教職・資格(小金井)Teacher-Training Courses and Qualification Courses (Koganei)
SEE200LC(科学教育・(教育工学) / Science education/ Educational technology 200)数学科教育法(2)Teaching Method of Mathematics (2)
田神 仁Hitoshi TAGAMI
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 教職・資格(小金井)Teacher-Training Courses and Qualification Courses (Koganei) |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2023 |
授業コードClass code | H0507 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 土2/Sat.2 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 小金井 |
教室名称Classroom name | 小西館‐W304 |
配当年次Grade | 2年 |
単位数Credit(s) | |
備考(履修条件等)Notes | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリーCategory | 教職関係科目 |
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Outline (in English)
〇 Students will prepare and examine a course of study and understand the purpose of the course of study through mock lessons. 〇Through lectures and exercises, think about what you should be as a mathematics teacher in junior high school and high school, and improve your specialty. 〇Learn advanced teaching methods of mathematics education such as ICT equipment utilization and group learning.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
〇学生は,学習指導案を作成・検討し,模擬授業を通して学習指導要領の趣旨を理解する。〇講義や演習を通して中学校及び高等学校数学教師としての在り方を考えるとともに専門性の向上を図る。〇ICT機器活用やグループ学習など数学教育の先進的な指導法を学ぶ。
到達目標Goal
〇学習指導要領に示された数学における目標及び内容等を理解するとともに,指導上の留意点や指導の工夫,評価規準や評価方法など,指導と評価に関する実践的指導力の向上を目指す。〇ICT機器の活用の仕方について理解する。
〇 Understand the goals and contents of mathematics shown in the Course of Study, and aim to improve practical teaching skills related to teaching and evaluation, such as points to keep in mind in teaching, ingenuity in teaching, evaluation criteria and evaluation methods. 〇 Understand how to use ICT equipment.
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP2」と「DP4」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
〇授業は演習を中心とし,必要に応じて講義を行う。〇対面授業(ハイフレックス授業)を基本とするが,必要に応じてオンライン授業とすることがある。〇今後のコロナウィルスの状況によっては全てzoomとなることもある。〇zoom授業の場合は,インターネットにつながるノートパソコン,Webカメラ,マイク,wifi等の通信環境が必要。〇ブレイクアウトルーム間移動等の機能を使用するため,zoomは最新バージョンに更新しておくこと。(参考:2023.1.28現在Ver.5.13.5)〇授業の進め方:毎回,演習の中でグループ協議,調べ学習,ロール・プレイング,ジグソー学習,ディベート,模擬授業等のアクティブ・ラーニングを行う。〇課題の配布・提出及び返却は,対面授業参加者は教室で,zoom参加者は学習支援システムを用いて行う。○資料の配布は,学習支援システムで行う。〇現職の数学教員2名を講師に招き,数学授業における指導の工夫やICT機器活用の実際等について学ぶ。〇模擬授業では動画を記録し,授業の振り返りに役立てる。〇2023年度「数学科教育法(1)」を履修している学生が多いので,授業テーマは同じであっても扱う教材は,できる限り重複を避ける予定。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1[対面/face to face]:◎授業ガイダンス◎数学教育の現状と課題(定期考査)
○授業計画の理解○文科省の動画及び演習を通して,ICT機器活用の在り方について学ぶ。○ジグソー法を通して,数学教育の現状について研究を深める。
2[対面/face to face]:◎学習指導要領の復習◎数学教育の現状と課題(1)
○演習・講義を通して学習指導要領について復習する。(数学科)教育法(1)とは異なる内容○ディベートを通して,数学教育における現状と課題について理解を深める。
3[対面/face to face]:◎教育時事等について(パワーポイントを用いた調べ学習)PC持参
