教職・資格(多摩)Teacher-Training Courses and Qualification Courses (Tama)
社会教育概論Ⅰ/生涯学習論ⅠSocial Education (Adult and Community Education) I
栗山 究Kiwamu KURIYAMA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 教職・資格(多摩)Teacher-Training Courses and Qualification Courses (Tama) |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2023 |
授業コードClass code | L9003 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 金2/Fri.2 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 多摩 |
教室名称Classroom name | 社301 |
配当年次Grade | 2~4 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリーCategory | 資格関係科目 |
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Outline (in English)
In this class, we will learn fundamental features in Adult Learning and understand that various learning is being created among our lives living in contemporary society while associating with ourselves or community education practices in each region as well as educational activity on social education facilities (libraries, museums, community learning centers, etc.) .
And we will discuss about these cases and ideas through Group-Works in this class and present the result of its to the class in there. For this reason, the standard preparation and review time for each lecture is 2 hours each. Grading will be based on the overall evaluation of twice reports (70%) and class attitude (30%).
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
成人の学習の基本的な特徴を探り、各地の住民の学びあいの実践と関連づけながら、現代社会に生きる私たちのくらしのなかに、さまざまな学びが生み出されていることへの理解を深めます。
社会教育施設(図書館・博物館・公民館など)をはじめ、地域の教育活動の基盤となる理論や実践に関する知識と方法を習得し、住民の学びあいとその学びあいを支える人たちの役割を考察します。
以上を通し、社会教育に対する自らの考えを輪郭づけていくことで、生涯に亘る自らの学びの意味を探究していく基礎を養います。
到達目標Goal
①くらしのなかに多様な学びの機会や場所が広範に存在していること、それらの学びや場所が生みだされてくる意味、背景や課題を理解し、説明できるようになります。
②司書・学芸員・社会教育主事・社会教育士をはじめとした学習支援者の役割や学習者の学びあいの条件整備のあり方を理解し、説明できるようになります。
③グループワーク等での受講者相互の意見交換や、文献を読む営みを通して、社会教育・生涯学習に関する自らの意見や考えを整理し、その意見や考えを簡潔に表現できるようになります。また、その意見や考えを他者へ円滑に伝えていく方法や、課題に対する他者との相互学習のあり方を検討できるようになります。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
講義内容と関連して適宜、受講者相互の学びあいが促されるようなペア学習や、授業内で指定した文献等をグループメンバーで分担し、相互学習に取り組むグループワーク等を実施する対面授業です。
コメントシートに対するフィードバックは原則、翌週授業にて行います。
学習支援の一環として適時、学習支援システム「Hoppii」を活用します。
授業計画は、受講者の問題意識や興味関心の程度に応じて、柔軟に変更していく可能性があります。詳細は授業内で適宜指示していきます。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
あり / Yes
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1[対面/face to face]:成人の学びの特徴
自分自身のこれまでの学びをふりかえる
2[対面/face to face]:成人の学習論の展開
文献と小グループ討議から基本となる特徴や課題を考察する
3[対面/face to face]:基礎教育の課題と展望
映像資料から前2回の学習の意義と課題を整理する
4[対面/face to face]:成人教育に関わる国際的議論
UNESCOでの議論から前回学習内容をふりかえる
5[対面/face to face]:生涯学習という理念と学習権思想
グループワーク①課題に取り組む
6[対面/face to face]:ノンフォーマル教育の可能性
グループワーク①を実施する
7[対面/face to face]:グループワーク①発表会
グループ発表と映像資料から前半期の学習をふりかえる
8[対面/face to face]:日本における生涯学習概念の成立と社会教育実践
生涯学習、社会教育の概念を歴史的に概説する
9[対面/face to face]:学校教育・社会教育と生涯学習社会
映像資料からその理念と課題を再検討する
10[対面/face to face]:社会教育施設である図書館・博物館・公民館等の役割
グループワーク②課題に取り組む
11[対面/face to face]:地域社会に根ざした社会教育施設における実践
映像資料からその役割を検討する
12[対面/face to face]:住民の学びあいを地域で支える人たちの実践分析
グループワーク②を実施する
13[対面/face to face]:住民の学びあいから生まれた学習拠点における実践
グループワーク②のまとめを行い、授業内容をふりかえる
14[対面/face to face]:各自が参加・経験してきた実践事例のグループ別発表会
グループワーク③を実施する
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
(1)第13回授業で提出する課題レポートの作成に向け、各自の調査と研究の時間が必要になります。この提出は、最終回の授業で実施するグループワーク③参加の必要条件となります。授業の初回に課題と方法を提示します。計画的に準備をして仕上げてきてください。
(2)授業では単元に応じてグループを編成し、メンバー内で課題を分担し、事前・事後課題に取り組むグループワークが3回あります。
(3)最終回終了後に期末レポートを提出します。配付教材やコメントシートはファイルを用意してまとめ、授業内容、グループワークやディスカッションで気づいたことを整理し、自分なりにふりかえる時間を自覚的につくってください。
上記(1)(2)(3)に向けた準備学習・復習時間は各2時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
講義では、各回テーマに応じて、担当教員が作成・編集した資料を配布します。
資料の一部は、学習支援システムより配信します。
参考書References
「月刊社会教育」編集委員会編(各月発行)『月刊社会教育』旬報社、佐藤一子・大安喜一・丸山英樹編(2022)『共生への学びを拓く-SDGsとグローカルな学び』エイデル研究所、浜口哲一(2000)『放課後博物館へようこそ-地域と市民を結ぶ博物館』地人書館など。
上記の参考書のほか、初回および各回の授業内で文献一覧を提示します。
成績評価の方法と基準Grading criteria
(1)課題レポート(40%)、(2)期末レポート(30%)、(3)授業への取組み姿勢(30%)で判定し、総合評価60点以上を合格とします。(1)(2)の提出は単位修得の必要条件となります。
(1)は到達目標①の内容を具体的事例に即して深められていること、(2)は到達目標②の内容を授業で得た知見を活かして自身の言葉で論理的に考察できていること、(3)はグループワークへの積極的貢献が、それぞれ評価基準となります。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
本年度授業担当者変更によりフィードバックできません。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
授業に関する連絡を、学習支援システムを通して配信する場合もありますので、利用できる状態にしておいてください。可能な受講生は3回のグループワーク時、各自のPCやタブレットを用意して臨んで構いません。
その他の重要事項Others
本科目は、社会教育職員(司書・学芸員・社会教育主事)の資格、社会教育士の称号の修得に必要な資格課程の必修科目の一つです。
より理解を深めるため、秋学期の社会教育概論Ⅱ(生涯学習論Ⅱ)との連続受講を推奨します。