社会学研究科Graduate School of Sociology
SOC500E1-0302(社会学 / Sociology 500)学際研究3(未定)Interdisciplinary Studies 3
李 舜志Sunji LEE
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 社会学研究科Graduate School of Sociology |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2024 |
授業コードClass code | X6033 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 水3/Wed.3 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 多摩 |
教室名称Classroom name | 多社会‐517 |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience |
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Outline (in English)
This class will examine how "we" are being formed and dismantled, focusing primarily on technology.
Examples of themes include the alphabet, the printing revolution, cinema, the Internet, and the blockchain in relation to publics, nationalism, populism, and decentralized autonomous organizations.
In researching "society" broadly, we will understand the impact of technology. The goal is to assess the impact of trendy phenomena such as generative AI, Web 3.0, and the metaverse, without overestimating or underestimating their impact.
The standard preparation and review time for this class is 2 hours each.
Grading criteria are as follows:
Ordinary marks: 40 percent
Presentations: 60 percent
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
この授業では、「私たち」がどのように形成・解体されていくか、主に技術に焦点を当てて考察する。
テーマの具体例を挙げると、アルファベット、印刷革命、映画、インターネット、ブロックチェーンなどと、公共性、ナショナリズム、ポピュリズム、分散自律型組織などとの関連である。
到達目標Goal
ひろく「社会」について研究するにあたって、技術がもたらす影響について理解する。また、生成AIやWeb3.0、メタバースといった流行の現象に対して、過大/過少評価することなく、そのインパクトを見定めることを目標とする。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP4」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
事前に提供された資料を購読し、意見を交換する。また、講義のテーマに合わせて自身の研究について発表する機会も設ける。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:オンライン/online
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[オンライン/online]:イントロダクション
本授業の導入を行う。
第2回[オンライン/online]:技術は「私たち」にどのような影響を与えるか
メディア論をベースに、技術が「私たち」にもたらす影響について分析する。
第3回[オンライン/online]:アルファベットと「私たち」
アルファベットの発明が「私たち」にもたらした影響について、公共性に焦点を当てて分析する。
第4回[オンライン/online]:印刷革命と「私たち」
印刷革命が「私たち」にもたらした影響について、ナショナリズムに焦点を当てて分析する。
第5回[オンライン/online]:学生による発表①
学生の研究発表を行う。
第6回[オンライン/online]:ラジオと「私たち」
ラジオが「私たち」にもたらした影響について、ファシズムに焦点を当てて分析する。
第7回[オンライン/online]:テレビと「私たち」
テレビが「私たち」にもたらした影響について、マスメディア・パラダイムの文脈に沿って分析する。
第8回[オンライン/online]:SNSと「私たち」
SNS、ひいてはWeb2.0が「私たち」にもたらした影響について、ポスト・トゥルースに焦点を当てて分析する。
第9回[オンライン/online]:学生による発表②
学生の研究発表を行う。
第10回[オンライン/online]:多元性の社会学①
オードリー・タンらが構想する多元性(Plurality)の社会学について分析する。
第11回[オンライン/online]:多元性の社会学②
オードリー・タンらが構想する多元性(Plurality)の社会学について分析する。
第12回[オンライン/online]:多元性の社会学③
オードリー・タンらが構想する多元性(Plurality)の社会学について分析する。
第13回[オンライン/online]:学生による発表③
学生の研究発表を行う。
第14回[オンライン/online]:まとめ
本授業のまとめを行う。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
特になし。
参考書References
授業中に適宜指示する。
成績評価の方法と基準Grading criteria
平常点:40パーセント
発表:60パーセント
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
特になし。
担当教員の専門分野等
<専門領域>技術哲学、教育哲学
<研究テーマ>技術による人間形成
<主要研究業績>『ベルナール・スティグレールの哲学 人新世の技術論』、法政大学出版局、2024年。