生命科学部Faculty of Bioscience and Applied Chemistry
BLS300YB（生物科学 / Biological science 300）バイオイメージングBioimaging
荒田 幸信,梅木 伸久,岡本 憲二,山本 明弘
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 生命科学部Faculty of Bioscience and Applied Chemistry |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2024 |
| 授業コードClass code | H7538 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 春学期授業/Spring |
| 曜日・時限Day/Period | 水5/Wed.5 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 小金井 |
| 教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
| 配当年次Grade | |
| 単位数Credit(s) | |
| 備考（履修条件等）Notes |
成績優秀者の他学部科目履修制度で履修する学 生：教員の受講許可が必要(オンライン授業の場合は、学習支援システムで許可を得るようにする) |
| 他学部公開科目Open Program | |
| 他学部公開（履修条件等）Open Program (Notes) | |
| グローバル・オープン科目Global Open Program | |
| 成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
| 成績優秀者の他学部科目履修（履修条件等）Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| SDGsCPSDGs CP | |
| アーバンデザインCPUrban Design CP | |
| ダイバーシティCPDiversity CP | |
| 未来教室CPLearning for the Future CP | |
| カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
| 千代田コンソ単位互換提供（他大学向け）Chiyoda Campus Consortium | |
| カテゴリー＜生命科学部＞Category |
生命機能学科 学科専門科目 |
すべて開くShow all
すべて閉じるHide All
Outline (in English)
The technology of optical microscopy to see small biological things has developed with an old history, and is continuously developing with various innovative ideas. We will introduce principles and application examples of biological optical microscopies from the fundamentals to the cutting edge. We expect the student to imagine how microscopy can be used for your studies in your laboratory. We will show several reference papers in the class, which the students are expected to learn outside of class. The class participation (20%) and the score in the term-end exam (80%) would be summarized for the grading.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
小さな生物試料を見る顕微鏡技術は古い歴史を持ちつつ発展し、様々な展開を見せています。生物顕微鏡技術の基礎から最先端まで、原理と応用例を紹介します。
到達目標Goal
生物学の広い分野において必須の研究機器となっている光学顕微鏡の原理と、最新の発展・応用例を学ぶことによって、自身の研究で顕微鏡を使うとき、あるいは顕微鏡を使った先端研究論文を読むときに、正しい判断ができるようになることを目指します。生物試料を見ることに、どんな意義と技術的な限界があるのか、"Seeing is believing."を越えた理解を身につけてください。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
DP2
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
講義
期末レポート試験
試験結果と通常点を総合的に考慮して成績をつけます。
講義に関する質問はメールで受け付けます。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]：はじめに
講義の概要と目的について、
光学顕微鏡技術の歴史など。
第2回[対面/face to face]：光学顕微鏡概説１
位相差顕微鏡、微分干渉顕微鏡、蛍光顕微鏡など基本的な光学顕微鏡技術の解説。
第3回[対面/face to face]：光学顕微鏡概説２
各種レーザー顕微鏡など、あたらしい顕微鏡技術の概説。
第4回[対面/face to face]：超解像顕微鏡１
顕微鏡の分解能はどのように決まるか。普通の顕微鏡では達成できない高分解能を達成する技術の紹介。
第5回[対面/face to face]：超解像顕微鏡２
光ピンセット
超解像顕微鏡の続き。光を使って顕微鏡下で粒子を操る方法について。
第6回[対面/face to face]：蛍光１分子計測と１細胞計測
ひとつひとつを別々に計測することの意義とその方法について。
第7回[対面/face to face]：膜受容体の動態・機能解析と分子薬理学
１分子計測法によって、細胞膜蛋白質の反応や構造のダイナミクスを追跡する方法と、その薬理学への応用
第8回[対面/face to face]：フォトンカウンティング計測I
フォトンカウンティング検出器を用いたイメージングと計測法（ＦＣＳ、ＦＬＩＭ等）について
第9回[対面/face to face]：フォトンカウンティング計測II
フォトンカウンティング計測で蛋白質の構造ダイナミクスを計測する方法
第10回[対面/face to face]：発生生物学におけるバイオイメージングI
動物の身体は、頭—尾、背—腹、左—右の軸に非対称な構造を持っている。この非対称性がどのように形成•維持されるのか、分子、細胞、胚のスケールで概観する。
第11回[対面/face to face]：発生生物学におけるバイオイメージングII
バイオイメージングが、どのように古典的実験手法を補い発生現象の理解に貢献してきたか、特に近年発展がめざましい発生動態の定量計測を基礎とした研究を概観し、新しい研究分野の発展の方向性を探る
第12回[対面/face to face]：蛋白質分子モーターのバイオイメージングI
アクチンミオシン系を中心に、タンパク質分子モーターの分子の特性と機能を概説し、動作原理解明研究の為の１分子イメージング技術について紹介する。
第13回[対面/face to face]：蛋白質分子モーターのバイオイメージングII
タンパク質分子モーター１に引き続き、動作原理解明研究に関する１分子イメージング技術を紹介する。
第14回[対面/face to face]：蛋白質分子モーターのバイオイメージングIII
分子モーターの産業利用への試みについて紹介する。
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
【本授業の準備・復習等の授業時間外学習は、4時間を標準とする】もしも、自分の研究課題で、顕微鏡を使ったらと想像し、講義に望んでください。講義資料に設問があるときは、自分で考えてみてください。また、授業中に参考文献を提示することがありますので、読んで理解してください。
テキスト（教科書）Textbooks
使用しません。
none
参考書References
【参考書】
1．限界を超える生物顕微鏡（見えないものを見る）宝谷紘一・木下一彦編 日本分光学会・学会出版センター
2．改訂顕微鏡の使い方ノート 野島博編 羊土社
3．光と色の100不思議 左巻健男監修 桑島幹・川口幸人編著 東京書籍
4．新・生細胞蛍光イメージング 原口徳子・木村宏・平岡泰編 共立出版
成績評価の方法と基準Grading criteria
平常点(20%), 期末テスト(80%)の合計で判定します。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
現場の研究者との双方向なやりとりを通じて、バイオイメージングの実際を学んでもらいます。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
ありません。
その他の重要事項Others
分子生物学、細胞生物学、生化学などの基本知識、また、高校生レベルの光学・数学の知識を前提にしています。