文学部Faculty of Letters
ARSk300GA(地域研究(地域間比較) / Area studies(Interregional comparison) 300)言語文化論ⅠLanguage and Culture I
粟飯原 文子
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 文学部Faculty of Letters |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2023 |
授業コードClass code | A3805 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 集中・その他/intensive・other courses |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 / Ichigaya |
教室名称Classroom name | オンライン(市ヶ谷) |
配当年次Grade |
2~4 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリーCategory | 共通科目 |
他学科公開科目 | |
クラスGroup | |
昼夜表記Day or Night |
すべて開くShow all
すべて閉じるHide All
Outline (in English)
[Course outline] This course is designed to provide students with new insights into concepts and contours of the "English-speaking world" by focussing on the experiences of formerly colonised peoples and countries. [Learning objectives] Students will be expected to gain a comprehensive understanding of the historical trajectories of the "Third World" and thus a different perspective on World History. [Learning activities outside of classroom] Students will be expected to review the audio-visual materials and the handouts. The required study time is at least four hours for each class session. [Grading policy] Final grade will be decided based on the following: short reports 60% and term-end examination 40%.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
英語圏世界とは、むろんイギリスや北米だけではなく、世界中に広がるイギリスの統治地域や植民地(そしてアメリカの領土なども)を多く含みこむ。したがって、英語圏世界について学ぶこととは、多くの場合、旧植民地地域について学ぶことでもある。そのためにもこの授業では、かつて「第三世界」あるいは「南」と呼ばれた旧植民地地域の歴史的な軌跡を概観して、「世界史」を異なる視座から学び、ひいては「英語圏」という枠組を再考することを目的とする。
到達目標Goal
・旧植民地地域について学び、現代の国際状況の理解につなげる。
・旧植民地地域の歴史を振り返り、その主体性を重んじながら、西洋の視点から語られる「世界史」に対する別様の視点を身につける。またそこから、多様な文化的背景をもつ人々および国々の相互交流とその意義や課題について複数の角度から理解する。
・東西の対立という観点から説明され、理解されがちな冷戦を、旧植民地地域の経験から再考する。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
・授業は学習支援システムを通じたオンライン(オンデマンド方式)での開講となる。毎週「お知らせ」を配信するので確認すること。
・毎回視聴覚資料を配信する。各自で学習して、期限までに課題を提出すること。
・リアクションペーパーにおけるコメントの紹介、質問に対する応答を通じて、さらなる議論に活かしたい。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:オンライン/online
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[オンライン/online]:イントロダクション
授業の概要と進め方、成績評価の基準などについて説明。まず、「英語圏の文化」とはなにか考える。
第2回[オンライン/online]:英語圏とはなにか
英語圏、英語使用地域の歴史的な背景と現在の状況について考える。
第3回[オンライン/online]:第一次世界大戦後の世界―民族自決
第一次世界大戦のとらえ方、1919年の「民族自決」の世界的な動向について学ぶ。
第4回[オンライン/online]:反帝国主義連盟
植民地地域から多数の代表が集まった1927年のブリュッセル会議、その意義について学ぶ。
第5回[オンライン/online]:第二次世界大戦後の世界―独立への道
第二次世界大戦前後の植民地地域の独立への動きを考える。
第6回[オンライン/online]:アジア・アフリカ会議
1955年のアジア・アフリカ会議(バンドン会議)の重要性を再考する。
第7回[オンライン/online]:アフリカ諸国独立
1957年のガーナ独立からアフリカ諸国独立の時代を振り返り、また、独立後の困難について考える。
第8回[オンライン/online]:非同盟諸国運動
1961年にベオグラードで誕生した非同盟諸国運動というまとまりについて学ぶ。
第9回[オンライン/online]:キューバ革命と三大陸人民会議
1959年のキューバ革命の衝撃、革命後のキューバを中心にして発展した連帯運動、この時代を覆うアメリカの影について学ぶ。
第10回[オンライン/online]:第三世界から見る冷戦①
旧植民地において冷戦とは、決して「冷戦」などではなく、その影響下で激しい戦争が起こっていた。また、多くの場ではアメリカによる軍事介入を受けた。旧植民地地域における「冷戦」とはなんであったか、二度にわけて学ぶ。
第11回[オンライン/online]:第三世界から見る冷戦②
前回の続き。いくつかの地域と国の事例をもとに、旧植民地地域の「冷戦」の経験を学ぶ。
第12回[オンライン/online]:構造調整の時代―第三世界の弱体化
旧植民地地域はどのようにして苦境に陥っていったのか。その背景をたどり、現在の文脈につなげて考える。
第13回[オンライン/online]:現代の諸問題
現在の英語圏および旧植民地地域について概観する。
第14回[オンライン/online]:期末課題の説明とまとめ
全体の復習をおこない、期末課題について説明する。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
復習として授業時に配布したハンドアウトや資料を読み直すこと。
また、参考文献を適宜紹介するので、それを読むこと。本授業の準備学習・復習時間は各2時間を標準とする。
テキスト(教科書)Textbooks
資料を配布する。
参考書References
授業中に紹介する。
成績評価の方法と基準Grading criteria
成績評価の方法と基準は次の通り。
・各回の課題(リアクションペーパーなど)の提出(60%)
・期末課題(40%)
この成績評価の方法をもとに、本授業の到達目標の60%以上を達成した者を合格とする。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
受講生の思考をうながし、積極的に参加できるような講義を行うよう努力したい。
その他の重要事項Others
受講希望者は必ず 1 回目の授業を受けてください。