通信教育部(スクーリング)School of Correspondence Education (Schooling)
GEO300TE(地理学 / Geography 300)自然地理学(地形)(Ⅱ)(後期メディア)Physical Geography (Topography)
前杢 英明
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 通信教育部(スクーリング)School of Correspondence Education (Schooling) |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2023 |
授業コードClass code | 64001 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
担当教員(自由記述)Instructor name | 前杢 英明 |
科目種別Class Type | スクーリング |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
カテゴリーCategory | 後期メディア |
期間Period | 後期 |
定員Capacity | |
予備登録の有無Presence or Absence of Preliminary Registration | |
受講可能な学科・学年Eligible Courses / Grade | 『法政通信』受講申込み等関連頁を参照 |
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Outline (in English)
The aim of this course is to get fundamental knowledge of geomorphology.The goals of this course are to understand landform processes and to recognize geological time scale.Before/after each class meeting, students will be expected to spend four hours to understand the course content.Final grade will be calculated according to the following process Mid-term report (30%) and term-end examination (70%).
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
自然地理学に関連する諸分野のうち、地形学に関する基本的な知識、考え方、研究成果等について、体系的に解説する。
到達目標Goal
いつも漫然と見ていたなんでもない地形が、本授業を受講することにより、ダイナミックな地形形成過程を、風景の背後に想像できるようになること、また地形・地質学的タイムスケールで考えられるようになること。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
地形とは何かについて地球規模で確認することからはじめ、地形を形成する作用ごとに、地形形成の実例を紹介していく。秋学期(2)では主に「内作用」とよばれる地球内部の熱エネルギーを源とした地形形成作用について取り上げる。
中間課題に対しては、①採点もしくは個別評価・添削、②全体講評、③模範解答や優秀リポート等の掲示、のうちいずれかを実施する。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:オンライン/online
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[オンライン/online]:地形と生活(導入)
本授業全体の概要。日本列島の地球規模からみた位置。
第2回[オンライン/online]:プレートテクトニクスと大地形(1)
プレートテクトニクス理論が発見された歴史、その概要を説明する。
第3回[オンライン/online]:プレートテクトニクスと大地形(2)
地球の内部構造とプレート運動の原動力、プリュームテクトニクスについて概説する。
第4回[オンライン/online]:プレートテクトニクスと大地形(3)
プレートテクトニクスによって出来る地形、内作用と変動帯、広域的地殻変動などを概説する。
第5回[オンライン/online]:断層と断層変位地形
断層とは何か?断層によって作られる地形にはどのようなものがあるのか?
第6回[オンライン/online]:活断層と地震
断層運動と地震の関係、それによって地表面に現れる新鮮な断層変位地形。
第7回[オンライン/online]:津波の原理と過去の津波
津波と普通の波は何が違うのか?過去に発生した津波を地形や地質から明らかにする方法。
第8回[オンライン/online]:火山活動と火山地形
火山とマグマの関係、噴火の様式、様々な火山地形
第9回[オンライン/online]:気候変化と氷河性海水準変動
10万年スケールでの気候変化と海水準変動
第10回[オンライン/online]:氷河性海水準変動と海成段丘
10万〜数1000年スケールで変動する海水準変動と海成段丘の形成のメカニズム
第11回[オンライン/online]:地震性地殻変動による隆起海岸地形と過去の巨大地震
日本のような変動帯には、沿岸で発生する巨大地震により海岸が隆起し、その地形が保存されている。それらを紹介し、過去の地震を解き明かす過程を概説する。
第12回[オンライン/online]:アイソスタシーによる海岸地形の変動
海水や氷床変動により、陸地は変動する。それらによってどのような地形が形成され、どのようなことがわかるのか概説する。
第13回[オンライン/online]:広域火山灰と地形研究
地形の編年学的研究に大きな影響をあたえた火山灰編年学について概説する。
第14回[オンライン/online]:年代測定法
地形研究で利用されるいくつかの代表的な年代測定法について解説する。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
日本や世界の独特な地形、美しい地形に興味を持ち、参考書、写真集、DVD教材等を見ることによって、自ら授業への動機付けを行うこと。
本授業の準備・復習時間は、各2時間を標準とする。
テキスト(教科書)Textbooks
使用しない
参考書References
『写真と図で見る地形学』(復刻版)太田陽子ほか、東京大学出版会、2007年
『日本列島の地形学』太田陽子ほか、東京大学出版会、2010年
『建設技術者のための地形図読図入門1〜4巻』鈴木隆介、古今書院、1997〜
『図説地球科学』杉村 新ほか、岩波書店、1988
『地震と断層』島崎邦彦・松田時彦、東京大学出版会、1994
『大地の動きをさぐる』杉村 新、岩波科学の本、1973
『プレートテクトニクス』上田誠也、岩波書店、1989
『変動する地球』笠原慶一・杉村 新、岩波地球科学選書、1991
『火山とプレートテクトニクス』中村一明、東京大学出版会、1989
成績評価の方法と基準Grading criteria
中間リポート(30%)
メディアスクーリング試験(70%)
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
中間レポートの課題はなるべく後半のテーマからは出さないように気をつけたい。