通信教育部(通信学習)School of Correspondence Education (Correspondence Learning)
LANd100TA(ドイツ語 / German language education 100)独語1German
教科担当責任者 / Instructor in charge of class:辻 英史Hidetaka TSUJI
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 通信教育部(通信学習)School of Correspondence Education (Correspondence Learning) |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2024 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
担当者Instructor name | 宮城 学 |
科目種別Class Type | 通信学習(リポート・試験) |
履修学年Grade | 1~4 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
カテゴリーCategory | 一般教育・語学・保健体育科目 |
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Outline (in English)
In learning any foreign language, “Practice makes perfect.” is often said to be the best way.
What is “practice” in this class?
It is to pronounce German with a loud voice in order to get familiarized with it.
Fortunately, German pronunciation is almost all based on that of Roman alphabet.
So it is easier and simpler than those of English and French.
When you learn words, it is important to learn by heart simple and easy phrases and sentences instead of learning word by word.
Our text book is full of such kind of phrases and sentences.
Rhythmical and lively pronunciation will make you feel good, and feeling good will make your remembrance better.
This is the royal road.
As to the German grammar, there are so many things to understand and remember that you may feel it very troublesome and difficult.
However, focusing on the most important points, you will find it easier.
Let’s pronounce the sample sentences in our text book over and over again until you learn them by heart.
Then you will be able to get the meaning of each sentence, too.
And this will lead you from the elementary class to the intermediate one.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
【学習の到達目標】Goal
ドイツ語を初めて学ぶ学生が対象です。文字・発音についての最も基本的な学習から始め、語・文章へと順に学んでいき、基本表現が理解できるようになることが目標です。
具体的には、主に次の事項について理解し修得できるように学習を進めます。
1.ドイツ語の基本的な単語の発音ができる。
2.動詞の現在人称変化を理解し、適切な形に活用できる。
3.名詞の文法上の性と格を理解し、適切な形で運用できる。
4.不規則変化動詞を理解し、重要な動詞に関しては迷わず活用できる。
5.様々な冠詞類について理解し、適切な形で運用できる。
6.前置詞の格支配について理解し、適切に表現できる。
7.主文と副文の構造、定動詞の位置について理解し、英語と異なる語順に慣れる。
8.助動詞構文における不定形とその位置、完了形における過去分詞の形とその位置を理解する。
【この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)】Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ドイツ語を初めて学ぶ学生が対象です。文字・発音についての最も基本的な学習から始め、語・文章へと順に学んでいき、基本表現が理解できるようになることが目標です。
具体的には、主に次の事項について理解し修得できるように学習を進めます。
1.ドイツ語の基本的な単語の発音ができる。
2.動詞の現在人称変化を理解し、適切な形に活用できる。
3.名詞の文法上の性と格を理解し、適切な形で運用できる。
4.不規則変化動詞を理解し、重要な動詞に関しては迷わず活用できる。
5.様々な冠詞類について理解し、適切な形で運用できる。
6.前置詞の格支配について理解し、適切に表現できる。
7.主文と副文の構造、定動詞の位置について理解し、英語と異なる語順に慣れる。
8.助動詞構文における不定形とその位置、完了形における過去分詞の形とその位置を理解する。
【授業で使用する言語】Default language used in class
日本語 / Japanese
【科目の概要】Method(s)
どんな言語でも、上達するには「習うより慣れろ」と言われます。では、慣れるには?一番は“声に出して自分の耳に聞かせてやる” ことです。幸いドイツ語の発音はローマ字読みが原則ですから、英語やフランス語に比べれば、比較的シンプルです。大きな声で少し気取って発音してみてください。
単語も単独の語として覚えるのではなく、やさしくシンプルな句や文にして、それを暗誦してみてください…テキストにはそんな句や文がたくさん載っています。リズムよく発音できれば気持ちもよくなって、気持ちよく発音したものは、しっかりと記憶に留まるものなのです。これが上達への王道です。
文法は、覚えることがたくさんあって大変だと思いますが、ポイントをしぼれば学ぶのがずいぶん楽になります。例えば格変化などは、定冠詞と不定冠詞の変化を確実に覚えておけば、あとはその応用で済みます。
覚えた文法は、作文をして確認してみるのがよいでしょう。テキストにある文の名詞を変えてみたり、冠詞類を変えてみたりして練習してください。
テキストにある長文を、暗記するくらい何度も声に出して読んでみましょう。そうすれば自然に意味が理解できるようになります。それが初級後期から中級へのステップにつながるでしょう。
【成績評価基準】Grading criteria
試験には学習範囲についての総合的な理解が問われる問題が出されます。一つ一つの文法事項を学びながらも、何かを伝えようとする言葉としてドイツ語に接し、常に文章の意味を理解しようと心がけてください。
最終成績は単位修得試験により評価します。(ただし、リポート学習もしっかりと行うこと。)
【テキスト名および詳細】Textbooks
指定市販本 高田 博行『素朴なぎもんからわかるドイツ文法』郁文堂、2010年、¥1,800+税
※【スタディガイド(学習指導書)】あり
【学習指導、注意点等】Work to be done outside of class (preparation, etc.)
通信学習のリポートに添削・講評でフィードバックする。動詞の人称変化は、文法項目としてはさほど問題はないのですが、作文では、例えば Er hast einen Wagen. のようなミスが散見されます。これは、和訳や作文の際に〈主語―動詞〉がしっかりと意識されていないことが原因の一つと思われます。「何が〔誰が〕どうした」ということを常に意識するようにしてください。
初級者にとっての最大の難関は、やはり格変化のようです。定冠詞と不定冠詞の格変化は、絶対に確実に覚えてください。ここが不確実のままだと、その後の学習のすべてが砂上の楼閣になってしまいます。
格変化については、2格の用法に問題を抱える人が多いようですが、克服の仕方は簡単です。基本的で単純な用例を確実に記憶しておくこと、これに尽きます…(他の場合も同様ですが)…。例えばDas ist das Buch des Vaters. の形と意味がしっかり記憶されていれば、Das ist das Buch meines Vaters. とかDas ist das Buch dieses Mannes. の斜字体部分の形も容易に理解されるでしょう。やさしく単純なものから難しく複雑なものへ、という手順を踏んでいけばよいのです。
作文する時の悩みは語順でしょう。作文で厳守しなければならないのは定動詞の位置です。定動詞は常に文章の二番目の位置に置かねばなりません…(副文は例外)…。でも、それ以外の文の構成要素の位置は驚くほど日本語に似ています。テキストの少し長めの文で確認してみてください。みなさんは英語の語順が頭にあるようですが、独作文では英語の語順は忘れましょう。
Übung macht den Meister.(練習次第で名人に)という諺があります。みなさんも効果的な練習でドイツ語マイスターへの道を歩みましょう。