○テーマについて調べて発表する活動を通して,教育時事についての理解を深める。(数学科教育法(1)とは異なる内容)
4[対面/face to face]:◎数学教師の専門性
○教採問題やグループ協議により,数学教師の専門性について明らかにする。(数学科教育法(1)とは異なる内容)
5[対面/face to face]:◎中学校高等学校模擬授業の実施及び研究協議(1)
○模擬授業及び研究協議を通して,板書や発問など,授業技術等について研究を深める。○授業者以外は全員,生徒役と評価者になる。
6[対面/face to face]:◎学校における数学教育の実際(1)PC持参
○現職数学教師による関数ソフト用いた講義,演習を通して,数学教育におけるICT機器活用の現状と留意点を知る。。(数学科教育法(1)とは異なる内容)PC持参
7[対面/face to face]:◎中学校高等学校模擬授業の実施及び研究協議(2)
○模擬授業及び研究協議を通して,主体的・対話的で深い学びを実現する授業について研究を深める。○授業者以外は全員,生徒役と評価者になる。
8[対面/face to face]:◎学校における数学教育の実際(2)
○現職数学教師による講義,演習を通して,数学教育における現状と課題を知る。(数学科教育法(1)とは異なる内容)
9[対面/face to face]:◎中学校高等学校模擬授業の実施及び研究協議(3)
○模擬授業及び研究協議を通して,授業における指導の工夫等について研究を深める。○授業者以外は全員,生徒役と評価者になる。
10[対面/face to face]:◎中学校高等学校模擬授業の実施及び研究協議(4)
○模擬授業及び研究協議を通して,ICT機器活用について研究を深める。○授業者以外は全員,生徒役と評価者になる。
11[対面/face to face]:◎数学教育の現状と課題(2)(タブレットPC活用)
○ロールプレイングを通して,数学教育におけるタブレットPC活用上の課題について研究する。
12[対面/face to face]:◎数学教育の現状と課題(3)(生徒対応①)
○学校で起きそうな生徒対応について,ジグソー法を通して理解を深める。
13[対面/face to face]:◎数学教育の現状と課題(4)(生徒対応②)
○学校で起きそうな生徒対応について,グループ協議を通して理解を深める。
14[オンライン/online]:期末試験形式とまとめ
○関係資料持ち込み可の試験形式授業を通して,半年間の授業全体を振り返る。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
【本授業の準備・復習等の授業時間外学習は、4時間を標準とする】〇返却された提出物を基にして授業の復習を行うこと。指示に従って,全員が単元指導計画や学習指導案を作成する。〇代表者による模擬授業を行うので,事前に学習指導案の構想を練っておく。〇事前に配布された教員採用選考問題(専門教養)を解き,生徒に説明する方法を検討しておく。
テキスト(教科書)Textbooks
〇中学校学習指導要領〇高等学校学習指導要領(最新版 文部科学省),2018.3発行〇「高等学校学習指導要領解説(数学編、理数編)」文部科学省,2017.3発行〇「中学校学習指導要領解説(数学編)」文部科学省及び担当教員自作の印刷物等を配布。
参考書References
(授業中に配布する資料)○旧東京都立教育研究所研究紀要「数学的な見方や考え方に関する研究」(平7)○東京都教職員研修センター 教科基礎調査研究数学部会研究報告書「事象を数理的に考察し、表現・判断する力を育成するための系統的な指導の在り方」(平26)
成績評価の方法と基準Grading criteria
〇評価基準は次の通り。課題の提出状況・記述状況(50%),授業への取り組み状況(30%),最終回の期末試験形式授業の点数(20%)により評価する。〇出欠回数を評価に加えることはないが,欠席すると授業への取組姿勢(平常点)の評価が「1」となるため,かなり不利になる。欠席がないことを期待する。○欠席の場合でも,1週間以内に課題を学習支援システムに提出すれば,課題についての評価は「3」以上となる。〇公欠の場合,事前に申請すれば公欠届の提出は事後でもよい。○公欠や忌引の場合は,欠席でも課題不提出でも不利にならない。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
〇前年度の授業改善アンケート結果によれば,演習が大変好評であった。〇今年度もアクティブ・ラーニングを行う。〇現職教師による学校の指導事例報告やICT機器の実習も好評であった。そのため,本授業においても同様の工夫を行う。〇教員志望者が多いので,教員採用試験に役立つ内容も扱う。○教員志望者でなくても,将来保護者として必要な知見についても扱う。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
〇対面授業の際は授業中に手書きで課題に記入して授業後に提出するので,筆記用具の持参だけでよい。〇PC持参の授業では,授業日までにパワーポイント,無料関数ソフトGRAPESをインストールしておくこと。zoomによる授業では,インターネットにつながるノートパソコン,Webカメラ,マイク,wifi環境を用意してほしい。〇オンライン授業では,学習支援システムによる課題配布・提出,zoomによるブレイクアウトルーム,Wordによる課題記入を行うので,Wordとzoomをインストールしたパソコンが必要。〇オンライン参加での課題にはWordで記入し,授業日の23:55までに学習支援システムに提出する。
その他の重要事項Others
〇外部講師の都合等により,授業の順番や内容などシラバスを一部変更することがある。〇実務経験のある現職教員を2人招聘して1回ずつ授業を行う。一人は中学校・高等学校数学における指導の工夫について講義・模擬授業を行う。もう一人は関数ソフトや図形ソフトなどのICT機器を活用した先進的な指導法について演習を行う。〇必要があれば,メールや学習支援システム等を用いて質問してほしいメールは随時受け付けるが,授業担当者は金曜日(5限),土曜日(春学期は2限,秋学期は2・3・4限)の授業があるので,対面での質問等があれば授業前後に西館講師室に来てほしい。