通信教育部（スクーリング）School of Correspondence Education (Schooling)
GEO300TE（地理学 / Geography 300）現地研究（夏期スクーリング）Field Excursion
米家 志乃布
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 通信教育部（スクーリング）School of Correspondence Education (Schooling) |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2023 |
| 授業コードClass code | 36003 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 担当教員（自由記述）Instructor name | 米家 志乃布 |
| 科目種別Class Type | スクーリング |
| 教室名称Classroom name | |
| 配当年次Grade | |
| 単位数Credit(s) | 1 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| カテゴリーCategory | 夏期 |
| 期間Period | 1群前半集中 |
| 定員Capacity | |
| 予備登録の有無Presence or Absence of Preliminary Registration | |
| 受講可能な学科・学年Eligible Courses / Grade | 『法政通信』受講申込み等関連頁を参照 |
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Outline (in English)
【Course outline】 Learning about nature, history and culture of the Kunisaki Peninsula.
【Learning Objectives】 Understanding the characteristics of the region from both natural and human geographical perspectives, as various histories, cultures, and industries have been formed on land shaped by volcanic activity.
【Learning activities outside classroom】 Students will be expected to have completed the required assignments after each class meeting. Your study time will be more than four hours for a class.
【Grading Criteria】 Final grade will be calculated according to the following process Term-end report (50%), and in-class contribution (50%).
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
授業の目的「国東半島の自然・歴史・文化を学ぶ」
大分県の北東部にある国東半島は、両子山（720m）の火山活動でできた円形の半島です。火山活動で形作られた土地に様々な歴史や文化、産業が形成されており、自然・人文両方の地理学的観点から地域の特性を学び、理解することができる場所です。
到達目標Goal
本授業では、国東半島の自然・歴史・文化に関する以下の点を学び、地域の特性を理解することが目標です。
（１）大分県立歴史博物館の展示を見学し、大分県全体の自然・歴史・文化を学びます。
（２）宇佐八幡宮を始めとする「六郷満山」を理解し、国東半島における「神仏習合」の歴史を学びます。
（３）田染荘（たしぶのしょう）小崎の重要文化的景観を見学し、人々の生業に根差した農村景観を保全することの社会的意義を学びます。
（４）平安時代に開かれた富貴寺と大堂など、現存する九州最古の木造建築物（国宝）も見学し、国東半島にある寺院文化と文化財の特徴を学びます。
（５）別府湾と火山帯の間に位置する別府市の「地獄めぐり」を通して、温泉地としての観光開発だけでなく、地域の基盤である自然環境も学びます。
（６）江戸時代に杵築藩が築いた杵築城とかつての武家地・町人地を歩き、城下町としての歴史と文化、その独特な地形条件を学びます。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP2」「DP3」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
基本的には屋外での現地見学および施設見学で行います。おおよその行程は以下の通りです。
1日目 現地集合 大分県立歴史博物館 八幡総本宮宇佐神宮
2日目 田染荘小崎の重要文化的景観 富貴寺 国東半島めぐり 別府温泉
3日目 地獄めぐり 地獄温泉ミュージアム 杵築城と城下町 現地解散
博物館や寺社・文化財の見学、行政・現地の専門家によるレクチャーなどがあります。フィールドノートを持参し、見学したことや聞き取りをしたことは必ずメモをするようにしてください。健康管理と暑さ対策を十分にしたうえで参加してください。
後日、設定された期日までにレポートを提出してもらいます。レポートに関するコメントは、web学習サービスで行います。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
あり / Yes
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]：現地研究1日目（１）
JR宇佐駅集合
第2回[対面/face to face]：現地研究1日目（２）
宇佐八幡宮見学
第3回[対面/face to face]：現地研究1日目（３）
大分県の自然・文化・歴史を学ぶ
大分県立歴史博物館見学
第4回[対面/face to face]：現地研究1日目（４）
豊後高田市泊
第5回[対面/face to face]：現地研究２日目（１）
田染荘小崎の重要文化的景観を学ぶ
第6回[対面/face to face]：現地研究２日目（２）
富貴寺とその周辺を歩く
第7回[対面/face to face]：現地研究２日目（３）
国東半島の自然環境・文化財を学ぶ
第8回[対面/face to face]：現地研究２日目（４）
別府温泉泊
第9回[対面/face to face]：現地研究３日目（１）
地獄めぐり
第10回[対面/face to face]：現地研究３日目（２）
地獄温泉ミュージアム見学
第11回[対面/face to face]：現地研究３日目（３）
杵築城見学
城下町を歩く
第12回[対面/face to face]：現地研究３日目（４）
杵築駅および大分空港で解散
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とします。本授業に関するパンフレット（配布資料）を参加学生に送付する予定です。その冊子をよく読んで、事前に基本的知識を得ておいてください。また、現地研究対象地の地図は必ず各自でも手に入れて、地域を把握してから現地に入ってください。
テキスト（教科書）Textbooks
特定のテキストは使用しません。事前に送付する本授業に関するパンフレット（配布資料）を使います。
参考書References
『重要文化的景観への道‐エコサイトミュージアム田染荘』アジア遊学153号、2012年
海老澤衷「重要文化的景観と豊後国田染荘」（海老澤衷編『よみがえる荘園―景観に刻まれた中世の記憶―』2019年、勉誠出版）
中山穂孝「近代的温泉観光地の形成と都市開発―大分県別府市を事例に―」（人文地理67－2、2015年）
「杵築市北台南台伝統的建造物群保存地区」大分県杵築市ホームページhttps://www.city.kitsuki.lg.jp/soshiki/7/bunka/bunkazai/bunkazai/1880.html
その他、国東半島の自然・歴史・文化に関する文献を各自で探して読むようにしてください。
成績評価の方法と基準Grading criteria
現地研究への取り組みや討論への参加状況（50％）、事後に提出していただくレポート（50％）によって総合的に評価いたします。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
全体での学習活動と各自の学習・見学活動をバランスよく取り入れて、参加者が能動的に取り組める授業内容を心掛けていきます。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
詳細は改めてご連絡いたしますが、現地研究先の地図類は必ず手に入れてください（スマホのアプリも可）。
その他の重要事項Others
本授業の実施期間は、２０２３年７月２４日（月）～２６日（水）です。集合場所と時間は１日目午後にJR宇佐駅、解散はJR杵築駅もしくは大分空港で３日目の午後を予定しています。宿泊場所は豊後高田市と別府市で１泊ずつ、予定しております。詳細は改めてご連絡いたします。現地でかかる費用は、宿泊費と食費、移動交通費などです。暑さ対策のため、参加者の体調管理を考えて、全日貸切バスでの移動を予定しています。