通信教育部（スクーリング）School of Correspondence Education (Schooling)
GEO200TE（地理学 / Geography 200）自然地理学特講（夏期スクーリング）Special Study in Physical Geography
小寺 浩二
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 通信教育部（スクーリング）School of Correspondence Education (Schooling) |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2023 |
| 授業コードClass code | 36010 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 担当教員（自由記述）Instructor name | 小寺 浩二 |
| 科目種別Class Type | スクーリング |
| 教室名称Classroom name | |
| 配当年次Grade | |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| カテゴリーCategory | 夏期 |
| 期間Period | 2群午後 |
| 定員Capacity | |
| 予備登録の有無Presence or Absence of Preliminary Registration | |
| 受講可能な学科・学年Eligible Courses / Grade | 『法政通信』受講申込み等関連頁を参照 |
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Outline (in English)
Acquire the basic theory of "ocean and limnology," which is one of the most important fields of physical geography, and deepen your understanding of research methods in this field. Although the focus is on the field of hydrology, it is a valuable learning opportunity, so we will also be able to deepen our understanding of survey and research methods of geography, which is not limited to any field.
The standard preparation and review time for this class is 2 hours each.
Comprehensive evaluation of (1) prior study, (2) normal score, (3) interim report, and (4) final report. In principle, points will be allocated as follows: (1) 20 points, (2) 20 points, (3) 20 points, and (4) 40 points, but minor adjustments will be made based on everyone's results.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
自然地理学の中でも重要な一分野である「海洋・陸水学」の基礎理論を習得し、この分野での研究法について理解を深める。水文学分野を中心とするが、貴重な学習の機会なので、分野には限らない地理学の調査・研究方法に関しても、理解を深められるようにする。
到達目標Goal
「海洋・陸水学」の基礎知識を習得し、研究テーマの選定、先行研究の文献レビュー、資料・データ収集、データ解析、各種主題図の作成、まとめなど、研究論文を書く上で必要な能力について理解を深める。
あわせて、地理学全般の分野で調査・研究を行う能力についても、同様に理解を深める。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
毎回、「海洋・陸水学」の基礎について講義し、理解を深める。その上で、研究・論文作成のための具体的な手法についても学ぶ。
事前に授業に関係する分野からテーマを設定し、先行論文のレビューを行った上で、授業に入る。そして、事前準備内容の修正をしながら、正しい研究の仕方、論文の書き方について、毎時間指導する。特に、データ解析や各種主題図の作成法については、コンピュータとＧＩＳを活用する方法について理解を深める。
授業は、対面形式で行い、資料提示や課題提出に関しては、ネット上のドライブを利用したシステムなどを活用する予定である。
毎回､リアクションペーパーを提出してもらい、その内容を踏まえて、次回以降の授業に反映させる。途中で提出していただく中間レポートに関しても、講評し、レポートの書き方について指導する。
その結果を踏まえて、講義後には、改めて内容を充実させた最終レポートを提出していただく。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
あり / Yes
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]：１）海洋・陸水学とは？
２）研究テーマの選び方
いくつかの具体的なテーマの中から選定する方法を学ぶ。
第2回[対面/face to face]：１）流域の水収支と物質循環
２）対象地域の選び方
個別テーマに従って、対象地域を選定する方法について学ぶ。
第3回[対面/face to face]：１）河川学の基礎
先行研究のレビュー２）①（文献リスト）
文献リストの作成法について学ぶ
第4回[対面/face to face]：１）地下水学の基礎
２）先行研究のレビュー②（論文要旨のまとめ方）
いくつかの論文の要旨をまとめ、比較しながら研究課題を見つける方法について学ぶ。
第5回[対面/face to face]：１）湖沼学の基礎
２）資料・データの収集法
インターネットなどを活用した資料・データを収集する方法について学ぶ。
第6回[対面/face to face]：１）雪氷学の基礎
２）データの解析法
主に、Excelを用いたデータ解析について学ぶ
第7回[対面/face to face]：１）海洋学の基礎
２）ＧＩＳを用いた主題図作成法①
日本全図スケールでの主題図について学ぶ
第8回[対面/face to face]：１）河川学の応用
２）ＧＩＳを用いた主題図作成法②
都道府県スケールでの主題図について学ぶ
第9回[対面/face to face]：１）地下水学の応用
２）ＧＩＳを用いた主題図作成法③
市町村スケールでの主題図について学ぶ
第10回[対面/face to face]：１）湖沼学の応用
２）結果のまとめ方
様々な図表などを用いたまとめ方を学ぶ
第11回[対面/face to face]：１）雪氷学の応用
２）論文の記述法
実際に論文を書く上で必要な具体的なポイントについて学ぶ
第12回[対面/face to face]：１）海洋学の応用
２）中間レポートの評価・講評
提出された中間レポートについて講評する
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
１）事前準備：受講確定後、テーマを決定し、文献リストを作成する。
「シラバスで示されている海洋陸水学の分野からテーマ（具体的で、身近なもの）を一つ選定し、以下のようなサイトから文献を探してダウンロードし、リスト化して授業に参加してください。受講時の作業やレポート作成のためには、事前に行っておくことが必須です。」
J-STAGE トップ (jst.go.jp)
https://www.jstage.jst.go.jp/browse/-char/ja/
２）事後学習：受講時に提出した中間レポートに対する講評を受けて、期限までに修正したものを提出する。
３）本授業の準備・復習時間は、各２時間を標準とする。
テキスト（教科書）Textbooks
１）小寺浩二・三井嘉都夫（2019）:自然地理学「海洋・陸水学」、法政大学通信教育部、1800円
参考書References
１）小寺浩二（2020）：自然地理学概論、法政大学通信教育部、1,800円
２）後藤真太郎・谷謙二・酒井聡一・坪井塑太郎・加藤一郎(2013)：『MANDARAとEXCELによる市民のためのGIS講座 第3版－地図化すると見えてくる－』
古今書院, 2,600円（絶版になっているが、古本などで、なるべく入手してください）
「フリーＧＩＳソフトＭＡＮＤＡＲＡ１０入門」でも結構ですが、上記のものの方が役に立ちます。
成績評価の方法と基準Grading criteria
①事前学習、②平常点、③中間レポート ④最終レポート を総合的に評価。原則として、①20点、②20点、③20点、④40点のように配点するが、全員の結果を踏まえて微修正する。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
毎回、受講生の反応を確認しつつ、講義内容について修正しながら授業を行う。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
受講時に自分自身のパソコン（Windows）を持参することが望ましい。
自分のノートパソコンであれ ば、講義中にカスタマイズすることができ、今後も活用することが できるが、無理な人に対しては、大学で用意したパソコンを貸与し て授業を行う。
その他の重要事項Others
海洋陸水学の基礎知識とＧＩＳの活用が前提なので、事前にテキスト・参考文献を用いて自習しておくことが必要である。
オフィスアワーは、毎回の授業開始前15分､終了後30分とするので、個別の質問などがあれば、その時間を活用していただきたい。