメンバーの持ち味を引き出すチームを作ることができるのか、理論を解説した上で、リーダー像について考えます。事前に動画視聴の課題があります。
#チームで働く #リーダー #エベレスト #指揮者 #アダプティブリーダー
第8回[対面/face to face]:仕事にかける思いについて考える
ここまでの学習内容を振り返り、あらためて自分の仕事は「誰に対するどのような仕事」でありたいのかを考えます。前半に多様な「仕事にかける思い」を解説し、後半では自分の仕事を定義してみます。
#17文字 #仕事の意味 #仕事にかける思い
第9回[対面/face to face]:チームの問題を解決する
働く人のモチベーションがどのように変化してきているのか、チームにおいて「指示待ち」と「抱え込み」はどうすれば解決できるのか、前半ではモチベーション理論やフィードバック理論を解説し、後半では実際のケースからチームで働く際の問題解決の方法を考えます。
#チームで働く #ワークモチベーション #フィードバック
第10回[対面/face to face]:やわらかく生きる
一部の企業文化は上意下達から個人の手上げ制へと変化してきています。上から下へ命令するやり方ではうまくいかなくなり、いわゆる「べき論」が通用しづらい世の中に変化しています。正解が見えづらく、またすぐに変化してしまう環境の中、私たちはどう生きていけばよいのでしょうか。前半で理論解説をし、後半では具体策について考えます。
#玉ねぎモデル #リフレクション #ウェルビーイング #生き生き働く #abc理論
第11回[対面/face to face]:キャリアにおけるサスティナビリティ
キャリア形成は一時的なものではなく、一生継続します。企業の寿命が短くなり、個人の寿命が延びる中、既に2つ以上のキャリアステージを迎えている人も少なくありません。持続可能なキャリアを目指すとはどういうことか。企業と個人の関係について考えます。
#持続可能 #持続可能なキャリア #企業と個人
第12回[対面/face to face]:自分で選ぶ、自ら決める
キャリアにおいて自分で選択すること、決めることとはどういう意味を持つのでしょうか。自己決定や意思決定についての理論を紹介した上で、これまでの意思決定を振り返り、個人の選択軸を考えます。
#デシ #意思決定 #自己決定理論 #外発的動機付け #内発的動機付け #自律性
第13回[対面/face to face]:マルチロール(多重役割)の時代を生きる
働きながら学ぶ、子育てする、副業する、ボランティア活動をする、介護する・・私たちの多くはマルチロール(多重役割)の時代を生きています。どのようにして生活全体の満足度を上げていけばよいのでしょうか。授業の前半ではマルチロール社会の現状を解説し、後半では、各自の今後のありたいロールの姿について考えます。
第14回[対面/face to face]:レポートテーマを発表し、キャリア観を交換する
第2回から第13回までのテーマのうち、自分のレポートで取り扱いたいテーマについてグループの中で発表する。自身のレポートテーマは授業の前までに決定しておくこと。フィードバックの理論について解説する。第3回授業で学んだ「他者からの学び方」を活用する。
#フィードバック #対人型の学び #最終レポート#自律性 #主観の交換
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
準備学習・復習時間は、各1時間を標準とします。授業において事前課題を実施する回があります。事前課題は、授業内および学習支援システムにて伝えます。
テキスト(教科書)Textbooks
特に定めません。学習支援システムにて資料を共有します。必要に応じてダウンロードやプリントアウトをしてください。授業履修者以外への配布や共有は原則禁止とします。
参考書References
授業の中で適宜示します。
講師が執筆した記事についてはオンラインで随時示します(例えば以下)
https://reskill.nikkei.com/article/DGXMZO34917280T00C18A9000000/
https://www.businessinsider.jp/post-213864
成績評価の方法と基準Grading criteria
毎回授業終了後に提出のリアクションペーパーが 35%。授業への貢献(発言・発表・質問・課題レポートへの取り組みが25%、期末レポートが 40%の割合で評価します。また、平常点も加味します。本授業は、授業の内容を通して「自らのキャリアと向き合う」ことを求めます。単に授業を聞くだけでなく、自分自身で考えることを常に求めます。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
今年度から開講のため、特になし
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
授業内では、学習支援システムや相互チャットツールも活用します。パソコンを持参してください。また、第1回目の講義のほか、数回オンラインを活用した講義を行います。また、毎回の講義の情報や課題提出、コミュニケーションのために学習支援システムやメール等を積極的に活用します。そのため、パソコンおよびインターネット接続が必須になります。受講者の皆さんは準備し、随時チェックを行ってください。
その他の重要事項Others
■講師プロフィール
株式会社リクルート入社、営業、営業企画、商品企画、組織人事コンサルティング(企業の人材育成計画の作成や人事制度の設計、理念浸透)、キャリアカウンセラーの養成、リクルートワークス研究所にて大人の学び、キャリア教育に関する調査研究をおこなっています。
専門分野は、教育社会学。授業では心理学や経営学の知識や理論も扱います。
企業の人事との共同研究も多いため、授業の中で紹介する内容が実際にどういった場で活用されるのかを伝えます。
https://www.works-i.com/outline/profile/Satoko_Tatsumi.html
【受講制限】本授業の第1回目授業開始前日時点において仮登録者が教室定員を上回った場合はハイフレックス授業になります(クラスを2つに分けて、1回おきに教室授業とオンライン授業を交互に受講)。なお、仮登録者が教室定員の2倍を超えた場合は抽選によって受講者を決定します。この場合、第1回目授業の前日までに履修の仮登録をしていなかった学生は抽選の対象とならないため、受講できません。