通信教育部（スクーリング）School of Correspondence Education (Schooling)
HIS100TA（史学 / History 100）日本史（ゴールデンウィークスクーリング）Japanese History
矢越 葉子Yoko YAGOSHI
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 通信教育部（スクーリング）School of Correspondence Education (Schooling) |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2024 |
| 授業コードClass code | 70001 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 担当教員（自由記述）Instructor name | |
| 科目種別Class Type | スクーリング |
| 教室名称Classroom name | |
| 配当年次Grade | |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| カテゴリーCategory | ゴールデンウィーク |
| 期間Period | |
| 定員Capacity | |
| 予備登録の有無Presence or Absence of Preliminary Registration | |
| 受講可能な学科・学年Eligible Courses / Grade | 『法政通信』受講申込関連頁を参照 |
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Outline (in English)
Ancient Japan acquired advanced institutions and culture through exchange with East Asian countries. At the same time, they sometimes confronted each other, leading to war. Through an examination of 'foreign wars' in ancient Japan, this course will study the changes in international relations and the formation of views of foreign countries that would influence later generations, as well as the changes in domestic conditions that occurred in conjunction with these changes.
The goal of this course are 1) to develop an attitude of thinking comprehensively about the international relations in ancient East Asia and the situation in Japan by understanding the relationship between the elements rather than grasping them individually, and 2) to understand the research methods of historiography, which constructs and demonstrates logic based on historical documents and previous research.
Before/after each class meeting, students will be expected to spend two hours to understand the course content.
Your overall grade in the class will be decided based on the Term-end examination.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
日本の古代国家は東アジアの国々との交流を通じて先進的な制度や文化を獲得すると同時に、時として対立して交戦に至ることもあった。本授業では、古代日本の「対外戦争」の検討を通じて、国際関係の変化や後世にも影響を与えることとなる異国観の形成、またそれに連動して生じた国内情勢の変化について学ぶ。
到達目標Goal
古代東アジアの国際関係および日本国内の状況について、要素を個別に把握するのではなく、その関連性を理解して総合的に考える姿勢を養う。また、史料を分析し、先行研究を踏まえて論理を構築し実証する歴史学の研究方法を理解することを目標とする。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「法律学科：DP5」「日本文学科：DP3」「史学科：DP1, DP3」「地理学科：DP1」「経済学科：DP7」「商業学科：幅広い教養」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
講義形式で行う。重要な史料についてはその都度訓読し、読解のポイントについて解説する。
質問の受け付けおよびフィードバックは授業内で行う。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]：ガイダンス
歴史学の基本的な史料の形態と研究方法について学ぶ。
第2回[対面/face to face]：古代東アジアの国際情勢
本講義の前提となる古代東アジアの国際情勢について学ぶ。
第3回[対面/face to face]：高句麗好太王との戦い
高句麗好太王碑の読解を通じて、4～5世紀の朝鮮半島との関係を学ぶ。
第4回[対面/face to face]：「任那」をめぐる争い
6～7世紀の朝鮮半島との関係を学ぶ。
第5回[対面/face to face]：白村江の戦い①
白村江の戦いを通じて、7世紀に生じた朝鮮半島情勢の転換点を学ぶ。
第6回[対面/face to face]：白村江の戦い②
白村江の戦いでの敗戦が日本にもたらした影響を考える。
第7回[対面/face to face]：列島内での版図拡大の戦い①
隼人・南島の古代国家への編入過程を学ぶ。
第8回[対面/face to face]：列島内での版図拡大の戦い②
蝦夷の古代国家への編入過程を学ぶ。
第9回[対面/face to face]：藤原仲麻呂の新羅征討計画
藤原仲麻呂の新羅征討計画を中心に、8世紀の対新羅観の変化を学ぶ。
第10回[対面/face to face]：「敵国」としての新羅・高麗
平安時代を通じて徐々に形成されていく「敵国」観を学ぶ。
第11回[対面/face to face]：その後の「対外戦争」と異国観
中世以降の「対外戦争」により形成された異国観が近代に与えた影響を考える。
第12回[対面/face to face]：試験、まとめと解説
試験、まとめと解説
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
（準備）高校までの教科書が手許にある場合は、古代史部分について事前に目を通しておくことが望ましい。その上で、下記の参考書や授業中に紹介する文献を読み、知識を習得すること。
（復習）配付したレジュメを読み返しておくこと。また、史料にもしっかり目を通し、史料に基づいて考察する姿勢を養って欲しい。
本授業の準備・復習時間は、各2時間を標準とします。
テキスト（教科書）Textbooks
特になし。資料を配付します。
参考書References
倉本一宏『戦争の日本古代史－好太王碑、白村江から刀伊の入寇まで―』（講談社現代新書2428）、講談社、2017年
森公章『東アジアの動乱と倭国』（戦争の日本史1）、吉川弘文館、2006年
鈴木拓也『蝦夷と東北戦争』（戦争の日本史 3）、吉川弘文館、2008年
成績評価の方法と基準Grading criteria
記述式試験100％で評価します。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
本年度授業担当者変更によりフィードバックできません。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
特になし。