スポーツ健康学研究科Graduate School of Sports and Health Studies
OTR600I1(その他 / Others 600)スポーツ健康学演習ⅠSeminar in Sports and Health Studies Ⅰ
山本 浩Hiroshi YAMAMOTO
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | スポーツ健康学研究科Graduate School of Sports and Health Studies |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2023 |
授業コードClass code | S9027 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 集中・その他/intensive・other courses |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 多摩 |
教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
配当年次Grade | 1 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
カテゴリー |
修士課程授業科目/Master's Course 研究指導/Research courses |
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Outline (in English)
(1) To improve problem-setting skills and organize and clarify one's own themes.
(2) To bring sports health studies to a high level of fruition by adding "new" expertise to the knowledge cultivated during undergraduate years. Acquire basic thought processes and methodologies for master's thesis writing based on detailed and extensive insights.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
(1)課題設定能力を高め、自らのテーマを整理し明確にする。
(2)スポーツ健康学を、学部時代に培った知識に加え、新たな」知見を加えた上で高いレベルに結実させる。緻密で広範な見識を元に、修士論文執筆への基礎的な思考回路や方法論を身につける。
到達目標Goal
A.研究構想発表会の準備ができる力を身につけることが当面の目標である。
B.そのためには研究を十分に展開できるような日本語力の習得と、先行研究を深いところまで読み込む広範な知識の獲得が欠かせない。
C.スポーツとその周辺に点在する「魅力」や「問題点」を十分に洞察できるように、「スポーツ」と「健康」およびそれらをとりまく「社会環境」について、互いの連携にも意識をおきながら、体系的に理解する能力を身につけることが目標である。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
受講院生の自主的な行動、意欲的な研究、それに旺盛な好奇心が演習の活力を生む。活字と思考の世界に籠もるばかりでなく、社会との接点を拡げるために、外の世界との交流のチャンスを積極的に紹介していく。また、試行錯誤を恐れることなく、チャレンジングなテーマ設定をすることで理論形成の基部を安定したものにしたい。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
あり / Yes
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1回[対面/face to face]:ガイダンス
受講生のバックグラウンドの研究の対象を見比べながら、研究に取り組むルートの設定を図る。
2回[対面/face to face]:スポーツを取り巻く政治
第二次大戦後のスポーツをとりまく環境が、政治的にどのように変わってきたか。その変遷を確認する。
3回[対面/face to face]:スポーツを取り巻く経済
国内外のスポーツが経済、経営に対して、どのように向き合ってきたか分析する。
4回[対面/face to face]:スポーツを取り巻く社会
スポーツをする、教える、見る、そして伝える動きがどう関係し合ってきたか、三次元的に総括する。
5回[対面/face to face]:自分視点
修士論文執筆を構想した自らの思考回路、テーマ設定が、スポーツ環境の変化の中でどう位置づけられるか検討する。
6回[対面/face to face]:テーマの主軸点検①
論文の骨組みを考える。
7回[対面/face to face]:テーマの主軸点検②
仮説の妥当性を吟味する。
8回[対面/face to face]:資料検索
仮説を検証するデータ、調査法、意見集約、先行研究を注意深くチェックする。
9回[対面/face to face]:論文の筋立て構成①
先行研究、現代のジャーナルな論評など、同じテーマに対する世界の考え方を照らしてみる。
10回[対面/face to face]:論文の筋立て構成②
類似のテーマに対し、時代を縦に切ったときにどのような評価があったのか。それぞれを対比して分析する。
11回[対面/face to face]:調査項目素案
論文の方向を規定する調査項目に関して、どのような尺度を用いるのか、近接研究から検討する。
12回[対面/face to face]:調査項目研究
類似テーマに関して、先行事例をチェックしながら、自らの調査項目に反映させる。
13回[対面/face to face]:プレゼンテーション①
先行研究や予備調査を元にプレゼンテーションを作成し、テーマに沿ってどのような構成が可能か検討する。
14回[対面/face to face]:プレゼンテーション②
ここまでの成果を、レベルを一段上げてプレゼンテーションで発表する。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
関連する先行研究には、間断なく接するように意識を高く持つこと。論文の精度と説得力を高いレベルに維持するためには、時代の変化に敏感であり続けなければならない。そのためにも、社会のありようを常に素材として取り上げながら、論文の設計構築に当たりたい。受講生のテーマを追求するには、ジェンダー研究に関する深い知識が要求される。ジェンダー関連論文や著作に積極的に目を通して、客観的な指標を構築していくこと。
テキスト(教科書)Textbooks
なし
参考書References
飯田貴子,熊安貴美江,來田享子編「よくわかる スポーツとジェンダー」ミネルヴァ書房,2018年
藤田真文「メディアの卒論~テーマ・方法・実際~」ミネルヴァ書房,2016年
杉本喜代栄編著「女性学入門」(改訂版)ミネルヴァ書房,2021年
成績評価の方法と基準Grading criteria
「わかりやすさ」「新しい視点」「説得力のある展開」「引用(統計、研究成果など)の適性」(各 15%) それに「論理的整合性」がバランスよく勘案されているかどうか(40%)で評価する。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
昨年度実績なし
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
パソコン
その他の重要事項Others
論文やプレゼンテーションに使う可能性のある素材、とりわけ写真やデータに関しては普段から「もの」「こと」「人」を意識して撮り、記録しておくこと。キャプションを記載することも忘れないように。
記憶しておくべきフレーズや引用は、必ず出典情報を詳細に残しておく。