通信教育部（スクーリング）School of Correspondence Education (Schooling)
GEO300TE（地理学 / Geography 300）測量学及び測量実習（２）（冬期スクーリング）Methods and Practice in Surveying (2)
菅 富美男
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 通信教育部（スクーリング）School of Correspondence Education (Schooling) |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2023 |
| 授業コードClass code | 46005 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 担当教員（自由記述）Instructor name | 菅 富美男 |
| 科目種別Class Type | スクーリング |
| 教室名称Classroom name | |
| 配当年次Grade | |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| カテゴリーCategory | 冬期 |
| 期間Period | 1群後半集中 |
| 定員Capacity | |
| 予備登録の有無Presence or Absence of Preliminary Registration | |
| 受講可能な学科・学年Eligible Courses / Grade | 『法政通信』受講申込み等関連頁を参照 |
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Outline (in English)
This course introduces land surveying, especially focusing on the theory of acquiring horizontal position. In particular, a course and practice will be held for control point surveying by total station and the latest GNSS surveying.
Your overall grade in the class will be decided based on the following. Term-end examination: 40%, Calculation / survey results performed during class : 20%、in class contribution: 40%.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
空間に関する最も基本的な情報は位置に関する情報である。位置に関する情報を取得する手段として用いられるのが測量である。この授業では、測量に関する基礎的な理論を学ぶとともに、実習を行うことにより測量の基礎的技術の習得を目指す。特にトータルステーションを用いた基準点測量及び最新の技術であるＧＮＳＳ測量を中心に講義、実習を行う。あわせて、測量士補資格に必要な知識を習得する。
到達目標Goal
トータルステーションを用いた基準点測量の理論を理解しデータ処理ができるようになる．GNSS測量の原理，方法を理解できる．
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP2」「DP3」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
基準点測量の方法について学び実習を行う．実習で得られた観測データに基づいて新点の座標及び標高の計算を行う．また、ＧＮＳＳ測量の原理について講義を行い簡単な実習を行う．この授業では，教室で行う講義と実際に機材を使った実習を組み合わせて基準点測量の方法について学ぶ．
また，講義中に，課題並びに実習及びその取りまとめの内容に対して，適宜，講評・解説を行う．
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
あり / Yes
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]：測量の基準と基準点測量の概要
測量の基準と基準点測量の概要について講義を行う．
第2回[対面/face to face]：測量の誤差
測量で発生する誤差の概要とその処理方法について講義を行う．
第3回[対面/face to face]：基準点測量の方法並びに観測計画
基準点測量の手順及び方法と，トータルステーションを用いた基準点測量の観測計画（選点）について講義する．
第4回[対面/face to face]：測量機器（トータルステーション）の使用方法及び測量機器の誤差
トータルステーションによる角観測及び距離測定方法を講義，実機により習熟する．併せて測量機器に起因する誤差について講義する．
第5回[対面/face to face]：基準点測量の実習１
トータルステーションを用いた基準点測量を実習する．
第6回[対面/face to face]：基準点測量の実習２
トータルステーションを用いた基準点測量を実習する.
第7回[対面/face to face]：実習で取得した観測データの整理
基準点測量の記録である観測手簿の整理方法と観測の制限について講義し，実習データの整理を実習する．
第8回[対面/face to face]：基準点測量の補正計算
距離の測定に関わる補正の原理と補正計算に必要となる標高を求める計算について講義し，実習データにより距離の補正計算を実習する.
第9回[対面/face to face]：基準点測量の座標計算
座標の計算方法と点検計算の制限について講義し，実習データにより座標計算を実習する．
第10回[対面/face to face]：ＧＮＳＳ測量の原理と精度低下要因
ＧＮＳＳ測量の原理と精度低下の要因について講義する．
第11回[対面/face to face]：ＧＮＳＳ測量（単点観測法）の実習
１級ＧＮＳＳ受信機によりネットワーク型ＲＴＫ測量の単点観測法を体験する．
第12回[対面/face to face]：試験，まとめと解説
講義全体のまとめと実習結果の総評をおこない，試験を実施する．
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
授業時間内に終了しなかったデータ整理はグループごとに協力して次の時間までに終わらせておくこと．
電卓は機種によって使い方が異なるので，持参した電卓を使えるようにしておくこと．（例：sin、cos の関数，角度単位（10進，60進）の変換）
授業時間外の本授業の準備・復習時間は，2時間を標準とする．
テキスト（教科書）Textbooks
長谷川昌弘 ・ 川端良和 「改訂３版 基礎測量学」 電気書院（2021年発行、本体価格3,300円＋税）
参考書References
飯村友三郎ほか著 「公共測量教程 ＴＳ－ＧＰＳによる基準点測量 三訂版」東洋書店
国土交通省「作業規程の準則」令和3年6月24日更新（web版）
https://psgsv2.gsi.go.jp/koukyou/jyunsoku/pdf/r2/r2_junsoku.pdf
成績評価の方法と基準Grading criteria
授業中に行う計算・測量の成果（最終課題），実習態度及び試験を総合して評価する．提出物の欠如と４回以上（計算を含む実習期間については２回以上）の欠席者には単位を与えられない．
評価の割合は「平常点」及び実習態度４０％，授業中に行う計算・測量成果２０％，試験４０％とする．
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
授業及び実習時に出された疑問については，適宜解説を行うとともに，課題，レポートについては，次以降の講義時に解答・標準例を提示して解説する時間を設ける．
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
簡単な図を書くための直定規と，度分秒の６０進法を用いた三角関数・逆三角関数等を使う計算を行うため関数電卓（同等のスマートフォンアプリでも可）を必ず持参すること．
なお，事前に電卓を使用し，度分秒⇔度単位，sin，cos等の関数機能を確認しておくこと．