通信教育部（スクーリング）School of Correspondence Education (Schooling)
LAW100TA（法学 / law 100）法学（日本国憲法）（冬期スクーリング）Legal Studies
葉 晶珠
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 通信教育部（スクーリング）School of Correspondence Education (Schooling) |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2023 |
| 授業コードClass code | 40003 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 担当教員（自由記述）Instructor name | 葉 晶珠 |
| 科目種別Class Type | スクーリング |
| 教室名称Classroom name | |
| 配当年次Grade | |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| カテゴリーCategory | 冬期 |
| 期間Period | 2群午前 |
| 定員Capacity | |
| 予備登録の有無Presence or Absence of Preliminary Registration | |
| 受講可能な学科・学年Eligible Courses / Grade | 『法政通信』受講申込み等関連頁を参照 |
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Outline (in English)
This course deals with the role of law in society, the basic concepts and principles of law, by focusing on the Constitution of Japan. We also introduce important provisions and major judicial precedents to help students develop a deeper understanding of law and legal mind.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
法は、社会の中で、どのような役割を果たしていますか。また、どのような概念や原則に基づいて法は成り立っていますか。日本国憲法を中心にこれらの問いを考えると同時に、重要な条文や代表的な判例を通して法及び法的思考に関する理解を深めていきます。
到達目標Goal
①憲法一般に関する基本的な概念と重要な原理を説明できるようになります。
②日本国憲法の基本構造について基礎的な理解を獲得します。
③代表的な判例の検討を通して、現代社会の諸問題を法学的な観点から思考する能力を身につけます。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「法律学科：DP5」「日本文学科：DP3」「史学科：DP1, DP3」「地理学科：DP1」「経済学科：DP7」「商業学科：幅広い教養」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
1.指定テキストの内容を中心に講義を行います（ppt使用）。
2.当日授業終了後に受講者からの質問に対応するほか、最終回の授業時間内に30分ほどの復習時間を設けているので、その際も質問に対応します。
3.リアクションペーパーや課題などに関して一部の内容を授業内で取り上げて講評します。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]：ガイダンス＋基本的人権総説＋人権の主体
ガイダンス、人権の発展史・内容・分類、人権の主体（マクリーン事件など）
第2回[対面/face to face]：人権の私人間効力
問題の背景、主要な学説、判例（三菱樹脂事件など）
第3回[対面/face to face]：幸福追求権
憲法13条の内容・意義、肖像権（判例）、プライバシー権（判例）、自己決定権（尊厳死など）
第4回[対面/face to face]：法の下の平等（その１）
総説、性別による差別（男女雇用機会、女性再婚禁止規定、夫婦同姓など）、身分による差別（尊属殺等重罰規定・判例）
第5回[対面/face to face]：法の下の平等（その２）
投票価値の平等、「一票の較差」問題（判例）
第6回[対面/face to face]：思想・良心の自由＋信教の自由
憲法19条の内容・意義、思想・良心の自由（定義・判例）、信教の自由（保障内容、審査基準、判例）
第7回[対面/face to face]：表現の自由＋検閲の禁止＋学問の自由
憲法21条、表現の自由（定義・判例）、検閲の禁止（定義・判例）、憲法23条と学問の自由（内容・判例）
第8回[対面/face to face]：移動の自由と経済的自由権
憲法22条、移動の自由、経済的自由権（内容・判例）、「二重の基準」論
第9回[対面/face to face]：社会権
憲法25条、生存権概説（学説・判例）、教育の自由（内容・判例）、労働基本権
第10回[対面/face to face]：人身の自由と裁判手続の保障
憲法31条（適正手続）、死刑の合憲性、迅速な裁判
第11回[対面/face to face]：日本国憲法の統治原理、司法権とその限界
憲法の成立（明治憲法と日本国憲法）、憲法の基本原理、違憲審査制（性質・判例）、憲法判断の回避（判例）
第12回[対面/face to face]：復習・試験
スクーリングの試験の受験資格を有する受講生のみが対象である。
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
①毎回の授業開始時間までにテキストの該当箇所を一通り読んで予習し、分からない用語などを事前に調べておくこと。
②復習として、講義期間中に配布される課題集に回答すること（提出不要）。
本授業の準備・復習学習は各 2.5時間を標準とします。
テキスト（教科書）Textbooks
西村健一郎ほか『判例法学 第5版』（有斐閣ブックス、2012年）¥ 2,400+税
参考書References
①体系書：芦部信喜『憲法』
（初心者には少し難しい内容となりますが、憲法学の定番教科書ともいえます。最新版でなくても構いません。）
②各種六法（出版社は問わない）
成績評価の方法と基準Grading criteria
成績評価は100点満点とし、平常点（20%）と最終試験の成績（80%）から構成されます。
① 平常点：リアクションペーパー（計2回提出してもらう）で評価します。
② 最終試験：最終回講義内に行われる筆記試験のことを指します。設問形式は授業で取り上げられた用語や判例の説明になります。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
教科書に載っていない内容に関しては、なるべく図や表の形でスライドに反映させるなど分かりやすく説明します。また、教室のあらゆる方向から見やすいようにスライドの文字のフォント、色やサイズなどを工夫します。