政策創造研究科Graduate School of Regional Policy Design
MAN520R1(経営学 / Management 500)イノベーション・マネジメント論Innovation Management
田中 克昌Katsumasa TANAKA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 政策創造研究科Graduate School of Regional Policy Design |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2024 |
授業コードClass code | XW130 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期後半/Spring(2nd half) |
曜日・時限Day/Period | 月6/Mon.6,月7/Mon.7 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | ○ |
選択・必修Optional/Compulsory | 選択 |
カテゴリーCategory |
(修士課程)プログラム科目 地域産業・企業創造群 |
所属群1Affiliation group 1 | |
経済・社会・雇用創造群Economic/Social/Employment/ Creation Group | |
所属群2Affiliation group 2 | |
文化・都市・観光創造群Culture/City/Tourism/ Creation Group | |
所属群3Affiliation group 3 | 地域産業・企業 |
地域産業・企業創造群Regional Industry and Business Creation Group |
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Outline (in English)
Innovation is required not only in corporate management but also in a wide range of government policies. However, there is a never-ending quest to understand what innovation is and what kind of management is required to realize it. The purpose of this course is to learn and reflect on the important and inherently challenging subject of "managing" innovation.
Before/after each class meeting, students will be expected to spend four hours to understand the course content.
Your overall grade in the class will be decided based on the following
Term-end reports: 40%、Short reports : 30%、in class contribution: 30%
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
イノベーションは、企業経営にとどまらず、行政等の政策にも幅広く求められています。ただし、イノベーションが何であるか、さらに、それを実現するため、どのようなマネジメントが求められるのか、についての探求は尽きることがありません。本授業の目的は、イノベーションを「マネジメント」するという重要かつ、本来的に実現の困難なテーマについて学修し、考察することにあります。
到達目標Goal
・イノベーションに関する多様な理論について習得し、活用できるようになる。
・大企業や中小企業等、イノベーション・マネジメントに関する幅広い事例を通じた学修により、自らの研究及び実務に応用し活用できるようになる。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
政策創造研究科修士課程のディプロマポリシーのうち、「DP1」「DP2」「DP4」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
授業はテキストと講師が提供する資料をもとに行います。授業で学修した内容の定着と実践的な活用を図るため、グループディスカッション等により実践的に考察を深めます。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1回(1・2)[対面/face to face]:イノベーション・マネジメントとは
イノベーションに関する多様な研究者の理論について学修し、イノベーションとは何か、そのマネジメントとはどういうことなのか、について考察します。
2回(3・4)[対面/face to face]:DXとイノベーション
産業界ではDX(デジタルトランスフォーメーション)への取り組みが活発になっています。製造業での取り組み等を中心に、イノベーションの視点から考察します。
3回(5・6)[対面/face to face]:オープン・イノベーションの進展とマネジメント
多様な企業が事業成長を目指し、オープン・イノベーションに取り組んでいます。授業では、その前提となるネットワーク効果やプラットフォームについて学修した上で、成長市場における企業の事例から、オープン・イノベーションの進展と、企業に求められるマネジメントについて考察します。
4回(7・8)[対面/face to face]:中小企業のイノベーション・マネジメント
中小企業はどのようにイノベーションに取り組むのでしょうか。中小製造業での取り組みを中心に、自社製品の創出により、下請体質からの脱却を図るイノベーションへの取り組みについて考察します。
5回(9・10)[対面/face to face]:イノベーション・マネジメントの進展
企業は、現業の発展により事業成長を目指します。デジタル化の進展で、ユーザーが自らイノベーションを起こすようになり、多様な視点から競争優位性を確保する必要が生じています。この授業では、既存企業が競争優位を確保し、生存し続けるためのイノベーション・マネジメントについて考察します。
6回(11・12)[対面/face to face]:SDGsとイノベーション
SDGsの実現には、企業や行政を含むマルチセクターで取り組む必要があります。この授業では、セクターの境界を越え、相互に強みを持ち寄り、複雑かつ混沌とする社会課題の解決を目指すアプローチをもとに、イノベーションについて考察します。
7回(13・14)[対面/face to face]:ダイバーシティとイノベーション
ネクストノーマルの到来や、デジタル化の進展は、今後、どのようなイノベーションをもたらすでしょうか。この授業では、「今後」求められるイノベーション・マネジメントについて考察します。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
毎回の授業の前後に、4時間ほどかけて授業内容を理解することを目安とします。
テキスト(教科書)Textbooks
授業内容によって、講師が資料を用意します。
受講者数に応じて、ビジネスシミュレーションを活用したワークショップも実施する予定です。
参考書References
田中克昌『戦略的イノベーション・マネジメント』中央経済社(2700円+税)。
適宜、授業の中で提示します。
成績評価の方法と基準Grading criteria
本授業の総合的な成績は、以下の項目に基づいて決定します。期末レポート 40%、ショートレポート:30%、平常点 30%。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
本科目は前年度にアンケートを実施していません。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
本授業は対面形式で行います。ただし、授業形式が変更(オンライン等)になる場合には、事前に連絡しますので、各自PCを用意ください。
その他の重要事項Others
実務経験のある教員による授業:担当教員は約20年にわたる大手電機メーカー勤務経験を有し、経営戦略の策定と実行にも携わった経験がある。また、博士学位(経営学)とともに、経営コンサルティングの国家資格である中小企業診断士としても活動している。これらの経験を活かし、理論と実践を融合した観点からイノベーション・マネジメントについて学修機会を提供できる。