通信教育部（スクーリング）School of Correspondence Education (Schooling)
GEO300TE（地理学 / Geography 300）現地研究（冬期スクーリング）Field Excursion
中川 秀一
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 通信教育部（スクーリング）School of Correspondence Education (Schooling) |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2023 |
| 授業コードClass code | 46007 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 担当教員（自由記述）Instructor name | 中川 秀一 |
| 科目種別Class Type | スクーリング |
| 教室名称Classroom name | |
| 配当年次Grade | |
| 単位数Credit(s) | 1 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| カテゴリーCategory | 冬期 |
| 期間Period | 2群前半集中 |
| 定員Capacity | |
| 予備登録の有無Presence or Absence of Preliminary Registration | |
| 受講可能な学科・学年Eligible Courses / Grade | 『法政通信』受講申込み等関連頁を参照 |
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Outline (in English)
This course deals with the community development in rural area and the development of students’ skill in field work. Students will learn about the current situation and issues facing rural areas in Japan through the details of efforts to utilize the resources of local people. The survey area is the Senzaki area in Nagato City, Yamaguchi Prefecture.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
地域づくりの現場に立ち、現在の日本の地方のおかれている状況と課題について、地域の人々の資源活用の取り組み内容を通じて学びます。調査地域は、山口県長門市の仙崎地区周辺です。
到達目標Goal
フィールドワークの経験を通じて調査・研究方法の技術を高めること、現地での調査を通じて日本の地方の置かれている状況についての理解を深めること、これらを通じて地理的な見方、考え方をよりよく理解することを到達目標とします。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP2」「DP3」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
一次資源に基づく産業と暮らしの基盤を踏まえて、さまざまな歴史資産、自然景観を活用した地域づくりの実践について学びます。具体的には、水産資源を活用した蒲鉾などの食品加工業や捕鯨の歴史、養鶏の協同組合事業から発展した焼き鳥のまちの取り組み、金子みすずの郷里としての文学資産の観光利用などを視察し、まちづくりに取り組む人たちにヒアリングを行います。受講生は、ミーティングでのディスカッションを通じて調査活動を振り返ります。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
あり / Yes
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]：現地集合
キックオフミーティング
概要の説明・確認
参加者の自己紹介
第2回[対面/face to face]：地域資源の活用概況
センザキッチン視察
まちづくり協議会ヒアリング
第3回[対面/face to face]：文学資産の活用状況
みすゞ通り散策
金子みすゞ記念館見学
第4回[対面/face to face]：水産加工施設見学
蒲鉾製造工場見学
ヒアリング
第5回[対面/face to face]：温泉観光地視察 その１
新規事業者による開発状況の視察とヒアリング（星野リゾート）
第6回[対面/face to face]：自治体による地域づくりの施策
長門市役所でのヒアリング
第7回[対面/face to face]：養鶏業の発展と地域づくりへの展開 その１
養鶏協同組合ヒアリング
第8回[対面/face to face]：養鶏業の発展と地域づくりへの展開 その２
焼き鳥のまちづくり事業者ヒアリング
第9回[対面/face to face]：温泉観光地視察 その２
旧来型の温泉地（俵山）の状況視察とヒアリング
第10回[対面/face to face]：歴史資料館の見学
長門市総合文化財センター「ヒストリアながと」 学芸員による説明
引き揚げの展示など
第11回[対面/face to face]：捕鯨の歴史 青海島視察
くじら博物館等の見学
第12回[対面/face to face]：ミーティング
調査活動の振り返り、研究課題の検討
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
準備学習：事例地域に関する基本情報を、文献、統計資料、Web情報を収集してまとめておくこと。
ミーティングのまとめ：現地では各日の調査結果についてのディスカッションをまとめておくこと。
レポートの作成：期日までに現地での調査結果を踏まえた研究レポートを作成して提出すること。
授業の予習復習は、概ね各1時間／回を目安とする。
テキスト（教科書）Textbooks
特に指定しない。
参考書References
矢崎節夫監修（2023）別冊 太陽スペシャル 新版金子みすゞ生誕一二〇周年記念，平凡社．
小田切徳美編（2022）新しい地域をつくる―持続的農村発展論―，岩波書店．
筒井一伸編（2021）田園回帰がひらく新しい都市農山村関係―現場から理論まで，ナカニシヤ出版．
そのほか、対象地域、訪問先に関するwebサイトなどを各自で参照すること。
成績評価の方法と基準Grading criteria
事前調査レポート（20％）＋現地調査への取り組み（30％）＋現地調査レポート（50％）＝最終レポート(100％）
（ただし、事前調査レポートの内容は、最終レポートに含むこととする）
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
・雨天の行動について想定しておくこと。
・冬季の現地調査となるため、防寒については各自で十分注意されたい。
・積雪、降雪がある場合は、屋内での視察が中心となります。
以上のような事項を、あらかじめ伝えるようにすること。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
PCでインターネットによる通信で資料の送受信ができるようにして下さい。
現地では、緊急時に備えて、スマホ・携帯電話を携行して下さい。
その他の重要事項Others
・星野リゾートでの宿泊は予定していません。宿泊を希望する場合は行程の前後で各自で手配して下さい。
・所定の場所で食事をすることも調査の一部となります。食品に関するアレルギーなど、必要な事項はあらかじめ伝えておいて下さい。
・JR美祢線、山陰本線の一部が不通であることが予想されます。鉄道による現地入りを予定している人は交通情報に十分に注意をして準備してください。