通信教育部（スクーリング）School of Correspondence Education (Schooling)
LAW200TB（法学 / law 200）法律学特講（冬期スクーリング）Special Study in Law
青柳 由香
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 通信教育部（スクーリング）School of Correspondence Education (Schooling) |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2023 |
| 授業コードClass code | 43009 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 担当教員（自由記述）Instructor name | 青柳 由香 |
| 科目種別Class Type | スクーリング |
| 教室名称Classroom name | |
| 配当年次Grade | |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| カテゴリーCategory | 冬期 |
| 期間Period | 1群午前 |
| 定員Capacity | |
| 予備登録の有無Presence or Absence of Preliminary Registration | |
| 受講可能な学科・学年Eligible Courses / Grade | 『法政通信』受講申込み等関連頁を参照 |
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Outline (in English)
We will learn about the field of law called "economic law". In particular, this lecture aims to gain a deeper knowledge and understanding of some specific issues after studying the basics of economic law.
Economic law is an academic concept that includes multiple legal systems related to economic order in the marketplace. In this lecture, we will focus on antimonopoly act, which is the core of economic law, taking into account the significance and history of economic law. The Antimonopoly Law is a law that aims to ensure and promote fair and free competition in the market. For this reason, the Antimonopoly Law is also known as the "Economic Constitution.
Through the lecture, we will understand the basic contents of the Antimonopoly Law and examine the ideal form of "fair competition" in business activities. Students will gain an awareness of the need for order , including fair competition, in the marketplace.
Before/after each class meeting, students will be expected to spend four hours to understand the course content.
Your overall grade in the class will be decided based on the following; Term-end examination: 79%、in class contribution (&quiz if any): 30%
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
本講義では法学の中でも「経済法」と呼ばれる分野を扱う。特に本講義では、経済法の基礎について勉強をしたのちに、特定の論点をいくつか取り上げ、より深い知識・理解を得ることを目的とする。
経済法は、市場における経済秩序に関する複数の法制度を含む講学上の概念である。本講義では、経済法の意義、歴史等を踏まえつつ、経済法の中心である独占禁止法を取り上げる。独占禁止法は、市場における公正かつ自由な競争を確保しこれを促進することを目的とする法律である。そのため、独占禁止法は「経済憲法」とも呼ばれている。
講義を通じて、独占禁止法の基本的な内容を理解し、事業活動における「公正な競争」のあり方について検討する。市場における公正競争をはじめとする秩序の必要性について認識を得る。
到達目標Goal
経済法・独占禁止法の歴史的経緯を理解し、基本概念を習得している。
事業者による競争制限的行為により、市場における競争が制限されるメカニズムについて十分に理解している。
授業で扱う論点を通じて、事業活動における「公正な競争」のあり方及びその必要性について十分に理解している。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」「DP3」「DP4」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
講義では経済法の概観を紹介したうえで、いくつかの規制類型・先端的議論について、裁判例・公取委による行政措置その他の具体例を用いながら、受講生の理解を深めることとする。
授業は対面で実施する。授業中に受講生の発話を求めることがある。受講生の積極的な参加を期待する。
授業では、配布する資料と教科書を活用されたい。受講生には各日ごとにリアクションペーパーの提出を求める。ここには質問や意見等を記述されたい。これに基づいて、授業中にフィードバックを行う。また、リアクションペーパーを通じて見られる学生の理解の状況に応じて、スケジュールを多少変更する可能性がある。
また、実務家をゲストスピーカーに迎えての講義を1回予定している。先方の都合で実施スケジュールが変更になる場合、授業スケジュール内で調整を図る。変更の連絡は授業内で行うので注意されたい。先方のやむを得ない事情等でキャンセルになる場合には、通常の授業を実施する。
※すでに経済法の基礎的な内容を履修済みの学生にとっては、本講義はより先端的な内容を履修する機会となる。
※2021年に本講義担当者が実施した授業と同内容になるので、履修済の学生は受講しないようにしてほしい。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]：イントロ
独占禁止法・経済法の役割
第2回[対面/face to face]：独占禁止法の歴史
沿革を知る
第3回[対面/face to face]：独占禁止法の体系
独禁法の全体像を知る
第4回[対面/face to face]：独占禁止法の体系
ゲストスピーカーの実務家による講義
第5回[対面/face to face]：再販売価格維持行為と知的財産権１
知的財産権と独占禁止法の関係
第6回[対面/face to face]：再販売価格維持行為と知的財産権２
規制対象としての再販売価格維持行為
第7回[対面/face to face]：再販売価格維持行為と知的財産権３
著作物再販制度
第8回[対面/face to face]：再販売価格維持行為と知的財産権４
新聞特殊指定
第9回[対面/face to face]：プラットフォームと独禁法１
問題の所在、プラットフォームビジネスの特殊性
第10回[対面/face to face]：プラットフォームと独禁法２
事例の検討
第11回[対面/face to face]：プラットフォームと独禁法3
近時の動向
第12回[対面/face to face]：期末試験
期末試験と講評
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
本授業の準備・復習時間は、各2時間を標準とします。
テキスト（教科書）Textbooks
岸井大太郎他『経済法』（有斐閣、第 9 版補訂、2022）→法改正に対応している
※過去に経済法に関する講義を受講した際に用意した独占禁止法の教科書が数年内のものであれば足りるので、新たに購入する必要はない。ただし、近年の法改正（特に手続法）に対応していないことに注意されたい。新たな法改正で導入された確約手続きについて授業で触れる可能性が高い。
参考書References
授業中に指示する。ウェブ上の資料等を活用したい。
成績評価の方法と基準Grading criteria
期末試験70％、平常点 30 ％。
期末試験は第12回の冒頭で実施し、授業内でフィードバックを行い、理解を深めたい。期末試験は論述式、持ち込み可、を予定している。
授業ではリアクションペーパーの提出を求め、平常点の対象とする。受講生の経済法の理解の定着を図るため、小テストを実施する可能性がある。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
今年度は昨年度とは異なる内容となっているが、過去の一連のアンケートを踏まえ、事例や資料を活用しつつ、受講生の理解を深める工夫を継続し、より良い授業を実施したい。
その他の重要事項Others
なし