通信教育部(スクーリング)School of Correspondence Education (Schooling)
MAN300TG(経営学 / Management 300)会計情報論Ⅰ(後期メディア)会計情報論Ⅰ(後期メディア)
坂上 学
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 通信教育部(スクーリング)School of Correspondence Education (Schooling) |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2023 |
授業コードClass code | 66029 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
担当教員(自由記述)Instructor name | 坂上 学 |
科目種別Class Type | スクーリング |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
カテゴリーCategory | 後期メディア |
期間Period | 後期 |
定員Capacity | |
予備登録の有無Presence or Absence of Preliminary Registration | |
受講可能な学科・学年Eligible Courses / Grade | 『法政通信』受講申込み等関連頁を参照 |
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Outline (in English)
(Course outline)
The objective of this lecture is to acquire basic knowledge of the accounting data model for building accounting information systems.
The design and development of accounting information systems proceeds on the premise of a fixed database management system (DBMS) and what is key at this time is the accounting data model. This lecture gives an overview of the development of accounting data model theory as represented by the REA accounting model with the objective of having students understand the fundamentals of accounting data models.
(Learning Objectives)
The goal of the course is to provide students with an overview of the development of the REA accounting model, the significance of the accounting data model, and the basic knowledge of the database theory behind it.
(Method)
This classes are conducted in online lectures (video-on-demand system). Students must take a mini-test after watching the class video.
(Learning activities outside of classroom)
This seminar will be based on the assumption that you have read the material in the textbook prior to class.
(Grading Criteria/Policy)
The evaluation will be based on the total score of the mini-test and the term report.
Grading will be based on the following percentages:
100-90:S
87-89:A+
86-83:A
82-80:A-
79-77:B+
76-73:B
72-70:B-
69-67:C+
66-63:C
62-60:C-
59-0:D
No term report: E
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
本講義では、会計情報システムの構築における会計データモデルの基本について学ぶ。
会計データモデルは、Sorterの事象アプローチをきっかけとして、主としてデータベース理論の一領域であるデータモデル論の展開とともに進展してきた。具体的には、階層モデル、網モデル、関係モデル、実体関連モデル、オブジェクト指向モデルなどのモデルが提唱されてきたが、これらの集大成であるREA会計モデルについて学習する。
到達目標Goal
会計データモデルの到達点であるREA会計モデルが開発されるに至るまでの展開を概観し、会計データモデルの意義と、その背後にあるデータベース理論の基礎を理解することを目標としている。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
オンデマンドによるオンライン授業で実施し、授業動画を視聴した後に、小テストを受験すること。小テストは採点を実施し、期末の成績評価に反映させる。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:オンライン/online
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[オンライン/online]:会計データモデル論へのイントロダクション
会計データモデル論についての全体像と講義の進め方を解説する。
