通信教育部(通信学習)School of Correspondence Education (Correspondence Learning)
HIS100TA(史学 / History 100)西洋史Western History
教科担当責任者 / Instructor in charge of class:大澤 広晃Hiroaki OSAWA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 通信教育部(通信学習)School of Correspondence Education (Correspondence Learning) |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2024 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
担当者Instructor name | 長谷川 岳男 |
科目種別Class Type | 通信学習(リポート・試験) |
履修学年Grade | 1~4 |
単位数Credit(s) | 4 |
備考(履修条件等)Notes | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
カテゴリーCategory | 一般教育・語学・保健体育科目 |
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Outline (in English)
[Course outline]
In this course, students study western history by reading the textbook and relevant books which the instructor recommends.
[Learning objectives]
1. Students are able to acquire critical views on key themes in western history.
2. Students are able to acquire basic knowledges about western history and assess the impact of western culture on contemporary Japan.
[Learning activities outside of classroom]
Students are expected to read relevant books and learn by themselves. They also have to work hard on essays.
[Grading policy]
Final examination (100%).
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
【学習の到達目標】Goal
1 .西洋史の重要な問題を、多くの文献を参照しながら自ら掘り下げて取り組むことにより、歴史的事象を多面的に分析できるようになる。
2 .テキストを自学して、社会人として必要な一般教養としての西洋史の基礎知識を習得することにより、現代の日本社会に多大な影響を与えている西洋文明を深く理解できるようになる。
【この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)】Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
1 .西洋史の重要な問題を、多くの文献を参照しながら自ら掘り下げて取り組むことにより、歴史的事象を多面的に分析できるようになる。
2 .テキストを自学して、社会人として必要な一般教養としての西洋史の基礎知識を習得することにより、現代の日本社会に多大な影響を与えている西洋文明を深く理解できるようになる。
【授業で使用する言語】Default language used in class
日本語 / Japanese
【科目の概要】Method(s)
日本は幕末から明治維新の時期に西洋文明を大幅に取り入れて近代化を進めた結果、現在の日本社会は西洋文明に多大な影響を受けていることは自明のことであろう。そして我が国で西洋文明と接触したのは、16世紀にいくぶんあるものの、本格的には19世紀半ば以降のことであり、それゆえ近代のそれを、特に実益を中心に表面的に受け入れたこともまた否定できないと言える。しかし西洋文明はあくまで西洋古代からの長い歴史的な経験の産物であるのであるから、我が国の受容のプロセスは、外面的には西洋的な装いをしながらも本質的な性質を理解できない問題を生じさせていると思われる。そこで西洋の歴史を学ぶ必要があるわけで、この科目ではそのような問題意識から、広く西洋の歴史的経緯をテキストの講読で学び、重要と思われるテーマに関していくつかの文献も参考にしながらリポートを作成することで西洋世界の特性の理解を目的としている。
【成績評価基準】Grading criteria
最終成績は単位修得試験により評価する。(ただし、リポート学習もしっかりと行うこと。)
リポートでは与えられた課題に対して、テキストで得た基礎知識をもとに、さらに様々な見解を挙げられた参考文献から学ぶことで、自分なりに消化して説明できているかで成績評価し、テストに関してはテキスト内容を正しく理解しているかで成績評価する。
【テキスト名および詳細】Textbooks
指定市販本『教養のための西洋史入門』中井義明他、ミネルヴァ書房、2007 年、¥2,500+税
【学習指導、注意点等】Work to be done outside of class (preparation, etc.)
通信学習のリポートに添削・講評でフィードバックする。リポートに関しては、まずテキストの設題に関する時代地域を熟読することで、基礎的な理解を行う必要があろう。なぜなら、その理解をしないことには参考文献で述べられる様々な見解を理解することは不可能であると思われるからである。そして参考文献として挙げられている文献を少なくとも1冊は講読することで、テキストで述べられる内容をより深く知り、さらに一つの歴史事象にもさまざまな見方があることを理解して欲しい。その上で与えられた課題に対して、学んだことを自分なりに消化して自分の言葉で説明するようにすること。テキストの抜き書きや課題と無関係の説明は評価の対象とならないことを肝に銘じて欲しい。加えて挙げられた参考文献以外のものを参考にする際には、高校の教科書や参考書、あるいは塩野氏などの俗書の類いは叙述内容がただ歴史事象の羅列だけであったり、見解自体に根拠がなく怪しいものが多いために課題の求めることに応えることは困難であろう。
テストに関しては歴史的な基本事項を理解しているかを問うので、指定範囲の部分を正確に理解して臨むことが必要となろう。