デザイン工学研究科Graduate School of Engineering and Design
CST500N3（土木工学 / Civil engineering 500）ライフサイクルエンジニアリングLife Cycle Engineering
山本 武志Takeshi YAMAMOTO
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | デザイン工学研究科Graduate School of Engineering and Design |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2024 |
| 授業コードClass code | U2112 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 春学期授業/Spring |
| 曜日・時限Day/Period | 火5/Tue.5 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
| 教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
| 配当年次Grade | 1～2 |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | 都市院：建築士 |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| 選択・必修Optional/Compulsory | 選択 |
| 入学年度Admission year | |
| カテゴリーCategory |
修士課程 都市環境デザイン工学専攻 専門科目 |
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Outline (in English)
(Course outline)
The aim of this course is to learn about the historical development and basic concepts of life cycle engineering and total cost evaluation of concrete structures. Students will also learn about the durability of concrete, which is the basis for life cycle evaluation of concrete structures, and the maintenance and management of concrete.
(Learning objectives)
The objective is to understand the concept of identifying the causes of cracking, a factor that has a significant impact on the durability of concrete.
(Learning activities outside of classroom)
The objective is to visit social implementation sites of research and see and feel the differences from university laboratories.
(Grading criteria / policy)
Score the correctness of the report to confirm understanding of the class. The number of times the student attends the class is also scored. In addition, the answers to questions asked during the class will be taken into account in the evaluation score as the level of understanding of the class.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
コンクリート構造物のライフサイクルエンジニアリング（構造物を希望する期間使い続けるための補修・補強）と総合コスト評価の歴史的な発展と基本となる考え方を学ぶ。特に、コンクリート構造物のライフサイクルの評価の基本となる、コンクリートの耐久性、コンクリートの維持管理について学ぶ。電力建設の研究開発の経緯を紹介し、また授業の一環として電力中央研究所(我孫子)等を見学し、研究の現場を知ってもらう。
到達目標Goal
①コンクリート構造物における延命措置とその効果（ライフサイクル）の基本的考え方を習得する。
- Learning the basic way of thinking in selecting the best maintenance action with estimating it's effectiveness.
②基礎的な知識として、コンクリート構造物の耐久性に影響を及ぼす要因を理解する。コンクリートの耐久性を向上させる手法をそのメカニズムから理解する。
- Learning factors of deterioration phenomena on concrete structures with thinking it's mechanisms.
③コンクリート構造物の初期欠陥について、基本的なひび割れ発生メカニズム、対策、課題を理解する。
- Learning basic types and the mechanism of cracking in concrete structures with considering it's measures and problems.
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
デザイン工学部都市環境デザイン工学科ディプロマポリシーのうち、「DP2」「DP3」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
質疑応答による座学を主体とし、研究現場などへの見学も行う。
主たる内容は授業計画のとおり。
- Questioning and answering style of classroom learning and visiting a laboratory.
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
あり / Yes
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]：・ガイダンス
・ライフサイクルマネジメントによる施設の維持管理（1）
・授業予定、講読論文のコピー配布、等
・コンクリートのひび割れ発生原因の考え方
第2回[対面/face to face]：ライフサイクルマネジメントによる施設の維持管理（2）
コンクリートのひび割れ発生原因の考え方
第3回[対面/face to face]：ライフサイクルマネジメントによる施設の維持管理（3）
コンクリートのひび割れ発生原因に対応させた補修・補強工法の選択方法の考え方
第4回[対面/face to face]：ライフサイクルマネジメントによる施設の維持管理（4）
コンクリートのひび割れ発生原因に対応させた補修・補強工法の選択方法の考え方
第5回[対面/face to face]：コンクリートの耐久性評価（1）
混和材利用によるコンクリートの耐久性向上策を講義
第6回[対面/face to face]：コンクリートの耐久性評価（2）
混和材利用によるコンクリートの耐久性向上策を講義
第7回[対面/face to face]：コンクリートの耐久性評価（3）
混和材利用によるコンクリートの耐久性向上策を講義
第8回[対面/face to face]：第一回課題（レポート）の回答
課題の回答に至った各自の考え方を互いに紹介し，意見交換を行う。
第9回[対面/face to face]：鉄筋コンクリートの耐久性評価（1）
コンクリートの劣化が鉄筋の腐食進展に及ぼす影響を講義
第10回[対面/face to face]：鉄筋コンクリートの耐久性評価（2）
コンクリートの劣化が鉄筋の腐食進展に及ぼす影響を講義
第11回[対面/face to face]：アセットマネジメント
公共事業における維持管理手法の新しい概念を講義
第12回[対面/face to face]：第二回課題（レポート）の回答
課題の回答に至った各自の考え方を互いに紹介し，意見交換を行う。
第13回[対面/face to face]：電力中央研究所我孫子研究所見学（13-14回、2コマ分実施）
千葉県我孫子市にある左記研究所を見学し、実験施設を見学後、自由懇談を行う。
第14回[対面/face to face]：電力中央研究所我孫子研究所見学（13-14回、2コマ分実施）
千葉県我孫子市にある左記研究所を見学し、実験施設を見学後、自由懇談を行う。
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
毎回の講義内容をよく復習する。本授業の復習時間は、1時間を標準とします。
テキスト（教科書）Textbooks
主にパワーポイント形式の講義資料のコピーの配布等による。
参考書References
講義の中で紹介する。
成績評価の方法と基準Grading criteria
A期、B期の終盤に実施するレポートによる（80％）。併せて理解度を確認するために授業中に行う質疑による（20％）。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
少ない人数なので、双方向の授業を進めたい。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
各自が普段使用しているパソコン
その他の重要事項Others
上記小規模レポートを通じて予習的に文献等の調査を行うことを宿題とする場合は、自主的に取り組むことを望む。