第2回[オンライン/online]:事象理論の形成
テキスト第1章「序論」および第2章「事象理論の形成」について学ぶ。
第3回[オンライン/online]:事象理論研究の展開
テキスト第3章「事象理論研究の展開」について学ぶ。
第4回[オンライン/online]:データモデリングの基本とANSI/X3/SPARCの3層スキーマ
テキスト第4章「会計データモデル論の展開」のデータモデルの基本について学ぶ。
第5回[オンライン/online]:階層モデルおよび網モデルによる会計データモデル論の展開
テキスト第4章「会計データモデル論の展開」の階層モデルおよび網モデルについて学ぶ。
第6回[オンライン/online]:関係モデルにおけるデータベースの構造
テキスト第4章「会計データモデル論の展開」の関係モデル(データベースの構造)について学ぶ。
第7回[オンライン/online]:関係モデルにおけるデータベースの一貫性
テキスト第4章「会計データモデル論の展開」の関係モデル(データベースの一貫性)について学ぶ。
第8回[オンライン/online]:関係モデルにおけるデータ操作言語
テキスト第4章「会計データモデル論の展開」の関係モデル(データ操作言語)について学ぶ。
第9回[オンライン/online]:オブジェクト指向モデルによる会計データモデルの展開
テキスト第4章「会計データモデル論の展開」のオブジェクト指向モデルについて学ぶ。
第10回[オンライン/online]:REA会計モデル①-概念モデル研究の展開
テキスト第5章「REA会計モデル」の概念モデル研究の展開について学ぶ。
第11回[オンライン/online]:REA会計モデル②-REA会計モデルの開発
テキスト第5章「REA会計モデル」のREA会計モデルの開発について学ぶ。
第12回[オンライン/online]:会計事象の体系化とオントロジー
テキスト第6章「会計事象の体系化とオントロジー」のオントロジーの基礎について学ぶ。
第13回[オンライン/online]:REA会計モデルのオントロジー分析
テキスト第6章「会計事象の体系化とオントロジー」のREA会計モデルのオントロジー分析について学ぶ。
第14回[オンライン/online]:会計データモデル論のまとめ
会計データモデル論に関するまとめをおこなう。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
事前にテキストを読んで、あらかじめ分からない点などを把握したうえで授業に臨むこと。本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
坂上学(2016)『事象アプローチによる会計ディスクロージャーの拡張』中央経済社。
参考書References
増永良文(2003)『リレーショナルデータベース入門-データモデル・SQL・管理システム〔新訂版〕』サイエンス社。
成績評価の方法と基準Grading criteria
各回の授業時に実施する小テストの得点と、リポート試験の得点を総合的に判断して評点を計算する。
計算された評点を基に、以下のとおり評価を行う。
100-90:S
87-89:A+
86-83:A
82-80:A-
79-77:B+
76-73:B
72-70:B-
69-67:C+
66-63:C
62-60:C-
59-0:D
リポート試験未提出: E
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
テクニカルな用語がたくさん出てくるので、理解するのが大変かもしれないが、頑張ってほしい。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
特にはなし。
その他の重要事項Others
「ITパスポート」程度のコンピュータ全般に関する知識は、本授業の理解を大いに助けることになると思われるので、余裕があれば合わせて「基本情報技術者試験」「応用情報処理技術者試験」といった資格の取得も目指して欲しい。
また、本講義は「データベーススペシャリスト試験」に必要な内容を一部カバーしているので、将来データベーススペシャリストを目指す場合には、大いに役立つものとなるだろう。
・基本情報技術者試験:https://www.jitec.ipa.go.jp/1_11seido/fe.html
・応用情報技術者試験:https://www.jitec.ipa.go.jp/1_11seido/ap.html
・データベーススペシャリスト試験:https://www.jitec.ipa.go.jp/1_11seido/db.html
担当教員の専門分野等
<専門領域>会計学、会計情報システム
<研究テーマ>事象アプローチによる会計情報開示システムの構築、機械学習を用いた企業評価方法の探索、財務諸表データのテキストマイニング。
<主要研究業績>
・『事象アプローチによる会計ディスクロージャーの拡張』、中央経済社、2016年.(2016年度経営分析学会森脇賞受賞)
・"The Impact of XBRL Adoption on the Information Environment: Evidence from Japan," The Japanese Accounting Review, Vol. 4 (January 2015), pp. 49-74. (with Bai Zhenyang and Fumiko Takeda)
・"Value Relevance of Profit Available for Dividend," (with Shin'ya Okuda, and Atsushi Shiiba) Asia-Pacific Journal of Accounting & Economics, Vol. 17, 2010, pp. 41-56.
・"Japanese Accounting Profession in Transition," (with Hiroshi Okano and Hiroshi Yoshimi) Accounting, Auditing & Accountability Journal, Vol. 12 No. 3, March 1999, pp. 340-357.
・『新版 会計人のためのXBRL入門』(単著)、同文舘、2011年.
・『財務情報の利用可能性と簿記・会計の理論』(新田忠誓氏との共編著)、森山書店、2008年.