公共政策研究科Graduate School of Public Policy and Social Governance
SES500P2－116（環境創成学 / Sustainable and environmental system development 500）環境工学の基礎Introduction to Environmental Engineering
浦野 真弥Shinya URANO
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 公共政策研究科Graduate School of Public Policy and Social Governance |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2023 |
| 授業コードClass code | X9569 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 春学期前半/Spring(1st half) |
| 曜日・時限Day/Period | 土3/Sat.3,土4/Sat.4 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
| 教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
| 配当年次Grade | |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| カテゴリーCategory |
サステイナビリティ学専攻 （修士課程）サステイナビリティ学専攻専門科目 |
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Outline (in English)
（Course outline）
After learning an outline current environmental issues and a role of environmental engineering, we will learn about individual fields that are deeply related to our lives from the perspective of environmental engineering.
Through this class, students will understand why various environmental problems are occurring around them, and learn what factors they contain. Students will learn environmental technologies and systems as a method to solve it.
（Learning Objectives）
In class, students will understand the factors surrounding environmental issues that are particularly familiar to them, and will learn that issues are interrelated and multifaceted.
Environmental science is the foundation for solving environmental problems. By taking this course, students will be able to understand the environment around them, learn how past problems were solved, and learn about the current situation and challenges.
By understanding past problems and approaches to solving them, students will be able to acquire new perspectives on how to perceive new problems and how to solve them.
（Learning activities outside of classroom）
•The standard preparation and review time for this class is 2 hours each.
For the next class theme, refer to reference books, internet information, etc., get an overview, and think about whether there is a problem somewhere and where the cause lies.
For the previous class theme, refer to reference books, internet information, etc., get an overview, and think about what you can do from now on.
（Grading Criteria /Policy）
Grading will be done by term-end report (100%).
Evaluation is based on the degree of basic comprehension of the item, and the degree of summary and consideration of the theme from multiple perspectives.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
過去から現在の環境問題を俯瞰し、環境科学と環境工学の違い、環境工学の役割を学んだ後、私たちの生活に関連の深い個別の分野について、環境工学の視点から学びます。
学生は、本授業によって、身のまわりの種々の環境問題が何故起きているのかを理解し、それらがどの様な要素を含むかを学ぶことができます。また、それを解決する手法としての環境技術やシステムの概略を学びます。
到達目標Goal
環境工学の基礎として、大気や室内環境、水環境、土壌環境、廃棄物、悪臭、騒音、振動、化学物質に関わる問題と関連技術や制度について学びます。
授業では特に身近な環境問題を取り巻く要素を理解し、問題が相互に関係し、多面的であることを学びます。また、過去の問題がどの様な技術や制度の導入によって解決されたのかが理解できます。さらに現在の状況と課題を理解し、新たな環境問題を捉える方法や解決するための視点を身につけることを目指します。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」「DP2」に関連している。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
授業では環境に関わる諸問題について、分野を分けて一コマもしくは二コマを目途にパワーポイントを用いて説明します。なお、講義の内容は進行状況によって、変更になることがあります。
資料は前日の夕方までにHoppiiにアップします。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]：イントロダクション
環境問題の背景と種類、環境工学の位置づけ、環境管理の方法、基準、環境技術
第2回[対面/face to face]：大気汚染と室内汚染
歴史、大気汚染物質の原因、健康影響、対策、室内汚染
第3回[対面/face to face]：水環境、上水道、下水道
水資源、水循環、水道水の製造、水質と健康、費用、下水道、下水処理、富栄養化
第4回[対面/face to face]：水質汚染、土壌汚染と管理
有害物質による水、土壌の汚染と管理
第5回[対面/face to face]：悪臭、騒音、振動、資源利用
悪臭、騒音、振動の基礎、測定、対策、資源利用の実態
第6回[対面/face to face]：廃棄物処理とリサイクル
一般廃棄物、産業廃棄物、リサイクル技術
第7回[対面/face to face]：化学物質の利用と管理
化学物質による環境汚染と健康影響、管理
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とします。
準備：次回の授業テーマについて、参考図書、インターネット情報などを参照して概要を掴み、どこかに問題があるか、その原因はどこにあるかを考えてみる。
前回の授業テーマについて、参考図書、インターネット情報などを参照して、今から出来る対策や改善策を考えてみる。
調査では必ず複数の情報に当たる。考察では他の要素（例えば、経済活動や他の環境要素への影響）についても考える。
テキスト（教科書）Textbooks
なし
参考書References
花木啓祐監修、環境工学入門、実教出版
藤倉良、藤倉まなみ著、文系ための環境科学入門 新版、有斐閣
浦野紘平、浦野真弥著、地球環境問題がよくわかる本 改訂版、オーム社
成績評価の方法と基準Grading criteria
成績評価は期末レポート（100%）で行います。
評価は問題への基礎的な理解度、テーマに対する多角的視点からの要点整理と考察の程度によって行います。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
本年度授業担当者変更によりフィードバックできません。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
なし
その他の重要事項Others
なし
担当教員の専門分野等
＜専門領域＞
環境工学
＜研究テーマ＞
環境計測、化学物質挙動、廃棄物処理、化学物質安全、リスク評価、におい
＜主要研究業績＞
投稿論文
1)浦野真弥、太宰久美子、加藤研太、家庭用柔軟剤等の使用に伴う揮発成分挙動に関する研究、室内環境、25(1)、pp.85-97（2022）
2)浦野真弥、浦野紘平、各種低濃度PCB廃棄物の量とそれらのPCB量の推計、環境科学会誌、28（5）、pp.359-368（2015）
3)浦野真弥、加藤研太、浦野紘平、石井誠治、奥村浩、TOC・B0D・COD測定の各種簡易法の評価と活用、用水と廃水、57（10）、pp757-764（2015）
等
学会発表
1）浦野真弥、太宰久美子、家庭用柔軟剤使用に伴う有機化合物揮発挙動、室内環境学会2022年学術大会（2022）
2)浦野真弥、太宰久美子、洗濯用製品の連続使用に伴う揮発性物質の挙動解析、第33回におい・かおり環境学会（2020）
3)浦野真弥、加藤研太、小口正弘、谷川昇、化学物質の大気放出量推計のための産業廃棄物焼却飛灰中重金属と焼却物の関係解析、第29回廃棄物資源循環学会研究発表会（2018）
等
書籍
1)浦野紘平、浦野真弥、地球環境問題がよくわかる本 改訂版、オーム社（2023）
2)浦野紘平、浦野真弥、身近な環境・生活のホントがよくわかる本、オーム社（2021）
3)日本水環境学会(編)、水環境の事典（一部執筆）、朝倉書店（2021）
4)浦野紘平、浦野真弥、日本の環境・人・暮らしがよくわかる本、オーム社（2019）
5)浦野紘平、浦野真弥、えっ!そうなの?! 私たちを包み込む化学物質、コロナ社（2017）
等