教職・資格(多摩)Teacher-Training Courses and Qualification Courses (Tama)
博物館展示論Museum Exhibition Studies
松丸 裕之Hiroyuki MATSUMARU
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 教職・資格(多摩)Teacher-Training Courses and Qualification Courses (Tama) |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2023 |
授業コードClass code | C6760 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 土1/Sat.1 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | F309 |
配当年次Grade | 1~4 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリーCategory | 資格関係科目 |
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Outline (in English)
Through practical examples, students will learn about exhibitions as information media for space, especially museum exhibitions, including the basic outline of exhibitions, the characteristics of museum exhibitions, and how to plan, design, and produce them. In the class, we also plan to hear about the practices of various experts involved in museum exhibition sites. In addition to lectures, there are also plans for learning at actual exhibition facilities and group work to put exhibition plans into practice.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
空間の情報メディアとしての展示、特に博物館における展示とはどのようなものか、ここでは展示の基本的な概要をはじめ博物館展示の特性・企画・デザイン・製作の進め方について実践例を通じて学ぶ。授業では、博物館の展示の現場に携わる多様な専門家からその実践について話しを聞くことも予定している。また講義の他、実際の展示施設での学びや、展示企画構成を実践するグループワークも予定している。
到達目標Goal
①博物館展示の特性について理解を深める
②情報メディアとしての展示を構成するストーリー・演出要素等について理解する
③展示がどのように構成し出来上がっているかを理解する
④小規模の展示を企画・構成することができるようになる
*尚、事前に博物館概論・博物館資料論等を履修し博物館概要について理解しておくことを推奨します。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
予め用意するパワーポイントをもとに講義を進める。
各回終了後にリアクションペーパーを提出するとともに、施設の実地見学を予定している。またグループワークでは受講生を任意にグループ分けし、与えられたテーマをもとにグループで企画構成を行いプレゼンテーションし、最後に講評する。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
あり / Yes
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[オンライン/online]:オリエンテーション
授業の概要説明、進め方、グループ決め等。
第2回[対面/face to face]:博物館展示概論-博物館展示とは何か
博物館展示の特性・役割、諸類型等について展示の歴史を通じて学ぶ。
第3回[対面/face to face]:博物館展示の流れ
博物館展示を支える人々、展示の構成・プロセス等についてワークショップ・展示評価を含め実際例をもとに学ぶ。
第4回[対面/face to face]:様々な博物館展示
国内外の多様なテーマによる博物館展示のあり方について学ぶ。
第5回[対面/face to face]:博物館展示の技術 Ⅰ企画する
博物館展示の企画とはどのようなものか、どのように組み立てるのかを実際例をもとに学ぶ。
第6回[対面/face to face]:博物館展示の技術 Ⅱデザインする
博物館展示のデザイン・設計とはどのようなものか、どのように行いどこにこだわるのか等について実際例をもとに学ぶ。(ゲストスピーカーを予定)
第7回[対面/face to face]:博物館展示の技術 Ⅲ製作する
展示を実際に作り上げる上での留意点等について実際例をもとに学ぶ。
第8回[対面/face to face]:博物館展示のエレメント Ⅰ実物資料と展示ケース・照明
博物館展示における主要な要素である実物資料の取り扱いについて、その展示方法と合わせて学ぶ。
第9回[対面/face to face]:博物館展示のエレメント Ⅱ展示解説・グラフィック
展示の主要な解説手段であるグラフィック及び様々な解説手段について学ぶ。
第10回[対面/face to face]:博物館展示のエレメント Ⅲ模型・造型
博物館展示をわかりやすく表現する手段としての模型・造型・レプリカ(複製)等について、その実際例を通じて制作過程と留意点等について学ぶ。(ゲストスピーカーを予定)
第11回[対面/face to face]:現地学習
都内の施設を実地見学・学習予定。
*6/24の補講を予定
第12回[対面/face to face]:博物館展示のエレメント Ⅳ映像・音響
近年急速に発展する博物館展示における映像等のあり方・事例について、その実際例をもとに学ぶ。
第13回[対面/face to face]:グループワーク
事前に与えられたテーマをもとにグループ毎にディスカッションし、企画・構成を検討 まとめ作業を行う。
尚、事前の4回程度の講義の後半でグループ毎にミーティングを行うことを予定。
第14回[対面/face to face]:まとめ(プレゼンテーション・講評)・期末テスト
博物館展示をめぐる今後の課題・役割についてまとめを行う。
最終企画案をまとめ、グループ毎にプレゼンテーションし講評する。期末テストを実施する。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
3館以上のミュージアム(博物館・資料館・科学館等)に行き、展示の構成・ストーリー・演出・空間の特徴について確認・まとめておくこと。
またそれ以外にも積極的に各種施設見学を行うこと。
(当大学はキャンパスメンバーズ会員のため東博等無料で見学が可能)
テキスト(教科書)Textbooks
「博物館展示の理論と実践」里見親幸 2014年 同成社
2800円+税
参考書References
「展示論〜博物館の展示をつくる〜」日本展示学会 2010年 雄山閣
成績評価の方法と基準Grading criteria
出席(各回リアクションペーパーと小テストを予定)40%、グループワーク・プレゼンテーション20%、レポート20%、期末テスト(教科書・講義内容から出題)20%
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
受講者からのフィードバックを大切に授業運営を進める。
その他の重要事項Others
・第11回「現地学習」は、6/24の補講にて行います。(このため5/6は休講します)
詳細は講義の中で説明します。
・尚、担当講師は展示会社にて30年以上博物館展示計画の実務を行ってきており、これらの実践を通して博物館展示を様々な角度から見ていきます。