政策創造研究科Graduate School of Regional Policy Design
TRS510R1(観光学 / Tourism Studies 500)観光社会学Sociology of Tourism
北郷 裕美Hiromi KITAGO
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 政策創造研究科Graduate School of Regional Policy Design |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2024 |
授業コードClass code | XW012 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期前半/Fall(1st half) |
曜日・時限Day/Period | 木6/Thu.6,木7/Thu.7 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | ○ |
選択・必修Optional/Compulsory | 選択必修 |
カテゴリーCategory |
(修士課程)基本科目 選択必修 |
所属群1Affiliation group 1 | |
経済・社会・雇用創造群Economic/Social/Employment/ Creation Group | |
所属群2Affiliation group 2 | |
文化・都市・観光創造群Culture/City/Tourism/ Creation Group | |
所属群3Affiliation group 3 | |
地域産業・企業創造群Regional Industry and Business Creation Group |
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Outline (in English)
What is tourism sociology? The purpose of this lecture is to continue to think about what tourism sociology means from the perspective of sociology. Tourism sociology considers the origins of modern society by investigating the nature of tourism in modern society. Therefore, this lecture deals with the "modern tourism" by grasping the cultural elements included in tourism.
Your overall grade in the class will be decided
based on the following:
- Class attendance and attitude in class: 30%
- Term-end examination reports: 70%
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
観光社会学とは何か 社会学という視点でその意味するところを考え続けることが本講義の目的である。現代社会における観光のあり方を探究することによって、現代社会の成り立ちを考えるのが観光社会学である。したがって、本講義では、観光に含まれる文化的要素も併せて把握することで、「現代観光」についてより理解を深める。
到達目標Goal
現代社会における観光のあり方を、現代社会の特徴との関係において、学生の分析力を養う。現代社会において観光はサービス商品であるとともに政策面での重要な手段である。単なる観光事例研究やツーリズム研究に留まるものではなく、社会学的な手法や知見を基に、観光という広い領域をどう捉え直すか、言い換えれば、観光現象を一定の社会を背景に構築され制度化されたもの(中略)として理論化するもの(須藤・遠藤 2018)である。そういう意味において、「観光」は両義的なものである。この両義性のなかで観光現象を的確に分析できる研究者及び実践者を養うことがこの授業の到達目標である。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
政策創造研究科修士課程のディプロマポリシーのうち、「DP1」「DP3」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
各自の論文執筆にどう活かせるかを学ぶ。教員のこれまでの具体的な調査活動や研究実績を基にして、基本的に座学で行うが、各自の研究テーマに沿った形でディスカッションやワークショップを試みたい。具体的な講義形式は、毎回スクリーンにパワーポイント及びウェブサイト・リンクを使った形式で投影しておこなう。必要に応じてレジュメの配布(学習支援システムに事前アップ)、板書、音声や画像、DVD動画の視聴等も取り入れる。また課題提出を毎回課す。詳細はガイダンス時に行う。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1回(1・2)[対面/face to face]:ガイダンス 観光社会学が目指すもの
講義全体を俯瞰するとともに、観光のまなざしと映画に見る社会学という立ち位置で映画視聴による具体例の検証を行う
2回(3・4)[対面/face to face]:観光社会学とは何か
観光社会学とは何かという問いに対して社会学としての観光を考える
近代化と観光社会学
および社会現象としての観光の構造に関して考察する
3回(5・6)[対面/face to face]:現代観光の特徴
マス・ツーリズムの出現と弊害~現代観光の特徴~新たな観光形態 観光の多様化へ
4回(7・8)[対面/face to face]:現代観光の特徴:新たな観光形態 観光の多様性
多様な観光形態を事例に観光について社会学的な視点を持つ
5回(9・10)[対面/face to face]:現代観光の特徴:新たな観光形態 観光の多様性
文化、産業、家族、宗教等 多くの社会学領域が観光といかなる結びつきがあるかを検証する
6回(11・12)[対面/face to face]:現代観光の特徴:新たな観光形態 観光の多様性
観光に欠かせない多くの施設や文化装置について広く概観し各々が観光に果たす役割や課題を検証する
7回(13・14)[対面/face to face]:観光施設の社会性(観光の文化装置としての事例研究)
観光社会学総括 これからの観光を考える(湯布院を事例として)
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
準備学習のために、毎回事前に講義用のレジュメを学習支援システムにアップする。講義後はコメントシート作成も兼ねて授業の復習は十分お願いしたい。また参考になる書籍やウェブサイト等を講義内で紹介するので適宜閲覧し、授業時間以外に学修してもらうことを望む。本授業の準備学習・復習時間は各 2 時間を標準とする。ただし普段から社会全体で議論されている内容(報道等)には注意深くあって欲しい。
テキスト(教科書)Textbooks
特には設けないが毎回作成配布するPPTを通して独自のノートを作成してほしい 文献等はその都度紹介していく
参考書References
須藤廣・遠藤英樹『観光社会学 2.0』福村出版、2018年
遠藤 英樹、 堀野 正人、 寺岡 伸悟『観光メディア論 』ナカニシヤ出版、2014年
ジョン アーリ (著)、 ヨーナス ラースン (著)、加太 宏邦 (翻訳)『観光のまなざし』法政大学出版局、2014年
その他 講義内で適宜紹介する
成績評価の方法と基準Grading criteria
平常点30点、レポート70点。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
コメントシート又は対面による学生の感想・意見を聞きながら授業を行う