SSISSI (Sports Science Institute)
HSS200LB(健康・スポーツ科学 / Health/Sports science 200)スポーツ医学Sports Medicine
伊藤 マモルMamoru ITO
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | SSISSI (Sports Science Institute) |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2024 |
授業コードClass code | A9057 |
旧授業コードPrevious Class code | A9002 |
旧科目名Previous Class title | スポーツ医学Ⅰ |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 集中・その他/intensive・other courses |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | オンライン(市ヶ谷) |
配当年次Grade | 2~4年(2023年度以前入学生:1~4年) |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | 2023年度以前入学生は必修科目として「スポーツ医学Ⅰ」を履修 |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium |
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Outline (in English)
This class is to learn basic knowledge effective for both medicine and kinematics. The purpose of this subject is to cultivate the knowledge and attitude necessary for intellectual athletes.
Viewpoints are as follows.
1. Learn medical knowledge to improve competitiveness of athletes
2. Learn medical knowledge to improve health care of athletes
3. Learn basic emergency measures in the sports scene
4. Learn prevention and treatment against exercise deficit diseases and infectious diseases
5. Learn exercise therapy and rehabilitation
The first and fourteenth classes will be conducted as online real-time interactive classes on designated days and times.
The second through thirteenth classes will be delivered through on-demand content and will be conducted.
The standard preparation and review time for this class is 2 hours each.
The overall evaluation for class credit is based on the following two items.
1) Test to check the level of proficiency in each class (about 7 questions): 60%
2) Reports on condition records: 40%
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
スポーツ医学は、トレーニングやスポーツが身体に与える影響を踏まえて、医学的知識を競技力向上や健康の保持増進に役立てることと、運動学的知識を運動不足や疾病の予防、治療、リハビリテーションなどに役立てるために、医学と運動学を融合させた学問といえます。
運動やスポーツは多くの人たちの人生を豊かにするための重要なツールです。ただし、運動やスポーツは至適レベルであれば身体にプラス効果となるが、過度な運動や運動不足は害をもたらします。
本科目では、トレーニングの基礎となる運動器の仕組みと働きをはじめ、痛みや病気を予防し、健康を保持増進するためのコンディション管理の重要性を学びます。そして、万が一の怪我や身体の不調に対応するための救急処置の手順などを確認するとともに、医学と運動学の双方向の視点から知的アスリートを目指すための基礎的な知識と態度を養うことを目指します。
到達目標Goal
1.コンディショニングの意義を述べることができる
2.スポーツ外傷と障害を分類できる
3.食材を五色に分類する考え方でバランスのとれた食事を説明できる
4.スポーツ障害を予防する方法を説明できる
5.ドーピングの問題点を説明できる
6.心理的ストレスの対処法を列挙できる
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
各学部のディプロマ・ポリシーのうち、以下に関連している。法学部法律学科:DP3、法学部政治学科:DP1、法学部国際政治学科:DP1、文学部:DP1、経営学部:DP3、国際文化学部:DP4、人間環境学部:DP2、キャリアデザイン学部:DP1、経済学部経済学科・現代ビジネス学科:DP4、社会学部:DP2、現代福祉学部福祉コミュニティ学科:DP1、現代福祉学部臨床心理学科:DP1、デザイン工学部システムデザイン学科:DP4
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
授業の1回目と14回目は、Hoppiiから通知した日時にオンライン授業を実施します。2~13回目までの授業では、オンデマンドによるコンテンツを配信し、曜日・時限を設定せずに実施します。これらの、オンラインならびにオンデマンドの視聴スケジュールと方法は、授業支援システムの「教材」に資料を格納します。各自の責任で必ず事前に確認してください。
授業各々のコンテンツの視聴後は必ず授業習熟度確認テストを行います。授業習熟度確認テストにはリアクションペーパーが含まれています。学生からの質疑、フィードバックに関しては学習支援システムを通じて行う予定です。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:オンライン/online
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1[オンライン/online]:1)ガイダンス
<Zoomオンライン形式>
2)アスリートと薬物
