生命科学部Faculty of Bioscience and Applied Chemistry
PPE100YD（生産環境農学 / Plant production and environmental agriculture 100）植物医科学基礎実験 ＩBasic Plant Medical Practice I
津田 新哉、濱本 宏、鍵和田 聡、佐野 俊夫、大島 研郎、大井田 寛、平田 賢司、高橋 勤、池田 健太郎、齋藤 範彦、中山 喜一
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 生命科学部Faculty of Bioscience and Applied Chemistry |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2024 |
| 授業コードClass code | H8007 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 春学期授業/Spring |
| 曜日・時限Day/Period | 火4/Tue.4,火5/Tue.5 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 小金井 |
| 教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
| 配当年次Grade | |
| 単位数Credit(s) | |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 他学部公開科目Open Program | |
| 他学部公開（履修条件等）Open Program (Notes) | |
| グローバル・オープン科目Global Open Program | |
| 成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
| 成績優秀者の他学部科目履修（履修条件等）Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| SDGsCPSDGs CP | |
| アーバンデザインCPUrban Design CP | |
| ダイバーシティCPDiversity CP | |
| 未来教室CPLearning for the Future CP | |
| カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
| 千代田コンソ単位互換提供（他大学向け）Chiyoda Campus Consortium | |
| カテゴリー＜生命科学部＞Category |
応用植物科学科 学科専門科目 |
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Outline (in English)
The goals of this course are to elucidate and treat plant diseases by using basic experimental techniques related to clinical plant science.
Before each class meeting, students will be expected to study the knowledge of clinical plant science. Your required study time is at least one hour for each class meeting.
The assignment will be presented at each session, and students are required to submit a report summarizing the experimental work, observation and experimental results, issues, and discussion. Students will be evaluated based on their understanding of the purpose and content of the experimental work in the submitted reports (100%). In principle, all assignment reports must be submitted in order to receive credit.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
自然界で営まれている、植物と微生物や昆虫などとの相互作用の結果として発生する植物病を、植物医科学に関する実験技術を駆使して原因解明し、治療できる能力を習得する事を目標とする。生命科学の実践応用科学としての植物医科学の基本技術の習得を目指す。
到達目標Goal
植物医科学に関わる基礎的な技術を実際の作業を通じて修得し、レポートを作成する過程により深く作業内容を理解する。また、実験室、実験器具の使用法を学び、精密な分析を行うために必要な作業感覚を涵養するとともに、安全に関する知識を得る。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
DP3
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
植物医科学で取り扱う植物の病原体である菌類、細菌、植物ウイルスや微小昆虫に関する基礎的な実験技術の修得を目指す。微生物実験の基礎技術である培地調製、無菌操作、菌類と細菌の培養、ウイルスの増殖、微生物や微小昆虫を観察するための顕微鏡に関する基礎的な知識と操作法などを学ぶ。さらに、罹病植物からの病原体の分離培養技術の基礎も修得する。また、本実習では初年次教育として実習時間内にレポートの作成方法の指導（作成形式、データのまとめ方、考察のしかた、文献検索のしかた）、および、グループごとの課題発表会を行う。課題等の提出・フィードバックは「学習支援システム」を通じて行う。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
あり / Yes
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]：ガイダンス
実験を行うにあたって注意事項、実験室・設備の説明および使い方
第2回[対面/face to face]：培地の種類と調整方法
微生物の培養に必要な培地の作成
第3回[対面/face to face]：植物病の野外観察
植物、罹病植物観察
第4回[対面/face to face]：植物病の観察と記録
スケッチ、カメラ、光学顕微鏡、さく葉標本
第5回[対面/face to face]：菌類病（１）
菌類病・病原菌類の観察
第6回[対面/face to face]：菌類病（２）
病原菌類の分離・培養
第7回[対面/face to face]：細菌病（１）
細菌病の分離
第8回[対面/face to face]：細菌病（２）
病原細菌の培養
第9回[対面/face to face]：植物病対策の現状
検査研究機関の活動を学習する
第10回[対面/face to face]：ウイルス病（１）
ウイルス病の観察・接種と増殖
第11回[対面/face to face]：ウイルス病（２）
ウイルス接種葉の観察
第12回[対面/face to face]：昆虫（１）
昆虫の外部形態の観察
第13回[対面/face to face]：昆虫（２）
微小昆虫の観察
第14回[対面/face to face]：課題発表会
これまでの実験についてそれぞれの課題ごとに報告・発表する
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
【本授業の準備・復習等の授業時間外学習は、2時間を標準とする】教科書「植物医科学実験マニュアル」の当該部分や事前配布したテキストを学習しておく。実験用植物の育成や管理、器具の洗浄や片付けなどを行う。課題に関して授業時間以外にも観察等を行い、レポートにまとめる。課題についての発表準備を行う。
テキスト（教科書）Textbooks
植物医科学実験マニュアル（大誠社）を利用する。また、実験テーマごとに資料を配布する。
参考書References
必要に応じて紹介する。
成績評価の方法と基準Grading criteria
各回に課題を示し、実験作業内容、観察・実験結果、課題、考察をまとめてレポートとして提出する。提出レポートにより実験課題の目的や内容を理解しているかを判断し、実験への参加度や実験態度なども含め総合的に評価する（100％）。単位取得には全ての課題レポートの提出が原則である。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
課題を通じて原理などを理解させるようにする。
TAが丁寧に指導できる体制とする。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
参考資料の配布・レポートの提出は主に学習支援システムを利用する。
課題発表会ではパワーポイントを使用するため、パソコンにて情報をまとめること。
その他の重要事項Others
樹木医補資格関係専門科目。
基本的に東館5Fの学生実験室にて実習を行う。初回に室内履き（スリッパ等）と白衣を持参すること。外部への見学もあるが、詳細説明は前の回までの実習時に行うので間違えずに集合すること。実験の観察記録のため、カメラ（スマートフォンも可）を携帯すること。