教職・資格（小金井）Teacher-Training Courses and Qualification Courses (Koganei)
SEE200LC（科学教育・（教育工学） / Science education/ Educational technology 200）教育相談School Counseling
伊藤 ひろみHiromi ITO
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 教職・資格（小金井）Teacher-Training Courses and Qualification Courses (Koganei) |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2023 |
| 授業コードClass code | H0521 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 春学期授業/Spring |
| 曜日・時限Day/Period | 火5/Tue.5 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 小金井 |
| 教室名称Classroom name | 小西館‐W203 |
| 配当年次Grade | 2年 |
| 単位数Credit(s) | |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| アーバンデザインCPUrban Design CP | |
| ダイバーシティCPDiversity CP | |
| 未来教室CPLearning for the Future CP | |
| カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
| 千代田コンソ単位互換提供（他大学向け）Chiyoda Campus Consortium | |
| カテゴリーCategory | 教職関係科目 |
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Outline (in English)
This course (School counseling/Educational counseling) introduces the theory and method on school counseling as a teacher to students taking this course. The goal of this course is to obtain basic knowledge about actual issues related to school counseling, mental disorder, and so called “counseling mind".
Before/after each class meeting, students will be expected to spend four hours to understand the course content.
Your overall grade in the class will be decided based on the following
Term-end examination: 70%, Short report:15% and In class contribution: 15%.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
・ 学校における教育相談の意義と理論
・ 教育相談を進める際に必要な基礎的知識（カウンセリングに関する基礎的事柄等）
・ 教育相談の具体的な進め方やそのポイント、組織的な取組みや連携
などについて、実際の事例も交えて講義する。
〇 教科書は必ず必要です。教育心理学と同じ「伊藤・渡辺・千田（著）『現代の心理学』金子書房 2500円＋税」です。その他の必要な資料は、学習支援システムに掲載します。
★詳細な授業内容については、授業開始前に、学習支援システムの中の当該科目のお知らせを確認してください。★
〇 最終成績は、定期試験の成績をもと（70％）とし、授業への積極性・貢献度(15%)や課題レポート1回の成績（15％）を加味して、決定します。
〇 伊藤ひろみのメールアドレスは、 Hiromi.ito.rk@hosei.ac.jp です。
〇 状況が変化し、授業の内容と成績算定方式を変更するときには、改めて、お知らせします。
到達目標Goal
授業の到達目標及びテーマ
教育相談を進めるにあたり、幼児、児童及び生徒の発達の状況に即しつつ、個々の心理的特質や教育的課題を適切に捉え、支援するために必要な基礎的知識を身につける。
Acquiring an understanding of the significance of educational consultation in schools and the knowledge necessary to proceed with school counseling
Cultivating basic attitudes as a teacher based on understanding psychosocial developmental tasks of today's pupils and students.
Learning to work with students with developmental disorders as well as special need education, and work in collaboration with medical and social welfare staff.
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP2」と「DP4」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
学校現場で教師が行う教育相談を念頭に小学生から20代までのこころの問題を中心に，その内容と分類，早期発見法，解決法，予防的教育などについて講義する。近年，さまざまなこころの問題が学校教育現場で取り上げられており，教師は教育相談の理論と方法を身に付けることが必要であることは周知のことである。児童期から青年期の「こころの問題」に対して，教師が周囲の関係者と連携して対処していくことについて，事例を含めて講義する。また，授業においてロールプレイを通して，カウンセリングの実際を取り入れたい。また，課題を数回提出してもらうことになるが，その場合は内容についてその後の授業で解説しコメントを述べる。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1[対面/face to face]：教育相談とは何か
多様な生徒のいる学校現場で教師が行う相談の意味について
2[対面/face to face]：こころの問題の分類
こころの障がいの内容と発見法，治療法の概略
3[対面/face to face]：こころの問題の多様性（１）
精神病レベル、神経症レベルのこころの障がいの概略
4[対面/face to face]：こころの問題の多様性（２）
外因性障がい、知的障がい、人格障がいの概略
5[対面/face to face]：発達障がい
自閉症，自閉症スペクトラム,広汎性発達障がいなどの概要と教育的支援
6[対面/face to face]：生徒の神経症
子どもの神経症レベルの障がいの概略
7[対面/face to face]：自分と環境に関する悩み
環境とこころの問題との関連性，子どもの貧困，社会的障がいの概略
8[対面/face to face]：子どもの社会的障がいの概略（１）
不登校，ひきこもり，性的逸脱
9[対面/face to face]：子どもの社会的障がいの概略（２）
いじめの問題の実際とその対応
10[対面/face to face]：カウンセリング・マインド（１）
カウンセリングに関すル基礎的な理論と方法。必要な姿勢と技能
11[対面/face to face]：カウンセリング・マインド（２）
非言語コミュニケーションの役割と重要性
12[対面/face to face]：カウンセリングの役割と学校での支援
問題の見立て，査定，予測と予防的カウンセリングの役割。チームによる支援と支援各者の役割
13[対面/face to face]：カウンセリングの実際（1）
ロールプレイを通して自分の応答の特徴を知る
14[対面/face to face]：カウンセリングの実際（2）
子どもの力を引き出す開発的カウンセリングの役割
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
【本授業の準備・復習等の授業時間外学習は、4時間を標準とする】テキストの関連箇所を熟読し、よく確認しておくこと。授業で得た知識をさらに展開できるように、各章の末尾にある「次のステップへ」の課題を解いてみよう。課題を出すことがあるが、授業前に必ずやっておくこと。
テキスト（教科書）Textbooks
「伊藤隆一・千田茂博・渡辺昭彦 『現代の心理学』 金子書房 2003年」を使用する。
参考書References
文部科学省『中学校学習指導要領』『高等学校学習指導要領』（最新版）。その他適宜プリントを配布し、授業内でもさらに書籍を紹介する。心理学・教育学関連のビデオ・ＤＶＤを見せることがある。
成績評価の方法と基準Grading criteria
総合成績は、期末試験の成績をもとに(70%)、課題レポート１回(15%)と授業への積極的参加度・貢献度(15%)を加味して決定する。
Your overall grade in the class will be decided based on the following
Term-end examination: 70%, Short report:15% and In class contribution: 15%.
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
今後とも、わかりやすく、具体的で、実践的な授業を行っていきたい。
その他の重要事項Others
学校領域，医療領域で相談・カウンセリング経験のある教員が，相談業務の実際を例あげて講義する。また，精研式文章完成法テスト（SCT）を用いた子どものパーソナリティや生活環境に関する査定のコンサルテーション活動をしている。子供のパーソナリティや心身の発達の過程に関する生きた事例を提供したい。「カウンセリングの実際（ロールプレイ）」に参加するには、事前の授業の知識が必須である。