1)①シラバスの確認
※授業の進め方とルールおよび評価方法
➁アンケート
2)①スポーツファーマシスト
②ドーピング防止
③市販薬
④サプリメント
⑤授業習熟度確認テスト
2[オンライン/online]:コンディショニング
(コンディションの手法)
①コンディショニングの意義と手法
➁運動器の仕組みと働き
③コンディションを把握するための各種測定
④授業習熟度確認テスト
3[オンライン/online]:スポーツによる精神障害と対策
①ストレス状況下におけるアスリートが直面する心理身体的問題とその対処
➁スポーツによる精神障害と対策
③マインドフルネス
④授業習熟度確認テスト
4[オンライン/online]:止血法・CPR
(救急処置)
①出血時の処置
②閉鎖湿潤療法
③スポーツ心臓
④突然死
⑤心肺蘇生法(=CPR)
⑥AED操作の確認
⑦授業習熟度確認テスト
5[オンライン/online]:アスリートの栄養摂取と食生活
①アスリートの栄養摂取
➁アスリートの食生活
③競技に役立つ食材選択
④授業習熟度確認テスト
6[オンライン/online]:1)スポーツ傷害総論
(スポーツ活動中に多いケガや病気Ⅰ)
①スポーツ競技と怪我
➁スポーツ外傷(怪我)
③スポーツ障害(痛み)
④アスリートの健康管理
⑤授業習熟度確認テスト
7[オンライン/online]:スポーツ障害のメカニズム
①スポーツ障害とは
②スポーツ障害のメカニズム
③授業習熟度確認テスト
8[オンライン/online]:筋肉痛
(スポーツ活動中に多いケガや病気Ⅱ)
①筋肉痛のメカニズム
②筋肉痛の原因
③筋肉痛を起こす運動(筋収縮様式)
④習熟度確認試験
9[オンライン/online]:熱中症(アスリートの内科的障害と対策Ⅰ)
①熱中症とは
➁発汗と体温調整(体温上昇のリスク)
③熱中症の予防
④熱中症の救急処置
⑤授業習熟度確認テスト
10[オンライン/online]:血液と貧血(アスリートの内科的障害と対策Ⅰ)
①スポーツと健康
➁スポーツと血液(ホルモン)
③スポーツの影響を受ける血液成分
④スポーツ選手の貧血傾向
⑤授業習熟度確認テスト
11[オンライン/online]:インフルエンザとCovid-19(アスリートの内科的障害と対策Ⅱ)
①風邪とは
➁感染経路と感染予防行動
③Covid-19とインフルエンザ対策
④処方薬とドーピング
⑤ウイルス
⑥細菌
⑦授業習熟度確認テスト
12[オンライン/online]:細菌とウイルス(アスリートの内科的障害と対策Ⅲ)
①皮膚感染症
➁アスリートに多い皮膚感染症とスポーツ用具・器材
③授業習熟度確認テスト
13[オンライン/online]:デトレーニング、運動不足の害(運動の必要性Ⅱ)
①運動不足の害
➁運動の必要性
③デトレーニングの影響
④競技を引退したアスリートの運動量低下と栄養管理
⑤授業習熟度確認テスト
14[オンライン/online]:肥満度よりも体脂肪率(運動の必要性Ⅱ)
①肥満度(BMI)と隠れ肥満
➁身体組成と生活習慣病と栄養管理
③基礎代謝とエネルギー供給
④脂肪を減らす有酸素運動
⑤授業習熟度確認テスト
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とします。
毎回のオンデマンドコンテンツの他、PDF版の配布資料を授業支援システムに掲載します。履修者は必要に応じてダウンロードし、自己学習に役立てて下さい。
また、日常のコンディション意識を深めるための心拍数や睡眠時間などの記録を各自で計測し、レポートの作成に役立ててください。記録方法等は、ガイダンスで説明します。
テキスト(教科書)Textbooks
伊藤マモル(監修)『基礎から学ぶスポーツトレーニング理論』最新版,日本文芸社(電子書籍もあるので活用してください)
参考書References
1.伊藤マモル(監修)『痛めない! ゆるまない! ひとりで巻くテーピング』日本文芸社
2.武藤芳照(著)『スポーツ医学実践ナビースポーツ外傷・障害の予防とその対応』日本医事新報社
3.伊藤マモル『若さを伸ばすストレッチ』平凡社新書
4.清水昭他「体温を上げて健康な体を手に入れる」ブティック・ムック通巻 878 号
5.出村愼一『健康・スポーツ科学のための動作と体力の測定法』杏林書院
6.星野公夫(編)『スポーツ選手のための動作法』高文堂出版
7.ポール・ウェイド著・山田雅久訳『プリズナートレーニング 圧倒的な強さを手に入れる究極の自重筋トレ』CCCメディアハウス
8.ブレット・コントレラス著・東出顕子訳『自重筋力トレーニングアナトミィ』ガイアブックス
9.エディー・ジョーンズ・持田昌典著『勝つための準備』講談社
10.吉江一彦『エグゼクティブが身体を鍛える本当のワケ』グラフ社
11.山本利春著『疲れたときは、からだを動かす』岩波書店
12.清水昭ほか『体温を上げて健康な体を手に入れる』ブティック・ムック通巻878号
成績評価の方法と基準Grading criteria
1.最終評価および単位認定は、授業習熟度確認テスト、コンディション記録のリポートを総合して行います。
2.その評価の割合は、授業習熟度確認テストが60%、リポート評価が40%です。
3.成績評価は100点満点とし、60点以上が合格(単位認定)となります。
4.成績評価の対象者は、本授業のオンラインコンテンツの視聴が14回の者を対象とします。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
本科目の履修者全てが体育会に所属し、海外遠征や不定期な公式試合、そして強化合宿や朝練などの影響によって、通常の対面授業への参加が難しい学生が少なくないことに配慮し、2021年度から授業形態をオンデマンド方式に切り替えました。
2020年度から拡大したCovid-19の感染予防対策にも対応できる授業形態であり、授業を履修した学生からの授業終了後のアンケートから、本授業に対する評価や感想が好評だったことを確認しました。主な意見としては、通学負担の軽減、学習効率が高まった、集中できたなどがあげられており、本科目のオンライン授業を高く評価する意見が多く寄せられました。
これらの回答は、履修者が所属する体育会活動における激しい練習、日常的な疲労蓄積などから、平時の授業に必ずしも集中できない学生が多いという背景があったと拝察されます。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
1.オンライン授業を円滑に受講するためのインターネットの通信環境およびパソコンやタブレットなどの通信用デバイス
2.以下の項目を継続的に記録可能なスマートフォン・アプリなど
①睡眠時間(睡眠状態)
②脈拍数(心拍数)
③歩数・歩行距離
④ストレスなど
※詳細はガイダンスで説明します。
その他の重要事項Others
※本科目の特色から、履修前に解剖生理学ならびに機能解剖とリハビリテーションを修得しておくことがのぞましい。
オンライン授業の視聴スケジュールと方法は、授業支援システムの「教材」に資料を格納してあるので、各自で確認してください。詳細はガイダンスで説明します。
学習支援システムからの「お知らせ」を着実に受け取るためには、@stu.hosei.ac.jpのアカウントメールを日頃より利用し、日常的に着信内容を確認することが重要です。