スポーツ健康学研究科Graduate School of Sports and Health Studies
HSS500I1（健康・スポーツ科学 / Health/Sports science 500）スポーツ健康学高度開発演習（実践研究／理論研究）Seminar in High level development of Sports and Health Studies (Practical Studies/Theoretical Studies)
中澤 史Tadashi NAKAZAWA
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | スポーツ健康学研究科Graduate School of Sports and Health Studies |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2023 |
| 授業コードClass code | S9906 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
| 曜日・時限Day/Period | 集中・その他/intensive・other courses |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 多摩 |
| 教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
| 配当年次Grade | 1～2 |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| カテゴリー |
博士後期課程授業科目/Doctor's course 演習科目/Seminar courses |
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Outline (in English)
【Course outline】
This course aims to train doctoral degree holders who are well versed in practice, and focuses on "practical research" as an exercise assignment. On the other hand, if the student has already reached the level of an advanced practitioner or needs to enhance the theoretical aspect in relation to the doctoral dissertation, "Theoretical Research" will be permitted, and the course will be conducted in either of these two ways. In either case, students work on a freely selected topic for a certain period of time under the guidance of their primary and secondary supervisors, and receive group guidance and evaluation of the results from multiple faculty members. The purpose of this program is to help students develop their individual careers and complete exercises that will serve as the basis or part of their doctoral thesis work.
【Learning Objectives】
Work on exercises that are useful for career development and form the basis or part of a PhD thesis.
【Learning activities outside of classroom】
The course begins in the fall semester of the first year or the fall semester of the second year, but some exercises require a longer period of time, so students should consult with their advisors and start working on their assignments before the start of the course. The preparatory study and review time for this class is 2 hours each, and the specific content of the efforts is as follows.
【Grading Criteria /Policy】
Comprehensive evaluation is performed according to the following criteria. Ability to solve and manage diverse practical issues (70%), ability to disseminate and return research results to society (30%)
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
当科目は、実践に精通した博士号取得者の養成をねらいとし、演習課題として「実践研究」を中心に進める。一方で、履修者がすでに高度な実践者の域に達している場合や博士論文との関連で理論的側面を充実させる必要がある場合には「理論研究」を認め、これら2種のいずれかにより進める。いずれにしても主・副指導教員の指導のもとで一定期間、自由に選択した課題に従事し、成果に対して複数教員の集団指導と評価を受ける。履修者個人のキャリア形成に役立ち、博士論文作成の基礎あるいは一部となる演習課題をこなすことを目的としている。
到達目標Goal
キャリア形成に役立ち、博士論文の基礎あるいは一部となる演習課題に取り組む。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち，「DP４」，「DP５」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
スポーツ心理学分野における実践研究もしくは理論研究に取り組む。「実践研究」の一例は次の通りである。スポーツ現場での指導経験を有する履修者が、日本スポーツ心理学会による「スポーツメンタルトレーニング指導士」資格取得条件にある「30時間以上の指導実績」等の基準に倣い、アスリートやスポーツチームの心理支援に取り組み、その過程で浮上した自己の課題とそれを解決・改善するための方法論を提示する。指導教員は、心理支援の方法およびその効果の検討の仕方等について指導・支援する。また「理論研究」の一例は次の通りである。アスリートやスポーツチームの心理支援の方法と効果に関する国内外の文献を精査し、個人種目と団体種目、国内と国外における心理支援の方法およびその効果の違い等に関する研究報告を作成する。指導教員は、データの収集、分析方法、考察の妥当性、成果発表の方法等について指導・支援する。なお、授業内で行ったプレゼンテーション等の課題に対する講評や解説は当該授業の後半に行う。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
あり / Yes
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]：研究課題の設定
研究課題について「実践研究」「理論研究」のいずれを選択するのかについて意見交換する。
第2回[対面/face to face]：研究課題の意義・目的
履修者が研究課題の意義・目的についてプレゼンテーションし、それに対する意見交換と指導を行う。
第3回[対面/face to face]：研究方法の検討
研究の方法やスケジュール等について確認する。
第4回[対面/face to face]：研究対象の検討
実践研究：研究対象となるアスリートもしくはスポーツチームについて検討する。
理論研究：研究対象となる種目・年代等に関連する先行研究を概観する。
第5回[対面/face to face]：研究環境の検討
実践研究：研究対象の環境・条件、課題に従事する期間・頻度の妥当性等について検討する。
理論研究：研究課題に関連する先行研究・資料等の入手経路の確認、入手に要する費用等について検討する。
第6回[対面/face to face]：研究構想・計画の確認
履修者が研究構想・計画の全体像についてプレゼンテーションし、それに対する意見交換と指導を行う。
第7回[対面/face to face]：中間発表
専門領域の担当教員を中心とした公聴会のもとで、研究構想・計画について履修者がプレゼンテーションし、研究課題が遂行可能であるか等について意見交換を行う。
第8回[対面/face to face]：課題従事のプロセス①
実践研究：心理支援の理論・手法等の利点・改善点等について記録した内容を発表する。
理論研究：研究対象に関連する国内の文献等を精査し、そのデータを総括的に評価する「システマティック・レビュー」へ向けての調査に着手する。
第9回[対面/face to face]：課題従事のプロセス②
実践研究：心理支援の進捗状況について数量的・質的に記録した内容を発表する。
理論研究：研究対象に関連する国外の文献等を精査し、そのデータを総括的に評価する「システマティック・レビュー」へ向けての調査に着手する。
第10回[対面/face to face]：課題従事のプロセス③
実践研究：心理支援による対象者の変化について数量的に分析した内容を発表する。
理論研究：収集した国内外の文献等を観点別・カテゴリー別に分類・整理する。
第11回[対面/face to face]：課題従事のプロセス④
実践研究：心理支援による対象者の変化について質的に分析した内容を発表する。
理論研究：観点別・カテゴリー別に分類・整理された文献等の特徴について考察する。
第12回[対面/face to face]：課題従事の成果①
実践研究：心理支援を通して得られた成果の利点・改善点について検討する。
理論研究：自己の研究課題に応じて整理され、考察された文献等の特徴を分析する。
第13回[対面/face to face]：課題従事の成果②
実践研究：心理支援の成果とプロセスを数量的・質的観点からまとめる。
理論研究：自己の研究課題に応じて整理され、考察された文献等を総括し、一定の傾向や未明の課題等を同定する。
第14回[対面/face to face]：成果発表
博士課程担当教員全員参加の公聴会のもとで、研究成果について履修者によるプレゼンテーション、参加者との質疑応答を行い、専門領域の担当教員が評価を行う。
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
開講時期は1年次の秋学期もしくは2年次の秋学期であるが、演習課題によっては長期を要するため、指導教員と相談しながら履修時期より以前に課題に着手しておくことが必要となる。なお、本授業の準備学習・復習時間は各2時間です。
テキスト（教科書）Textbooks
必要に応じて資料等を配布します。
参考書References
1.日本スポーツ心理学会（編）「スポーツメンタルトレーニング教本三訂版」大修館書店 2016
2.中澤 史 「アスリートの心理学」 日本文化出版 2016
成績評価の方法と基準Grading criteria
多様な実践的課題を解決しマネジメントできる能力（70%）、研究成果の社会的発信・還元能力（30%）
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
新設科目につき特になし。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
PCおよび資料の作成や共有、課題の提出が可能なソフトウエアを準備してください。また、必要に応じて授業中に適宜指示します。
その他の重要事項Others
進捗状況によって授業計画の順番は変更する場合があります。