政策創造研究科Graduate School of Regional Policy Design
ARSl520R1(地域研究(援助・地域協力) / Area studies(Regional cooperation ) 500)男女共同参画政策論Policy Studies of Gender Equality
池永 肇恵Toshie IKENAGA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 政策創造研究科Graduate School of Regional Policy Design |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2024 |
授業コードClass code | XW112 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期後半/Spring(2nd half) |
曜日・時限Day/Period | 水6/Wed6,水7/Wed7 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | ○ |
選択・必修Optional/Compulsory | 選択 |
カテゴリーCategory |
(修士課程)プログラム科目 経済・社会・雇用創造群 |
所属群1Affiliation group 1 | 経済・社会・雇用 |
経済・社会・雇用創造群Economic/Social/Employment/ Creation Group | |
所属群2Affiliation group 2 | |
文化・都市・観光創造群Culture/City/Tourism/ Creation Group | |
所属群3Affiliation group 3 | |
地域産業・企業創造群Regional Industry and Business Creation Group |
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すべて閉じるHide All
Outline (in English)
The aim of this course is to help students acquire the necessary perspectives and knowledge needed for policy making through learning the current situation, challenges and related policy measures with respect to gender equality.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
性別に関わりなく能力が発揮できる男女共同参画社会は、誰にとっても暮らしやすい社会である。海外に比べて日本は男女共同参画で大きく後れをとっている。当授業では、様々な分野における男女共同参画の現状と課題、関連施策について学び、政策提言に必要な視点や知識を得ることを目的とする。
到達目標Goal
男女共同参画に関するデータから日本の経済社会に潜むジェンダー(社会的・文化的な性別)のバイアスに気付き、ジェンダーへの感度を高める。家庭・職場・地域などで、多様な個人を尊重し性別にかかわりなく能力が発揮できる、いわゆるダイバーシティ,エクィティ&インクルージョンに向けた環境づくりに資する知識や視点を習得する。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
政策創造研究科修士課程のディプロマポリシーのうち、「DP1」「DP4」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
男女共同参画に関するテーマごとに、現状、背景、関連施策などを出来る限りデータを示して講義する。講義に加えて、受講生によるディスカッションにより、多様な視点の交換や課題解決の方策を検討する。
各回の講義については、疑問点、意見等をリアクションペーパーに記載し提出してもらう。提出されたリアクションぺーパーは次回の授業で適宜取り上げ、全体にフィードバックする。
最終授業では、まとめとともに、受講生によるレポートの発表とディスカッションを実施する。
受講生の参加のしやすさを考慮し、オンライン(Zoom)講義を原則とするが、初回ガイダンスと最終日のレポート発表は対面とする予定。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:オンライン/online
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1回(1・2)[対面/face to face]:導入/経済分野
ジェンダーの概念、ジェンダーギャップ指数、男女の就業状況、女性活躍の経済への影響、関連法制度などを学ぶ。
2回(3・4)[オンライン/online]:政治分野/ハラスメント
女性議員の状況、政治分野に関する国内外の関連法制度、セクハラ、マタハラ・パタハラ、DVや性暴力など男女間の暴力の実態と対応策を学ぶ。
3回(5・6)[オンライン/online]:ワークライフバランス/法制度の中立性
家事・子育て・介護等と仕事のバランス、社会保障・税制・家族法制等が男女の行動に及ぼす影響を学ぶ。
4回(7・8)[オンライン/online]:健康・スポーツ/教育・科学技術
男女の健康・疾病状況、医療分野、教育・科学技術における女性の参画状況、多様性とイノベーションなどを学ぶ。
5回(9・10)[オンライン/online]:地域社会/防災
地域社会の様々な分野での担い手、意思決定過程、防災・被災現場・復興など各過程における女性参画の状況と意義を学ぶ。
6回(11・12)[オンライン/online]:国際動向と残された課題/最近のトピック
SDGsを含む国際的な関心の高まり、「意識」の問題、AIやコロナ禍の影響など新たな課題を学ぶ。
7回(13・14)[対面/face to face]:まとめ、レポート発表・ディスカッション
これまでの講義を振り返る。受講生が関心を持ったジェンダー課題とその対応策についてレポートを発表し議論する。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
日頃から経済、社会に関する新聞、雑誌記事、ニュースなどに接し、どのようなジェンダー課題があるか、必要な対応はどのようなものかに関して、自分なりの見解を持つ習慣を身につけること。
本授業の準備学習・復習時間は各 2 時間を標準とする。
テキスト(教科書)Textbooks
毎回、レジュメを学習支援システムに事前にアップロードするので、受講生は事前にダウンロードし一読しておくこと。
参考書References
内閣府「男女共同参画白書」
内閣府男女共同参画局HP https://www.gender.go.jp/
イリス・ボネット『ワークデザイン』NTT出版 2018年
キャロライン・クリアド=ぺレス『存在しない女たち』河出書房新社 2020年
マシュ―・サイド『多様性の科学』ディスカバー・トゥエンティワン 2021年
前田健太郎『女性のいない民主主義』岩波新書 2019年
山口慎太郎『「家族の幸せ」の経済学』光文社新書 2019年
成績評価の方法と基準Grading criteria
レポート(70%)、平常点(30%)
毎回の授業におけるディスカッションへの参加やリアクションペーパーへの記載等を授業での学習や参加度(平常点)として評価する。
受講生自身が関心を持ったジェンダー課題とその解決のための処方箋についてレポートを作成し最終日に発表する。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
ディスカッションを通じて多様な背景からなる受講生の意見交換や情報共有を促したい。リアクションペーパーの提出期限は、受講生の受講スケジュールを考慮する。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
オンライン(Zoom)講義が受講できるように、Zoomが利用できる環境を整えること。
その他の重要事項Others