社会学研究科Graduate School of Sociology
SOC500E1-1210(社会学 / Sociology 500)社会学特殊研究6Special Issues in Sociology 6
三輪 誠司
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 社会学研究科Graduate School of Sociology |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2024 |
授業コードClass code | X6015 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期集中/Intensive(Spring) |
曜日・時限Day/Period | 集中・その他/intensive・other courses |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | 未定 |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | 博士後期課程「社会学研究3」と合同 |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience |
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Outline (in English)
In this lecture, we will learn specific methods of information dissemination through the Internet by utilizing programming.
Countries and local governments are increasingly using websites to disseminate various information, and there is a growing trend to publish information in reusable formats (such as CSV or Excel) as "open data." Journalists are required to efficiently collect and analyze this information.
In the lecture, we will actively learn the methods of collecting open data through hands-on activities. Additionally, we will study web applications, which are currently the most representative means of information dissemination on the Internet. Through programming, participants will develop their own web applications and gain experience in deploying data. Simultaneously, we will explore the basics of information security by experiencing aspects such as how data, including personal information, might unintentionally leak through one's own web application.
In an era where disseminating information through the Internet has become commonplace, it is essential for modern professionals, including journalists, to understand the basics of internet communication, programming necessary for automation, and information security. In the age where administrations, businesses, and individuals communicate information through the internet, the goal of this course is to enable individuals to collect information in accordance with these developments.
Before/after each class meeting, students will be expected to spend four hours to understand the course content.
Final grade will be calculated according to the following process understanding of the application development(100%).
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
この講義では、インターネットを通じた情報発信の具体的な手法について、プログラミングを通じて学んでいきます。
国や自治体は、さまざまな情報をWEBサイトを通じて発信しているほか、再利用が可能な形式(CSVやエクセルなど)で「オープンデータ」として公開する動きが進んでいます。ジャーナリストは、それらの情報を効率的に収集し、分析することが求められます。
講義では,オープンデータの収集方法を手を動かして学ぶほか,現在のインターネットにおける最も代表的な情報発信方法であるWEBアプリケーションについて学びます。プログラミングによって自分でWEBアプリケーションを開発し、データの配備方法について体験します。同時に,個人情報など,外部に公開したくないデータがどうして流出してしまうのかなど,情報セキュリティーの基本についても,自前のWEBアプリケーションを通じて体験していきます。
到達目標Goal
インターネットを通じた情報の発信が当たり前の時代となっている中、インターネット通信の基礎、自動処理に必要なプログラミング、情報セキュリティーの基本を把握し、行政・企業・個人がネットを通じて情報発信する時代に、それに応じた情報収集ができるようになる。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP3」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
あらかじめ配布した資料をもとに講義を進めます。講義では実際に手を動かす実践形式でプログラミングスキルを定着させるよう工夫しています。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]:ネット時代の情報公開
講義を通して、行政や企業がインターネットでどのように情報公開をしているのか、実例を学びます。オープンデータの現状とアクセス手法についても実習を通して学び、実例を探して発表してもらいます。
第2回[対面/face to face]:開発環境構築と簡単なプログラミング
RubyによるWEBアプリ開発のための環境構築(JRubyを使います)を実習を通して学びます。実行環境とエディタのインストール、基本的な使い方を学びます。
第3回[対面/face to face]:Ruby言語の基礎
講義でRubyの基本を学びます。また、インストールしたRuby実行環境を使って簡単なプログラミングを実習で体験します。さらに目的を達成するためのプログラムを考案し発表してもらいます。
第4回[対面/face to face]:Sinatraでアプリの骨格を作る
RubyによるWEBアプリフレームワークのSinatra(https://sinatrarb.com/)を使い、WEBアプリを作る実習を行います。
第5回[対面/face to face]:Sinatraでアプリの拡張をする
画面周りの変更を実習を通して学びます。この際HTMLの記述方法も講義と実習で学びます
第6回[対面/face to face]:ダミーデータの格納とアクセス
オープンデータに似せたダミーデータを、作成したWEBアプリに格納し、データを公開する実習を行います。ブラウザーやコマンドラインツールを使ってアクセスできることを実習によって確認します
第7回[対面/face to face]:画面作成の手法1・CSSとフレームワーク
自作したWEBアプリについて、書式を定義するCSSを使って文字やレイアウトの変更をする実習を行います。また、CSSフレークワークであるBootstrapの使い方を実習を通して学びます。
第8回[対面/face to face]:画面作成の手法2・Javascript
ブラウザーで動作するプログラミング言語Javascriptによって、動的な画面出力が可能になることを講義と実習で学びます。
第9回[対面/face to face]:WEBアプリの強化・WEBフォームでパラメーター送信
WEBフォームによって、インタラクティブなWEBアプリが作れることを講義と実習で学びます
第10回[対面/face to face]:アプリの強化・データベース連携
WEBアプリをデータベースと連携させ、高機能なWEBアプリになるよう拡張する実習を行います。
第11回[対面/face to face]:アプリの強化・データベースセキュリティーの基礎
高機能なWEBアプリに起きがちなセキュリティー対策について講義で学びます。インシデントの具体的なケースを公表データで学びます。
第12回[対面/face to face]:アプリ改造のヒント
独自のWEBアプリを作るため、これまでのアプリをどのように改造できるかというヒントを講義で学びます。それをもとにこれまで作ったアプリを改造する実習を行います。
第13回[対面/face to face]:アプリ改造の実践
これまでのアプリの改造や独自の画面などの開発を実習していきます
第14回[対面/face to face]:独自アプリの披露と検証
独自に開発したWEBアプリを披露してもらいます。また、WEBアプリの最新動向や可能性についても講義で学びます
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
本授業の準備学習・復習時間は各2時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
市販の教科書は使用しません
参考書References
市販の参考書は使用しません
成績評価の方法と基準Grading criteria
最後に独自のWEBアプリを開発してもらいます。その中で理解度についての評価を行います(100%)
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
授業担当者変更により、なし
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
WindowsPCを利用します。必要なソフトウエアは、講義の中で説明し、インストールしていきます。
担当教員の専門分野等
<専門領域>メディアとデジタルテクノロジー
<研究テーマ>報道現場におけるDXと、メディアにおけるデジタル人材育成
<主要研究業績>ロボット記者を目指したITツールの開発。ユーザー企業のAI活用。情報セキュリティー全般