通信教育部(スクーリング)School of Correspondence Education (Schooling)
BSP100TC(初年次教育、学部導入教育及びリテラシー教育 / Basic study practice 100)総合特講(仙台市スクーリング)Common Study for all Majors
中沢 けい
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 通信教育部(スクーリング)School of Correspondence Education (Schooling) |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2024 |
授業コードClass code | 81002 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
担当教員(自由記述)Instructor name | 中沢 けい |
科目種別Class Type | スクーリング |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
カテゴリーCategory | 仙台市 |
期間Period | |
定員Capacity | |
予備登録の有無Presence or Absence of Preliminary Registration | |
受講可能な学科・学年Eligible Courses / Grade | 『法政通信』受講申込み等関連頁を参照 |
すべて開くShow all
すべて閉じるHide All
Outline (in English)
The era of Fumiko Hayashi: the era of the masses and the people
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
林芙美子の時代 大衆と民衆の時代
近代の出版の歴史を学びながら女性の職業作家の登場について学びます。その背景に都市に流入した人々がいたことに注目します。
到達目標Goal
近代文学の読者としての大衆の登場と女性作家の関係を学びます。林芙美子の読者はどのような人々だったのでしょう。林芙美子の読者であった人々は現在の人々とどのようなつながりを持っているのでしょうか。考察します。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「法律学科:DP5」「日本文学科:DP1,DP2」、「史学科:DP1,DP3」「地理学科:DP1,DP2,DP3」「経済学科:DP4,DP5」「商業学科:自由な発想と柔軟な判断ができる能力」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
講義と授業内の質疑応答。質疑応答については授業内のアンケートを考えています。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]:林芙美子はどのような作家か。
林芙美子の作家として仕事の概略をご紹介します。
第2回[対面/face to face]:大正から昭和の出版状況について
林芙美子登場の時代背景を当時の出版状況を中心にお話します。
第3回[対面/face to face]:林芙美子の出生以前
林芙美子の両親についてお話をいたします。時代背景を理解するために執拗な知識です。
第4回[対面/face to face]:下関から尾道へ
詩人としての出発
林芙美子は詩人としてまず評価されました。
第5回[対面/face to face]:東京の林芙美子
関東大震災を挟んで「放浪記」まで
東京での詩人としての活動、平林たい子など林芙美子を囲む人々についてお話します。
第6回[対面/face to face]:「放浪記」ベストセラーとなる。
「放浪記」がベストセラーとなるまでを長谷川時雨の「女院芸術」との関係などを含めお話いたします。
第7回[対面/face to face]:パリの林芙美子
「放浪記」がベストセラーとなった林芙美子はパリ旅行へ出かけます。パリ旅行と当時の欧州の様子をお話します。
第8回[対面/face to face]:林芙美子が描いた人々と従軍記
林芙美子の描いた小説の中に描かれた人々についてご紹介します。また日中戦争の従軍作家として戦争をどう描いたかをご紹介します。
第9回[対面/face to face]:「うず潮」と「浮雲」
晩年の代表作となった「うず潮」と「浮雲」についてお話します。
第10回[対面/face to face]:林芙美子作品と映画、演劇、テレビドラマとの関係。
林芙美子死後もその作品は映画、演劇、テレビドラマとして親しまれました。
第11回[対面/face to face]:菊田一夫による「放浪記」
森光子主演から仲間由紀恵へ
演劇としての放浪記についてお話します。
第12回[対面/face to face]:まとめと試験
授業内容についての試験を教室で実施します。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
以下の2冊を事前に読んでください。
林芙美子「放浪記」(岩波文庫)
「放浪記」については岩波文庫のほかに、複数の文庫や全集がありますので、どちらで読んでいただいてもいいえす。
林芙美子「下駄で歩いたパリ」(立松和平編 岩波文庫)
本授業の準備・復習時間は、各2時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
教科書は使用しません。授業内でプリントをお配りします。
参考書References
林芙美子「放浪記」(岩波文庫)
林芙美子「下駄で歩いたパリ」(立松和平編 岩波文庫)
成績評価の方法と基準Grading criteria
授業内でアンケートを実施します。アンケートへの回答の評価20%。授業中の受講態度10%。最終授業での試験の評価70%。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
パワーポイントを利用します。パワーポイントで読みにくい文字表現などはプリント配布で対応いたします。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
とくにありません。
その他の重要事項Others
授業内で簡単なアンケートを実施します。アンケートの回答を受講生のみなさんにご紹介するようにいたします。