理工学部Faculty of Science and Engineering
LAW100XF（法学 / law 100）法学総論Overview of Laws
小川 清一郎Seiichiro OGAWA
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 理工学部Faculty of Science and Engineering |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2023 |
| 授業コードClass code | H6851 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
| 曜日・時限Day/Period | 木4/Thu.4 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 小金井 |
| 教室名称Classroom name | 小西館‐W204 |
| 配当年次Grade | 1年 |
| 単位数Credit(s) | |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 他学部公開科目Open Program | |
| 他学部公開（履修条件等）Open Program (Notes) | |
| グローバル・オープン科目Global Open Program | |
| 成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
| 成績優秀者の他学部科目履修（履修条件等）Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| SDGsCPSDGs CP | |
| アーバンデザインCPUrban Design CP | |
| ダイバーシティCPDiversity CP | |
| 未来教室CPLearning for the Future CP | |
| カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
| 千代田コンソ単位互換提供（他大学向け）Chiyoda Campus Consortium | |
| カテゴリー＜理工学部＞Category |
経営システム工学科 学科専門科目 |
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Outline (in English)
【Course outline】
This course is essential for learning the basic knowledge of law, the legal system and legal interpretation theory with the constitution at the top, representative judicial precedents related to jurisprudence, etc., and learning other subjects effectively. The purpose is to acquire basic knowledge.
【Learning Objectives】
The goal of this course is to be able to explain the structure of the legal system with the Constitution at the top, to be able to grasp globalized life from a legal perspective, and to acquire the basic knowledge to learn a wide range of laws.
【Learning activities outside of classroom】
In lectures, tasks or assignments are set to address.
Study time for each task or assignment will be more than four hours.
【Grading Criteria /Policy】
Final grade will be calculated according to the following process
task or assignment of lecture:40%
the end of the course assignment:60%
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
本講義は、法を学ぶ上での基礎知識、憲法を頂点とする法体系及び法解釈論、法学に関わる代表的な裁判例等を学び、他の科目を効果的に学ぶ上で必須となる基礎知識を修得することを目的とする。
到達目標Goal
憲法を頂点とする法体系の構造を説明できること、グローバル化した生活を法律的な見方で捉えることができること、法律を幅広く学ぶための基礎知識を修得することを目標とする。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」と「DP2」と「DP4」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
レジュメを配布し、それに基づいて講義する。その中で、課題を４回課してレポートを作成してもらう。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1[対面/face to face]：法とは何か
法とは堅苦しいイメージがあるが、日常生活を送るうえで必要不可欠なものであることを理解する。法を学ぶことは法曹（裁判官、検察官、弁護士）だけに求められるものではなく、リーガルマインドは多くの人にとって必要なものである。
2[対面/face to face]：法の概念
法は社会規範の一つであり、当為の法則である。社会規範には法以外に、道徳、習俗、習慣など様々なものがある。ここでは特に法と道徳の相違点を理解する。
3[対面/face to face]：法の目的
法の目的は社会秩序の維持と正義の実現である。この両者には矛盾する側面もある。社会秩序の維持を重視すると正義の実現が歪められることもある（悪法の問題）。
4[対面/face to face]：法の存在形式
法の存在形式とは、裁判の基準である。法源ともいう。ここでは法源を成文法と不文法に分かち、それぞれを学修する。成文法には憲法、法律、命令、議院規則、最高裁判所規則、条例、条約がある。不文法には慣習法、判例法、条理がある。
5[対面/face to face]：法の分類
法の分類には様々なものがある。ここでは自然法と実定法、公法と私法、実体法と訴訟法、国内法と国際法に分けて学修する。
6[対面/face to face]：法の解釈
法の解釈とは、法律の文言、その意味内容を明らかにして、具体的事実にあてはめる作業である。法の解釈の方法として、有権解釈と学理解釈がある。有権解釈は立法解釈、司法解釈、行政解釈に分けられる。学理解釈は文理解釈と論理解釈に分けられる。
7[対面/face to face]：日本国憲法（人権）
人権は人間の尊厳に由来する権利であるが、その特質、享有主体、他の人権との関係が問題となる。人権には、包括的基本権、平等権、自由権、社会権、参政権などがある。それぞれについて主要な人権を学修する。
8[対面/face to face]：日本国憲法（統治）
立法権を担う国会は、国権の最高機関であり、唯一の立法機関である。衆議院と参議院という2つの議院によって国会の権能は行使される。行政権を担うのは内閣である。わが国は議院内閣制をとっている。司法権を担う裁判所は司法権の行使と共に違憲立法審査権も有している。
9[対面/face to face]：財産と法
民法は市民相互間の関係を規律する法律である。財産関係については総則、物権、債権が重要となる。それぞれの概要と機能について学修する。
10[対面/face to face]：家族と法
民法の中でも家族関する法を家族法という。家族法には夫婦関係に関する規律と親子関係に関する規律がある。婚姻や親権など日常生活でも重要な規定が多い。
11[対面/face to face]：犯罪と刑罰
刑法とは犯罪行為とそれに対する刑罰を規定する法である。刑法の基本原則として罪刑法定主義がある。刑罰として、生命刑、自由刑、財産刑がある。それぞれについて扱う。
12[対面/face to face]：企業と法
企業に関わる私的利益を調整する法が商法である。民法の特別法であり、取引の大量性、迅速性、反復継続性という特質をもっている。企業には法人と非法人がある。ここでは法人企業の株式会社、合名会社、合資会社、合同会社を扱う。
13[対面/face to face]：雇用と法
労働法は民法の特別法である。市民法では解決できない社会問題に対処するために労働法が生まれた。労働法は、個別的労働関係法、集団的労働関係法、労働市場法に分かれる。憲法でも労働三権（団結権、団体交渉権、団体行動権）を保障し、労働組合法がある。
14[対面/face to face]：裁判と法
裁判には民事裁判、刑事裁判、行政裁判がある。適正な裁判を行うために三審制が採用されている。裁判所には最高裁裁判所と下級裁判所がある。下級裁判所は高等裁判所、地方裁判所、家庭裁判所、簡易裁判所がある。裁判にかかわる専門家として裁判官、検察官、弁護士がいるがそれも扱う。
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
本授業の準備、復習などの授業時間以外の学習は4時間を標準とする。各回ごとに内容の復習、次回の予習が必要となる。
テキスト（教科書）Textbooks
講義レジメを配布する。
参考書References
各回の講義において紹介する。
成績評価の方法と基準Grading criteria
4回の課題レポートの得点（40点満点）、期末試験又は試験に相当する提出課題の得点（60点満点）の合計点で評価する。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
授業時間が10分間延長されたので、この時間を活用して演習課題を題材に発表、討論を行う予定。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
講義で使用するテキスト（レジュメ）、演習課題、講義日程の連絡等は学習支援システムにアップするので、必ず参照すること。