教職・資格（小金井）Teacher-Training Courses and Qualification Courses (Koganei)
SEE200LC（科学教育・（教育工学） / Science education/ Educational technology 200）理科教育法（１）Teaching Method of Science (1)
辻本 昭彦Akihiko TSUJIMOTO
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 教職・資格（小金井）Teacher-Training Courses and Qualification Courses (Koganei) |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2023 |
| 授業コードClass code | H0510 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 春学期授業/Spring |
| 曜日・時限Day/Period | 土3/Sat.3 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 小金井 |
| 教室名称Classroom name | 小西館‐遠隔視聴覚室 |
| 配当年次Grade | 2年 |
| 単位数Credit(s) | |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| アーバンデザインCPUrban Design CP | |
| ダイバーシティCPDiversity CP | |
| 未来教室CPLearning for the Future CP | |
| カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
| 千代田コンソ単位互換提供（他大学向け）Chiyoda Campus Consortium | |
| カテゴリーCategory | 教職関係科目 |
すべて開くShow all
すべて閉じるHide All
Outline (in English)
This class clarifies the significance of science learning science, and provides basic knowledge and skills necessary to become a science teacher.
[Objectives]The Science Education Methods (1) is the first lesson which consists of four ones on teaching theories and methods of the science subject in the high schools in Japan. Students will be required to understand the science curriculum, and then they will need to acquire the knowledges and skills improving lesson plans through introductory experiments.
[Theme] Science curriculum in the junior high and high schools, its contents and lessons, and its learning theories.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
理科の教職に就くために、「理科を学ぶ意義」を明確にし、必要な基礎的知識と技能を習得する。
【目的】中学校及び高等学校における理科の教育課程、理科の目標と内容について理解し、授業設計の向上に取り組むのに必要な基礎知識と技能を習得する。
【テーマ】中学校及び高等学校における理科の教育課程、理科授業の内容と授業、学習論
到達目標Goal
・ワークショップを通じて、理科の基礎的な知識・技能や教師として必要な問題解決・情報活用・コミュニケーションなどの能力を修得することができる
・ミニ導入実験の実習で、教材開発の工夫や授業展開の方法を行うことによって、学校現場で使える授業力の向上を図ることができる
・理科教育の基礎的な学習理論や評価理論を理解できる
・OPPA（One Page Portfolio Assessment・一枚ポートフォリオ評価法）より「理科の学ぶ意義」を明確にすることができる
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP2」と「DP4」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
・ワークショップ形式を中心に授業を展開する
・授業デザインや学習指導案の作成を行い、作成者同士の相互評価を行い提出する
・ミニ導入実験、模擬授業をそれぞれ一人で一回実施する
・教育DX（デジタルトランスフォーメンション）の視点からICT機器(JamBoardの活用、AIテキストマイニングによる分析、ChatGPTの利用など）を活用する
・OPPA（一枚ポートフォリオ評価）で毎回自己評価を行う
・学習支援システムを通じて、毎回の提出課題とOPPAで授業のふりかえりを行い、受
講者の考えを整理し、コメントを行い、必要に応じて授業でフィードバックする。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1[対面/face to face]：理科教師を目指す
ガイダンス
理科教育法とは何か
2[対面/face to face]：理科を学ぶ意義と教育課程
理科教育の目的
中学校及び高等学校の理科教育課程
3[対面/face to face]：理科の授業設計の方法
理科授業の実践方法及び指導法及びICT機器の活用
4[対面/face to face]：中学校理科の学習内容と授業づくり１
中学校理科の物理分野（エネルギー領域：小中高の関連性も含む）
5[対面/face to face]：中学校理科の学習内容と授業づくり２
中学校理科の化学分野（粒子領域：小中高の関連性も含む）
6[対面/face to face]：中学校理科の学習内容と授業づくり３
中学校理科の生物分野（生命領域：小中高の関連性も含む）
7[対面/face to face]：中学校理科の学習内容と授業づくり４
中学校理科の地学分野（地球領域：小中高の関連性も含む）
8[対面/face to face]：高等学校理科の学習内容と授業づくり１
物理基礎（領域横断的な内容も含む）
9[対面/face to face]：高等学校理科の学習内容と授業づくり２
化学基礎（領域横断的な内容も含む）
10[対面/face to face]：高等学校理科の学習内容と授業づくり３
生物基礎（領域横断的な内容も含む）
11[対面/face to face]：高等学校理科の学習内容と授業づくり４
地学基礎（領域横断的な内容も含む）
12[対面/face to face]：理科授業を支える学習論１
発達の最近接領域論・観察の理論負荷性
13[対面/face to face]：理科授業を支える学習論２
学びの共同体・教育エンゲージメント
14[対面/face to face]：理科授業を支える学習論３
構成主義学習論・OPPA論
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
【本授業の準備・復習等の授業時間外学習は、4時間を標準とする】・ミニ導入実験の構想を立て、実験教材の準備と練習を行い授業に備える
・授業デザイン、学習指導案の作成を行う
・中学校・高等学校の理科の教科書で予習をする
テキスト（教科書）Textbooks
・中学校学習指導要領解説 理科編 文部科学省（最新版）
・高等学校学習指導要領解説 理科編・理数編 文部科学省（最新版）
参考書References
・左巻健男編著「授業に活かす！理科教育法 中学・高等学校編」東京書籍
・堀哲夫著「一枚ポートフォリオ評価OPPA」東洋館出版
成績評価の方法と基準Grading criteria
・学習指導案及び授業レポートの構想力の評価（20%）
・ミニ導入実験・模擬授業におけるプレゼンテーションの評価（30%）
・ワークショップ等におけるコミュニケーションの評価・平常点（20%）
・毎授業後に記入するOPPシートによる自己評価（30%）
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
授業改善アンケートの結果、多くの学生さんから高い評価を頂いた。コメントからも、「グループでどのような授業方法が良いか考えてプレゼンをしたり，模擬授業をしたりすることで，より現場の教員の立場で教育について考えることができた．とてもわかりやすく楽しい授業だった」など、ワークショップ型授業や模擬授業、OPPA（一枚ポートフォリオ評価法）できたことが高評価につながった。本年度はさらにバージョンアップして対面授業で実施したい。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
毎授業パソコン必須（スマホ不可）
その他の重要事項Others
・授業の性質上、教職志望の強い人や教職に関心の高い人の履修を前提とする。
・ワークショップを中心に授業を展開するので、プレゼンテーション能力やコミュニケーション能力は不可欠である。