教職・資格（多摩）Teacher-Training Courses and Qualification Courses (Tama)
美術史（西洋）ＡHistory of European Arts A
安藤 智子Tomoko ANDO
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 教職・資格（多摩）Teacher-Training Courses and Qualification Courses (Tama) |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2023 |
| 授業コードClass code | A3853 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 春学期授業/Spring |
| 曜日・時限Day/Period | 木4/Thu.4 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
| 教室名称Classroom name | 市Ｇ‐Ｇ４０１ |
| 配当年次Grade | 3～4 |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| SDGsCPSDGs CP | |
| アーバンデザインCPUrban Design CP | |
| ダイバーシティCPDiversity CP | |
| 未来教室CPLearning for the Future CP | |
| カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
| 千代田コンソ単位互換提供（他大学向け）Chiyoda Campus Consortium | |
| カテゴリーCategory | 資格関係科目 |
すべて開くShow all
すべて閉じるHide All
Outline (in English)
Course Outline: Focusing on modern and contemporary art created in Europe, especially in France, we will study artworks from multiple points of view.
Learning Objectives: The goal of this course is to learn how to understand works of art in the context of art history.
Learning Activities Outside of the Classroom: If possible, students should go to museums voluntarily to see artworks, based on the knowledge they learn in the class.
Grading Criteria/Policy: The final grade will be decided according to brief comments written by students at the end of each class (30%) and papers submitted in the middle and at the end of the course (30% and 40% respectively).
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
近代から現代までの美術史の文脈において、芸術作品を様々な視点から考察するとともに、その鑑賞方法を習得する。
到達目標Goal
芸術作品の主題、様式、技法等に関する美術史の基礎知識の習得に加え、同時代の鑑賞者の特徴、美術制度や社会状況を踏まえた上で、多角的・重層的に捉える視点を持って、芸術作品を考察する。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
授業当日に資料をアップした上で講義を行う。
講義では、パワーポイントで作品の画像を映写し解説していく。
授業の最後にリアクションペーパーを配布し、各自の考察や感想を記入してもらう。
春学期は西洋美術史を学習する上での基礎編、秋学期はその応用編といった構成になっている。できれば秋学期も通じ、１年間受講してほしい。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]：ガイダンス
授業の概要と展覧会情報
美術史の学習方法・参考文献
第2回[対面/face to face]：美術史の基礎概念
美術におけるジャンルとは？
第3回[対面/face to face]：美術史の基礎用語
絵画鑑賞の基礎となる概念及び造形的な要素を説明する
第4回[対面/face to face]：絵画のジャンル① 神話画・宗教画
ギリシア神話や聖書に典拠した絵画や時事的な絵画まで、物語や出来事を表現する絵画を見ていく
第5回[対面/face to face]：絵画のジャンル② 寓意画
「アレゴリー」という概念を説明しながら、寓意画を読み解く
第6回[対面/face to face]：絵画のジャンル③ 肖像画・風景画・風俗画
物語画以外のジャンルの絵画について外観する
第7回[対面/face to face]：物語から表象へ
聖書の主題である「受胎告知」を例にとり、テキストから絵画イメージへの変換の過程を検証する
第8回[対面/face to face]：王侯貴族の絵画
ロココの芸術を中心に、主に王侯貴族がパトロンであった時代の絵画を見る
第9回[対面/face to face]：フランス革命期の絵画
新古典主義の絵画を中心に、フランス社会が変容した時代の絵画を検証する
第10回[対面/face to face]：ロマン主義の絵画
時事的な主題を扱った作品や人間の暗部に焦点を当てたロマン主義の絵画を紹介する
第11回[対面/face to face]：都市と自然①
文化が花開く都市を描いた作品と農業が営まれる自然を描いた作品を対比して見る
第12回[対面/face to face]：都市と自然②
とくに都市改造計画で一新したパリの様子や人々の姿を描出した絵画を考察する
第13回[対面/face to face]：美術制度と芸術
１９世紀中葉からのパリの美術制度と俯瞰し、展覧会と芸術作品の関係性について考察する
第14回[対面/face to face]：まとめと質疑応答
これまでの考察をもとに、芸術作品への見方の多様性を確認する
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
美術館にできるだけ出向いて、常設のコレクションや企画展に展示されている実際の美術作品を見てほしい。本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とします。
テキスト（教科書）Textbooks
E.H.ゴンブリッチ『美術の物語』を部分的に読み１章につき要約をすることを中間か期末の課題とする。
授業では教科書は使用せず、参考文献を授業中に適宜紹介する。
参考書References
『世界美術大全集 西洋編』、小学館、19-24巻、1993-96年
高階秀爾・三浦篤編『西洋美術史ハンドブック』、新書館、1997年
三浦篤『まなざしのレッスン１―西洋伝統絵画』、東京大学出版会、2001年
三浦篤『まなざしのレッスン2－西洋近現代絵画』、東京大学出版会、2015年
E.H.ゴンブリッチ『美術の物語』、ファイドン、2007年日本語版初版。
成績評価の方法と基準Grading criteria
中間レポート（３０％）学期末レポート（４０％）と、平常点（主に授業で紹介した作品に対するコメント、３０％）を参考に成績評価を決定する。
芸術作品に関する基礎知識を身に付けた上で、分析と論証の手続きが一定のレベルに達しているかを評価基準とする。平常点には授業内コメントを含む。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
できるだけアート作品を見る機会を増やしてもらうために、授業中に開催中の展覧会の紹介する。また状況が許せば展覧会見学も実施したい。