生命科学部Faculty of Bioscience and Applied Chemistry
PPE300YD（生産環境農学 / Plant production and environmental agriculture 300）植物臨床医科学Practical Plant Medical Science
池田 健太郎Kentaro IKEDA
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 生命科学部Faculty of Bioscience and Applied Chemistry |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2023 |
| 授業コードClass code | H8031 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 春学期授業/Spring |
| 曜日・時限Day/Period | 月3/Mon.3 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 小金井 |
| 教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
| 配当年次Grade | |
| 単位数Credit(s) | |
| 備考（履修条件等）Notes |
成績優秀者の他学部科目履修制度で履修する学 生：教員の受講許可が必要(オンライン授業の場合は、学習支援システムで許可を得るようにする) |
| 他学部公開科目Open Program | |
| 他学部公開（履修条件等）Open Program (Notes) | |
| グローバル・オープン科目Global Open Program | |
| 成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
| 成績優秀者の他学部科目履修（履修条件等）Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | ○ |
| SDGsCPSDGs CP | |
| アーバンデザインCPUrban Design CP | |
| ダイバーシティCPDiversity CP | |
| 未来教室CPLearning for the Future CP | |
| カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
| 千代田コンソ単位互換提供（他大学向け）Chiyoda Campus Consortium | |
| カテゴリー＜生命科学部＞Category |
応用植物科学科 学科専門科目 |
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Outline (in English)
Students will learn practical cases of diagnosis and control of plant diseases, and study skills essential for problem-solving as plant doctors.
The goal of this course is to acquire diagnostic methods and knowledge of the life cycle of plant diseases that frequently occur in agricultural production. In addition, the objectives are to gain the ability to choose and determine the best disease control measures based on the life cycle of plant diseases and to acquire the skills to propose and implement such measures to growers.
Grades will be based on the final exam (50%), assignments and reports (30%), and regular marks (20%).
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
植物病の実践的な診断および防除の事例、最先端の防除技術を学び、植物医師として問題解決に必要不可欠な知識と技術を修得する。
到達目標Goal
農業生産の現場で発生する頻度の高い植物病の診断方法、およびその発生生態に関する知識を身につける。また適切な防除対策を策定し、生産者へ提案、実践する技術を修得することを目標とする。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
DP2
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
生産現場で実際に発生した植物病の症例を写真で示し、診断のポイントを解説する。加えて、これまでの研究成果などから推察される発生生態を、図やイラストを用いて説明した後に、どのような防除対策が有効かを考察する。授業を復習する課題・レポートの提出は「学習支援システム」を通して行い、質問などの回答やフィードバックは授業内で共有する。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]：植物臨床医科学とは？
診断・防除対策の提案に必要な知識と技術
第2回[対面/face to face]：植物病の診断
圃場診断・植物体診断、問診や情報の活用
第3回[対面/face to face]：葉に発生する植物病（菌類）
灰色かび病、うどんこ病の診断・防除対策
第4回[対面/face to face]：葉に発生する植物病（細菌）
斑点性の細菌病、黒腐病の診断・防除対策
第5回[対面/face to face]：葉に発生する植物病（ウイルス）
葉に発生するウイルス病の診断・防除対策
第6回[対面/face to face]：法政大オリジナル万能防除剤の開発
本学科で行なっている新たな防除技術研究について
第7回[対面/face to face]：導管閉塞を伴う植物病（菌類1）
バーティシリウム属菌による土壌病害の診断・防除対策
第8回[対面/face to face]：導管閉塞を伴う植物病（菌類2）
フザリウム属菌による土壌病害の診断・防除対策
第9回[対面/face to face]：導管閉塞を伴う植物病（細菌）
土壌伝染する病原細菌による植物病の診断・防除対策
第10回[対面/face to face]：生物農薬開発の実際
実用化された生物農薬の開発経緯と社会への貢献について
第11回[対面/face to face]：菌核で伝染する植物病（菌類）
白絹病、菌核病などの診断・防除対策
第12回[対面/face to face]：根および地際部の植物病（菌類）
ピシウム属菌やリゾクトニア属菌による植物病の診断・防除対策
第13回[対面/face to face]：地上部に発生する植物病（生理障害・薬害）
気象要因や施肥に起因する生理障害、薬害の診断・対策
第14回[対面/face to face]：最新の診断技術の活用
AI（人工知能）やドローンによる診断技術研究について
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
【本授業の準備・復習等の授業時間外学習は、4時間を標準とする】各講義の重要なポイントをまとめること。関連の課題に関して自己学習を行う。
テキスト（教科書）Textbooks
講義ごとに資料を学習支援システムにアップする。
参考書References
米山伸吾・根本久・上田康郎・都築司幸著『図説野菜の病気と害虫 伝染環・生活環と防除法』（農山漁村文化協会）
Gail L. Schumann・Cleora J. D’Arcy『Hungry Planet: Stories of Plant Diseases』 (APS PRESS)
難波成任監修『植物医科学』（養賢堂）
成績評価の方法と基準Grading criteria
期末試験（50％）、課題・レポート（30％）、平常点（20％）で評価する。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
実際の農業生産現場で発生する植物病を授業の対象として、「植物臨床医科学」が単なる学問に終わらず、社会で役立つ知識や技術を習得できる授業となるように工夫する。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
主にパワーポイント画面で講義を進める。
その他の重要事項Others
国内外の農業生産現場で植物保護の研究・指導に携わった教員が、植物病の診断や防除対策の策定を行う上で、特に重要と考えられる知識・技術を講義する。