生命科学部Faculty of Bioscience and Applied Chemistry
BLS200YB（生物科学 / Biological science 200）生体分子分析学 ＩＩBiomolecular Analyses II
林 勇樹Yuuki HAYASHI
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 生命科学部Faculty of Bioscience and Applied Chemistry |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2024 |
| 授業コードClass code | H7565 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
| 曜日・時限Day/Period | 木1/Thu.1 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 小金井 |
| 教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
| 配当年次Grade | |
| 単位数Credit(s) | |
| 備考（履修条件等）Notes |
成績優秀者の他学部科目履修制度で履修する学 生：教員の受講許可が必要(オンライン授業の場合は、学習支援システムで許可を得るようにする) |
| 他学部公開科目Open Program | |
| 他学部公開（履修条件等）Open Program (Notes) | |
| グローバル・オープン科目Global Open Program | |
| 成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
| 成績優秀者の他学部科目履修（履修条件等）Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| SDGsCPSDGs CP | |
| アーバンデザインCPUrban Design CP | |
| ダイバーシティCPDiversity CP | |
| 未来教室CPLearning for the Future CP | |
| カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
| 千代田コンソ単位互換提供（他大学向け）Chiyoda Campus Consortium | |
| カテゴリー＜生命科学部＞Category |
生命機能学科 学科専門科目 |
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Outline (in English)
This course will show you how to analyze biopolymers, especially proteins. This course covers protein properties and structure, protein purification, protein quantitative analysis, electrophoresis, protein structural analysis, mass spectrometry, protein-protein interaction analysis. The course aims to enable students to get a basic knowledge and understanding about protein research.
【Learning activities outside of classroom】
Learning outside of class hours = 4 hours, including preparation and review for this class.
This includes learning from textbooks and reference materials as well as reviewing lecture slides.
【Grading Criteria /Policy】
Grades are assessed comprehensively based on regular performance (including in-class exercises, assignments, submission status, learning progress, and participation), as well as report assignments.
The regular performance 【50 points】+the report assignments 【50 points】=a total of 【100 points】 for the overall evaluation of grades.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
生体高分子、特に蛋白質にフォーカスを当てた分析学を学ぶ。まずは蛋白質の構造、性質に関して基本的なことを学習する。それを踏まえて、蛋白質の分離精製、定量、電気泳動法など基本的分析法、そして蛋白質の構造解析、可視化、質量分析、蛋白質間相互作用解析など、最先端の装置を用いた分析法について学び、論文におけるデータ（図）を理解できるようにする。また、一連の講義を通じて、蛋白質研究の基礎力を身につけることを目的とする。
到達目標Goal
背景の生化学、物理化学、熱力学を理解し、蛋白質に関する基礎を身につけた上で、蛋白質を扱った実験の内容を理解できるようになる。また、論文中にある図（機器分析によるデータ）を理解できるようにする。そして、実際に実験をするときに、どのようにして実験を進めるか、自分で立案、計画できることを目標とする。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
DP2
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
講義の形式は基本的にはすべてzoomで行う予定であるが，一部オンデマンドになる可能性もある．講義の形式に変更がある場合は連絡するのでhoppiiを毎週確認すること。
パワーポイントスライドなどのプレゼンテーションを行う。適宜、演習やレポート課題などを課す。講義情報を随時、学習支援システムで周知する。
基本的には授業計画に則って授業を進行するが、学習状況、理解度、進捗状況に応じて、内容を変更することもある。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：オンライン/online
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[オンライン/online]：イントロダクション
本講義の概要説明
蛋白質に関する基本的な用語、性質、特徴について概説する。
第2回[オンライン/online]：蛋白質の物理化学的な性質について
蛋白質を構成するアミノ酸残基間に働く相互作用について説明する。
続いて、蛋白質特有の性質である、フォールディングと変性について説明する。
第3回[オンライン/online]：蛋白質の電気泳動
蛋白質研究において基本的な実験手法であるSDS-PAGE、Native-PAGE, Blue-Native PAGE、二次元電気泳動について説明する。
第4回[オンライン/online]：蛋白質の検出技術
代表的な蛋白質検出手法であるWestern blottingについて説明する。。
第5回[オンライン/online]：蛋白質の精製
さまざまな蛋白質の精製方法について説明する。
第6回[オンライン/online]：蛋白質の定量方法
さまざまな蛋白質の定量方法について説明する。
第7回[オンライン/online]：蛋白質間相互作用解析
Two-hybrid, SPR、FRET、ITC等、蛋白質間相互作用解析法について述べる。
第8回[オンライン/online]：酵素反応速度論
触媒活性を持つ蛋白質「酵素」の活性測定方法について説明する。
第9回[オンライン/online]：蛋白質の構造解析その１
蛋白質の一次構造、二次構造の解析方法について説明する。
第10回[オンライン/online]：蛋白質の質量分析
蛋白質の質量を調べる方法について説明する。
第11回[オンライン/online]：蛋白質の立体構造解析
蛋白質の三次構造、四次構造を解析する方法について説明する。
第12回[オンライン/online]：脂質分析
生体を構成する脂質について概説する。
食品分野、医療分野における脂質分析の解説を行う。
第13回[オンライン/online]：糖鎖分析
「第3のバイオポリマー」である糖鎖について概説する。
第14回[オンライン/online]：まとめ
本講義をまとめる。
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
【本授業の準備・復習等の授業時間外学習は、4時間を標準とする】紹介するテキストや参考書による学習。講義で用いたプリントによる復習など。
テキスト（教科書）Textbooks
特になし。プリントやプレゼンテーションスライドの簡易版を授業支援システムで配布する。または、授業中に適宜紹介する。
参考書References
授業中に適宜紹介する。
成績評価の方法と基準Grading criteria
平常点（授業中に行う練習問題や、各回の課題、課題の提出状況、学習状況、参加度）と、レポート課題などで総合的に評価する。
平常点【50点】＋レポート点【50点】＝合計【100点】として成績評価を行う。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
講義中のディスカッション、小テスト、レポートなどで学生からの意見や要望を集める。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
授業で使うスライド資料の簡易版を学習支援システムにアップロードする。
印刷して持参したり、各自の端末（PC、タブレット、スマートフォン等）で閲覧するなど、利用して頂きたい。
その他の重要事項Others
研究論文の探し方、論文の読み方、最先端の蛋白質研究情報なども提供する。