教職・資格(多摩)Teacher-Training Courses and Qualification Courses (Tama)
メディアと人間Ⅱ/比較文化論ⅡMedia and Human Life Ⅱ/Comparative Studies in Culture II [MCC]
李 舜志Sunji LEE
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 教職・資格(多摩)Teacher-Training Courses and Qualification Courses (Tama) |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2023 |
授業コードClass code | L9012 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 木3/Thu.3 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 多摩 |
教室名称Classroom name | B201 |
配当年次Grade | 1~4 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリーCategory | 資格関係科目 |
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Outline (in English)
The goals of this course are to understand the theories regarding relationship between media and human being.
Students will be expected to have completed the required assignments after each class meeting. Your study time will be more than four hours for a class.
Your overall grade in the class will be decided based on midterm report(50%) and final report(50%).
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
メディアと人間が切っても切り離せない関係で結ばれていることを学び、メディアの分析、設計、表現に資する基礎的な知見を習得する。メディアと人間Iは基礎編として主に各メディアの特徴とその歴史を学び、メディアと人間IIでは応用編としてメディアについての哲学や理論を扱う予定である。
到達目標Goal
メディアについて、これまでどのような哲学、思想、理論が構築されてきたのか、概観する。その際、ポピュラー音楽や写真、ビデオゲームなど、具体的なメディア作品や実践を取り上げる。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
メディアについての哲学や理論について、具体的な作品を取り上げつつ考察する。リアクションペーパーに沿って授業内容を変更する場合もある。授業内でリアクションペーパーによる感想や質問に回答する時間も設ける。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1[対面/face to face]:オリエンテーション
授業の概要と評価方法、課題について説明する。
2[対面/face to face]:美と政治
とくにナチスに焦点を当て、美と政治の関係について分析する。
3[対面/face to face]:ヴァルター・ベンヤミン:複製技術時代の芸術作品
ヴァルター・ベンヤミンの複製技術論について、当時の芸術動向や政治状況を念頭に置きつつ分析する。
4[対面/face to face]:アドルノとホルクハイマー:啓蒙の弁証法
アドルノとホルクハイマーをはじめとしたフランクフルト学派の、特に文化産業論について分析する。
5[対面/face to face]:ジークフリート・クラカウアー:映画の理論
ジークフリート・クラカウアーの『映画の理論』について分析する。
6[対面/face to face]:ローラ・マルヴィ:フェミニズム映画
ローラ・マルヴィによる映画の構造についてのフェミニズム的考察を分析する。
7[対面/face to face]:アイドル:労働としての消費
アイドルについて、とくにSNS時代の労働と消費が混合した活動について分析する。
8[対面/face to face]:中間試験
中間試験を行う。
9[対面/face to face]:スーザン・ソンタグ:他者の苦痛へのまなざし
スーザン・ソンタグの写真論を取り上げ、他者の苦痛を写真を通してまなざすことの問題点について分析する。
10[対面/face to face]:アレクサンダー・ギャロウェイ:カウンター・ゲーミング
アレクサンダー・ギャロウェイのカウンター・ゲーミングを取り上げ、ビデオゲームの芸術的・政治的側面について分析する。
11[対面/face to face]:ジョセフ・ヒース:啓蒙主義2.0
ジョセフ・ヒースの『啓蒙主義2.0』を取り上げ、理性的な活動をメディアがどのように支えるのか、分析する。
12[対面/face to face]:ハルムート・ローザ:加速する社会
ハルムート・ローザの『加速する社会』や加速主義の議論を、メディアの観点から分析する。
13[対面/face to face]:ベルナール・スティグレール:技術と時間
ベルナール・スティグレールの『技術と時間』を参照し、メディアについて分析する。
14[対面/face to face]:期末試験
期末試験を行う。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
本授業の準備学習・復習時間は各2時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
特になし
参考書References
特になし
成績評価の方法と基準Grading criteria
中間試験(第二回~第七回から出題):50%
期末試験(第九回~第十四回)のレポート:50%
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
特になし
その他の重要事項Others
必須ではないが、メディアと人間Ⅰを履修していることが望ましい。