理工学部Faculty of Science and Engineering
COT200XE(計算基盤 / Computing technologies 200)アセンブリ言語Assembly language
和田 幸一Koichi WADA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 理工学部Faculty of Science and Engineering |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2023 |
授業コードClass code | H6017 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 月2/Mon.2 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 小金井 |
教室名称Classroom name | 小東館-E202 |
配当年次Grade | 2年 |
単位数Credit(s) | |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリー<理工学部>Category |
応用情報工学科 学科専門科目 |
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Outline (in English)
【outline and objectives】
This lecture is an advanced course of 'Computer Architecture' and the data structures and their programming techniques for highly advanced assembly language are studied. Also the structure and the behavior of assemblers are studied.
【goal】
Explain each item of architecture that is more advanced than computer architecture.Be able to use advanced assembly language programming techniques and explain the language conversion process in assembler.
【learning outside the classroom】
4 hours per week.
【grading criteria】
assignments and reports: 40% Exam: 60%
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
「計算機アーキテクチャ」よりさら進んだアーキテクチャ項目を学習し,データ構造とそれを用いた高度なアセンブリ言語プログラミングの技法を学ぶ.また,言語処理プログラムであるアセンブラでの言語変換過程を理解する.
到達目標Goal
計算機アーキテクチャよりもさらに進んだアーキテクチャの各項目について説明ができる.高度なアセンブリ言語プログラミングの技法を使いこなせるようになり,アセンブラでの言語変換過程を説明できる.
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」と「DP2」と「DP4」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
オンラインでの開講となった場合,オンライン授業の方法や各回の授業計画の変更,成績評価方法の変更などについては,学習支援システムでその都度提示する.
課題等の提出,フィードバックは学習支援システムを通じて行う予定です.
配列,キュー,スタックなどの静的なデータ構造,連結リスト,木などの動的なデータ構造,およびこれらの使用を支援するアーキテクチャ項目を学習する.また,プログラムの重要な構成要素であるサブルーチン,再帰型サブルーチン,再入可能サブルーチン,およびこれらを可能とするアーキテクチャ項目を学ぶ.さらに,アセンブラの変換過程,リンカー,ローダー,OSとの関連を学習して,言語処理プログラムの機能を理解する.
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]:オリエンテーション,仮想計算機とアセンブリ言語
1) 講義の概要,評価法,演習との関係など
2) COMET
3) CASLII
第2回[対面/face to face]:配列とその支援機構
1)配列データに対する機械語レベルの取扱い
2)CASLIIにおけるプログラミング技法
第3回[対面/face to face]:配列を利用したデータ構造とアルゴリズム
1) 番兵
2)2分探索
3)ヒープ構造
第4回[対面/face to face]:スタック
1) スタックの概念
2) スタック・ポインタ
3) スタック操作命令
第5回[対面/face to face]:サブルーチンの基本
1)サブルーチンの概念
2)アセンブリ言語の入出力命令
第6回[対面/face to face]:サブルーチンの引数と結果の授受
1) 値呼びとアドレス呼び
2) 引数と結果の授受法
3)C言語の関数の実現
第7回[対面/face to face]:アルゴリズムと計算時間
アセンブリプログラムの計算時間の比較
第8回[対面/face to face]:内容理解確認
第1回~第7回までの内容の理解度確認
第9回[対面/face to face]:ビット演算
論理演算とシフト演算
第10回[対面/face to face]:浮動小数点表現
浮動小数点演算に基づく実数演算の実現
第11回[対面/face to face]:分数演算
分数で表現した有理数演算
第12回[対面/face to face]:ポインタと連結リスト
アセンブリ言語による連結リストの実現
第13回[対面/face to face]:アセンブラ
言語プロセサとしてのアセンブラの役割とその機能
第14回[対面/face to face]:内容理解確認
第9回~第13回までの内容の理解確認
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
「計算機アーキテクチャ」と較べて内容が高度になり,前回の内容を理解しないまま次回の講議にのぞむと全くついて行けなくなるので,前回までの講義内容を充分に復習すること.「アセンブリ言語演習」の課題を自力で解いて問題点を次回に持ち越さないようにすること.
本授業の準備・学習時間は,各4時間を標準とする.
テキスト(教科書)Textbooks
なし
参考書References
情報処理技術者テキスト,プログラミング入門
CASLII,浅井,岸田,尾川著,実教出版.
コンピュータアーキテクチャ,福本,岩崎共著,昭晃堂
ISBN4-7856-3147-3 C3004
成績評価の方法と基準Grading criteria
オンラインでの開講となった場合,成績評価の方法と基準も変更する場合がある.
その場合の具体的な方法と基準は,担当教員が学習支援システムで提示する.
中間期末テストと講義で実施するクイズにより評価する.配分はテスト60%,クイズ40%とする.,本科目において設定する到達目標の60%以上達成している場合に合格とする.
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
特になし.
その他の重要事項Others
担当教員から,学習支援システムを通じた連絡がないか,日ごろから確認をよくするようにしてください.
科目「計算機アーキテクチャ」および「計算機アーキテクチャ演習」を履修済みであること.