通信教育部（スクーリング）School of Correspondence Education (Schooling)
PHL100TA（哲学 / Philosophy 100）論理学（大阪市スクーリング）Logic
鵜澤 和彦
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 通信教育部（スクーリング）School of Correspondence Education (Schooling) |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2024 |
| 授業コードClass code | 80001 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 担当教員（自由記述）Instructor name | 鵜澤 和彦 |
| 科目種別Class Type | スクーリング |
| 教室名称Classroom name | |
| 配当年次Grade | |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| カテゴリーCategory | 大阪市 |
| 期間Period | |
| 定員Capacity | |
| 予備登録の有無Presence or Absence of Preliminary Registration | |
| 受講可能な学科・学年Eligible Courses / Grade | 『法政通信』受講申込関連頁を参照 |
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Outline (in English)
The study of logic is fundamental to our ability to think and act rationally. The definitions of objects and matters in question help us to understand and solve various problems that we encounter in our daily lives. Furthermore, the ability to discern correct inferences is the foundation of critical thinking. The purpose of this class is to master the concepts, judgments, and reasoning of traditional logic using ordinary language.
Read through the relevant sections of the textbook to get a general overview (2 hours). Review the contents of the previous class using the textbook and handouts to ensure mastery of the knowledge of logic. Also, solve assignments from the textbook (2 hours).
Grades will be on a 100-point scale, with scores on the written exam being the sole basis. To prepare for the written exam, students must solve practice problems in the textbook for each class session. A passing grade is 60 points or higher.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
論理学の学びは、わたしたちが物事を理性的に考えて、行動するための基礎となります。問題となる対象や事柄の定義を把握し、それについて正しい推論を行うことは、わたしたちが日常生活で出会うさまざまな問題の解決に役立ちます。本授業は、日常言語を使用する伝統的論理学の概念・判断・推論を習得することを目的とします。
到達目標Goal
①正しい推理のための基礎的な知識を得ることができる。たとえば、オイラーの図をイメージして、概念間の関係を適切に捉えることができるようになる。
②論理的に筋道を立てて冷静に考える態度を身につけることができる。たとえば、直接推理や間接推理（三段論法）の規則を使って、正しい推論を行うことができるようになる。
③論理的なコミュニケーション能力を習得できる。具体的には、相手が詭弁を弄してきた際に、その論理的な誤謬を指摘し、反論することができるようになる。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「法律学科：DP5」「日本文学科：DP3」「史学科：DP1, DP3」「地理学科：DP1」「経済学科：DP4」「商業学科：幅広い教養」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
授業は対面で行われます。課題はおもに教科書の練習問題で、理解を確認する目的で行われます。課題の解説は、授業中に行います。質問はリアクションペーパーに書いてもらい、次回の授業時にお答えします。なお、授業資料の配布は、学習支援システムHoppiiを使って行います。授業開始前にHoppiiの教材から、資料をダウンロードしてください。スクーリング会場では、受講生用の電源ポートや無線LANの用意がありません。必ず、授業前日までに自宅等で、資料をダウンロードしておいてください。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1[対面/face to face]：授業全体のガイダンスと思考の基礎
春学期講義全体（教員紹介、授業のテーマ、到達目標、方法、成績評価基準）、思考の３原則（同一律、矛盾律、排中律）
2[対面/face to face]：知識の成り立ち
概念、内包と外延、上位と下位、類と種、普遍と特殊、種差と定義、区別と分類、定義とその種類
3[対面/face to face]：1.判断・命題、2.オイラーの図、3.命題の標準形式化
判断・命題の定義、定言命題の4種類（全称肯定、全称否定、特称肯定、特称否定）、概念の周延と不周延、オイラーの図、命題の標準形式化
4[対面/face to face]：1.推理の定義と分類、2.対当推理
推理の概念、演繹推理と蓋然推理、直接推理と間接推理、真偽と妥当・非妥当、対当推理（矛盾、反対、大小、小反対）
5[対面/face to face]：変形推理（1.換質法、2.換位法、3.換質換位法、4.戻換法）
換質法、換位法、換位不可能な命題、換質換位法、戻換法、直接推理の有用性
6[対面/face to face]：課題プリント（第1回から第5回）の解答と解説、三段論法
三段論法の概念、種類、定言三段論法
7[対面/face to face]：定言三段論法の規則
三段論法の導入、三つの一般原則、六つの規則と三つの派生規則
8[対面/face to face]：定言三段論法の判定、誤謬判定の練習問題、妥当性の判定の練習問題
誤謬判定の練習問題（設問１から設問６）、妥当性の判定の練習問題（設問８から１１）
9[対面/face to face]：定言三段論法の格と式
定言三段論法の格（第1格、第2格、第3格、第4格）、定言三段論法の式、全体及び皆無の原理（第1格）、差異の原理（第2格）、用例の原理(第3格)、逆の原理（第4格）
10[対面/face to face]：仮言三段論法と選言三段論法
仮言三段論法と選言三段論法の概念、種類、誤謬の名称、正しい推論の見分け方
11[対面/face to face]：筆記試験
これまでの学習事項に関する筆記試験を行います。
12[対面/face to face]：筆記試験の解答と解説
筆記試験の解答と解説を行います。
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
予習：テキストの関連個所を一読し、全体の概要を把握する（2時間）。復習：前回の授業内容をテキストやプリントを用いて復習し、論理学の知識を確実に習得する。また、教科書の課題を解く（2時間）。
テキスト（教科書）Textbooks
菅沢龍文著『論理学 はじめの一歩 オイラー図とベン図で知る伝統的論理学』春風社、2021年、ISBN：978-4-86110-738-2、1300円
参考書References
①『論理哲学入門』E.トゥーゲントハット、U.ヴォルフ著、鈴木・石川訳、ちくま学芸文庫
成績評価の方法と基準Grading criteria
成績評価は100点満点で、筆記試験の得点で成績を出します。受講生は、各授業回の教科書の練習問題を解いて、筆記試験に備えてください。60点以上が合格となります。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
論理学の知識が、日常生活のどのようなところで役に立つのかを提示しながら、授業を進めて行きます。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
とくにありません。
その他の重要事項Others
とくにありません。