全学共通教育プラットフォームIntegrated Education Platform
CMF100LA(その他の複合領域 / Complex systems(Others) 100)課題解決型フィールドワークProject-based Fieldwork
引退競走馬のセカンドキャリア構築による人馬のウェルビーイング
高見 京太Kyota TAKAMI
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 全学共通教育プラットフォームIntegrated Education Platform |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2023 |
授業コードClass code | A9825 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | オータムセッション/Autumn Session |
曜日・時限Day/Period | 集中・その他 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 多摩 |
教室名称Classroom name | 多多他‐その他 |
配当年次Grade | 1~4 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | ※定員20名程度 |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリーCategory | 社会連携教育科目群 |
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Outline (in English)
Course outline
In this lecture, Based on the philosophy of "Horses and Humans Well-being", the aims of this lecture are to understand the method of building a second career for retired racehorses promoted by the JRA and learn the original philosophy of welfare and new prospects for diversity.
Learning Objectives
By the end of the course, students should be able to do the followings:
-A. Understand the ecology and evolution of horses and experience the dynamism of racehorses.
-B. Understand the method of building a second career for retired racehorses.
-C. Understand Horses and Humans Well-being.
-D. Discuss ways to link horses' and horses' health and welfare, bring about synergistic effects, and find a specific direction.
Learning activities outside of classroom
Students will be expected to have completed the required assignments after each class meeting.
Grading Criteria /Policy
Your overall grade in the class will be decided based on the following
Short report in a lecture: 30%
Fieldwork efforts: 60%
Final report: 10%
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
本授業は、SDGsの3「すべての人に健康と福祉を」の取組みとして位置づけ、その対象を動物である「馬」へ拡大して捉えている。
近年、動物の福祉に対する関心が高まり、引退競走馬のアフターケアへの取組みが世界的に注目されている。その解決に向けて、JRAでは研究を重ねて技術開発に取組み、2020年に引退競走馬のセカンドキャリアに関する対策として「引退競走馬のリトレーニング」を体系立てて確立するに至った。従来の引退競走馬のリトレーニングの課題として、国内では、「独自の経験則での実施」「安全実施に向けたスキーム欠如」「サラブレッドへの誤った先入観」などマイナスの要素が散見されていた。
本授業では、講義とフィールドワークを通じて、「人馬のウェルビーイング」の理念を元に、JRAが推進する「引退競走馬のセカンドキャリア構築」の手法を理解し、福祉本来の理念と多様性の新たな展望を学ぶことにより、そこにある課題を明確化し、人馬の健康と福祉を繋ぎ合わせて相乗効果をもたらす手立ての基礎を作り出すことを目的とする。
到達目標Goal
・馬の生態と進化を理解し、競走馬の躍動を体感する。
・引退競走馬のセカンドキャリア構築の手法を理解する。
・人馬のウェルビーイングについて理解する。
・人馬の健康と福祉を繋ぎ合わせ、相乗効果をもたらす手立てを議論して、一定の方向性を見出す。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
法政大学川崎校地教室での講義、馬の博物館(横浜)、川崎競馬場、法政大学多摩キャンパス馬場でのフィールドワーク、スポーツ健康学部棟教室での講義と相互ディスカッションを通じて、引退競走馬のセカンドキャリア構築における課題を、人馬のウェルビーイングの観点から、異なる学部・学年の学生が議論し、最終的にレポートの提出をする。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
あり / Yes
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1(9月13日)[対面/face to face]:ガイダンス
本授業の概要と目的、到達目標を確認し、フィールドワークを実施する際の受講ポイントを理解する
法政大学川崎校地
2(9月13日)[対面/face to face]:「人馬のウェルビーイング」の基礎知識
人馬のウェルビーイングについての基礎的な事項を理解する
法政大学川崎校地
3(9月13日)[対面/face to face]:フィールドワークⅠ
馬の生態・進化
馬の生態や進化、馬事文化について理解する
馬の博物館(横浜)
4(9月13日)[対面/face to face]:フィールドワークⅡ
競馬場でのレース前の競走馬観察
レース前の馬の様子を観察し、馬の挙動や馬を引率する人の役割を理解する。
川崎競馬場
5(9月13日)[対面/face to face]:フィールドワークⅢ
競馬場でのレース中の競走馬観察
馬が見せるレース中の全力疾走とその直後の様子を観察し、馬の能力を理解する。
川崎競馬場
6(9月14日)[対面/face to face]:フィールドワークⅣ
JRAが推進する引退競走馬のリトレーニングの基礎
JRA講師によるリトレーニング手法の1つである「グランドワーク」のデモンストレーションを見学し、実務現場を理解する
法政大学馬場
7(9月14日)[対面/face to face]:フィールドワークⅤ
リトレーニングと厩舎作業の実践
JRA講師よりグランドワークの実技指導を受けて、その手法を実践する。また、馬房や馬糞堆肥を利用した農園での作業を実践する。
法政大学馬場
8(9月14日)[対面/face to face]:JRAが推進する馬事振興
JRAが推進する引退競走馬のリトレーニングの理論と馬事振興について理解する。
スポーツ健康学部棟
9(9月14日)[対面/face to face]:人馬のウェルビーイングにおけるサラブレッド利用の課題
受講者相互のディスカッションを通じて、人馬のウェルビーイングにおけるサラブレッド利用の課題をあぶり出す
スポーツ健康学部棟
10(9月19日)[対面/face to face]:フィールドワークⅥ
人馬のウェルビーイングの実践(体験乗馬)
馬の性質を理解するために、乗馬を体験する
法政大学馬場
11(9月19日)[対面/face to face]:フィールドワークⅦ
人馬のウェルビーイング実践(触れ合い活動の実践)
馬の性質を理解するために、人馬のウェルビーイングによる馬との触合いを体験する
法政大学馬場
12(9月19日)[対面/face to face]:フィールドワークⅧ
人馬のウェルビーイング実践(馬の手入れ)
馬の性質を理解するために、馬の手入れを体験する
法政大学馬場
13(9月19日)[対面/face to face]:引退競走馬を用いた人馬のウェルビーイングの可能性
受講者相互で、福祉やウェルビーイングの向上に引退競走馬を用いることの可能性を議論する。
スポーツ健康学部棟
14(9月19日)[対面/face to face]:まとめ
本授業の振返り、受講者相互のディスカッションを通じて、課題解決に資する方策の提言を作成する
スポーツ健康学部棟
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
必要に応じて配布する
参考書References
必要に応じて紹介する
成績評価の方法と基準Grading criteria
講義におけるショートレポート:30%
フィールドワークの取り組み:60%
最終レポート:10%
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
受講生同士の議論の時間がもっと欲しかった、との意見があったので前回よりも多くの時間を設定した。
その他の重要事項Others
第1日目(9月13日)は、川崎校地保健体育棟に9:30までに集合して下さい。その後は、バスで馬の博物館、川崎競馬場へ移動してフィールドワーク終了後(16:30ごろ)に現地解散です。
https://goo.gl/maps/UJWxa6XZU5jxDgUH6
第2日目(9月14日)と、第3日目(9月19日)は、多摩キャンパスエッグドーム付近に9:00に集合して下さい。馬場とスポーツ健康学部棟の間をバスで移動して、フィールドワークと講義に参加し16:00ごろスポーツ健康学部棟で解散です。