通信教育部(スクーリング)School of Correspondence Education (Schooling)
ART200TC(芸術学 / Art studies 200)日本芸能史(前期メディア)History of Japanese Performing Arts
伊海 孝充
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 通信教育部(スクーリング)School of Correspondence Education (Schooling) |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2024 |
授業コードClass code | 52007 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
担当教員(自由記述)Instructor name | 伊海 孝充 |
科目種別Class Type | スクーリング |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
カテゴリーCategory | 前期メディア |
期間Period | 前期 |
定員Capacity | - |
予備登録の有無Presence or Absence of Preliminary Registration | |
受講可能な学科・学年Eligible Courses / Grade | 『法政通信』受講申込み等関連頁を参照 |
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Outline (in English)
The instructor will acquire accurate knowledge and research methods on the history of Noh which is an important element in the history of Japanese performing arts.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
日本芸能史において大事な要素である能楽の歴史について、正確な知識と研究の方法を身につけます。
到達目標Goal
この講義では、能楽の歴史を学びます。中世に生まれた能楽は、600年間まったく変化しなかったわけではありません。政治的基盤や社会状況の変化の影響を受けながら、為政者や観客の視線を反映しながら、少しずつ変化していったと考えられています。本講義では、能楽の芸質の変化ではなく、それを取り巻く環境(能楽の庇護者や能役者の組織)の変化を理解することに主眼を置いて話していきます。また、本講義は「日本芸能史」なので、各時代の主要芸能も取り上げ、特に能楽との影響関係について言及していきます。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
授業は自宅で講義ビデオを見るかたちで進めます。ただし、ただビデオを一通り閲覧すれば良いというわけではありません。分からない箇書や理解しにくい箇書がある場合は、一度ビデオを止め、辞書を引いたり、参考文献を見たりして、自分自身でしっかり咀嚼した上で、先に進むようにしてください。また、権利の制約上、授業内で芸能のビデオを用いていません。授業習った芸能について、自身で映像を探し、実際に見ることも大切です。
中間課題に対しては、①採点もしくは個別評価・添削、②全体講評、③模範解答や優秀リポート等の掲示、のうちいずれかを実施します。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:オンライン/online
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[オンライン/online]:猿楽
猿楽の特徴を文学作品から学びます。
第2回[オンライン/online]:白拍子
白拍子の特徴を文学作品から学びます。
第3回[オンライン/online]:田楽
田楽の特徴を文学作品から学びます。
第4回[オンライン/online]:延年
延年の特徴を文学作品から学びます。
第5回[オンライン/online]:能・狂言の発生
猿楽能が誕生した背景を芸能史・政治史から学びます。
第6回[オンライン/online]:観阿弥と世阿弥
観阿弥と世阿弥の功績を作品・伝書から学びます。
第7回[オンライン/online]:世阿弥以降の能(1)
世阿弥時代以降の能作者と彼らの作品について学びます。
第8回[オンライン/online]:世阿弥以降の能(2)
世阿弥時代以降〜江戸時代までの能楽史を学びます。
第9回[オンライン/online]:狂言の歴史
「式楽」となった能楽の状況について、幕政と諸藩の状況から学びます。また能役者であったと考えられる写楽について学びます。
第10回[オンライン/online]:江戸時代の能楽
「式楽」となった能楽の状況について、幕政と諸藩の状況から学びます。
第11回[オンライン/online]:曲舞の歴史
幸若舞曲と能の関係について学びます。
第12回[オンライン/online]:人形浄瑠璃と能
人形浄瑠璃の歴史と芸質を理解し、能から受けた影響について学びます。
第13回[オンライン/online]:歌舞伎と能
歌舞伎の歴史と芸質を理解し、能から受けた影響について学びます。
第14回[オンライン/online]:近現代の能楽
江戸幕府の瓦解は、能楽に大きな影響を及ぼしました。明治時代から現在の能楽史を概観します。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
日本芸能史を通史的にまとめた文献は、とても少なく、「ベスト」のものはありません。自分が興味をもった芸能については、各芸能別にまとめた文献を探し、熟読してください。
本授業の準備・復習時間は、各2時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
指定はありません。
参考書References
講義中に適宜紹介します。
成績評価の方法と基準Grading criteria
中間リポート30%、リポート試験70%で評価する予定です。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
特になし。