スポーツ健康学研究科Graduate School of Sports and Health Studies
HSS500I1（健康・スポーツ科学 / Health/Sports science 500）スポーツ健康学高度開発特論C（コーチング領域）Advanced Lectures in High level development of Sports and Health Studies C (The field of Coaching Science）
永木 耕介、中澤 史、林 容市、平野 裕一Kosuke NAGAKI, Tadashi NAKAZAWA, Yoichi HAYASHI, Yuichi HIRANO
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | スポーツ健康学研究科Graduate School of Sports and Health Studies |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2023 |
| 授業コードClass code | S9503 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 春学期授業/Spring |
| 曜日・時限Day/Period | 集中・その他/intensive・other courses |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 多摩 |
| 教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
| 配当年次Grade | 1～2 |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| カテゴリー |
博士後期課程授業科目/Doctor's course 専門科目/Specialized courses |
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Outline (in English)
【Course outline】The purpose of this class is to study students' acquired expertise on the demonstration and improvement of advanced sports performance through natural and psychosomatic science approaches and to deepen understanding of how to provide support and guidance to athletes, coaches, and sports organizations. In addition, students will deepen their understanding of providing better support and guidance in sports education related to school physical education and lifelong sports through the humanities and social science approach.
【Learning Objectives】
Promote a greater understanding of support and coaching for improved sports performance and quality sports education.
【Learning activities outside of classroom】
This course is taught in an omnibus format by the faculty members in charge of each specialty and requires 2 hours of preparation and review for each class of specialized knowledge of the faculty members.
【Grading Criteria /Policy】
Grading will be decided based on the contents of class participation (not attendance) (40 %) and the evaluation of a report (60%).
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
スポーツ健康学高度開発特論C（コーチング領域）では、自然科学および心身科学的アプローチから、履修者が高度なスポーツパフォーマンスの発揮・向上に関する専門的知識を修得しつつ、選手・コーチやスポーツ組織の支援・指導について理解を深めることを目的とする。また、人文社会科学的アプローチから、履修者が生涯スポーツに結びつく学校体育や社会一般を含めたスポーツ教育としてのよりよい支援・指導について理解を深めることを目的とする。
到達目標Goal
高度なスポーツパフォーマンス向上に対する支援・指導、および質の高いスポーツ教育の支援・指導について理解を深める。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち，「DP1」，「DP2」，「DP3」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
自然科学的アプローチ（平野：バイオメカニクス、林：体力学・体力測定評価学）からスポーツパフォーマンス向上のための体力や身体の機能と構造・メカニズム，測定・評価方法等について解説し、さらに心身科学的アプローチ（中澤：スポーツ心理学）から人格形成に及ぼす効果やメンタルトレーニングの技術・方法について解説する。また、人文社会科学的アプローチ（永木：スポーツ教育学）から生涯スポーツ教育について解説する。なお、研究倫理教育として、本学が指定するeラーニングコースを利用した講義を1コマ分行う（担当：永木）。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]：研究倫理について
研究倫理教育の一環として、研究者によるねつ造、剽窃等の不正行為の徹底した防止を目的に、本学が指定するeラーニングコースを利用した講義を行う（担当：永木）。
第2回[対面/face to face]：生涯スポーツ教育①
-学校体育の目標の変遷-
日本の学校体育がどのような目標と内容によって行われてきたのかについて諸外国との比較を踏まえて解説し、ディスカッションを通して理解を深める（担当：永木）。
第3回[対面/face to face]：生涯スポーツ教育②
-学校運動部と学校外クラブについて-
日本のスポーツを支えてきた学校運動部および学校外クラブのこれまでと今後のあり方について講述し、ディスカッションを通して理解を深める（担当：永木）。
第4回[対面/face to face]：生涯スポーツ教育③
-スポーツの教育的価値とは何か-
スポーツの教育的価値がどのように捉えられてきたかについて、日本と諸外国を対比させながら講述し、ディスカッションを通して理解を深める（担当：永木）。
第5回[対面/face to face]：トレーニング科学①
-フィジカル・トレーニングの理論と支援-
新しいフィジカル・トレーニングの内容・方法を紹介し、そのメカニズムの理解を深める一方で、それらを活用したトレーニング支援の現状と課題を解説する。(担当：平野)
第6回[対面/face to face]：トレーニング科学②
-スキル・トレーニングの理論と支援-
心理学で検討されてきたスキル・トレーニングと生理学で検討されてきたそれとを対比・検討する一方で、スキル向上を支援するバイオメカニクスとIT活用の現状と課題を解説する。(担当：平野)
第7回[対面/face to face]：トレーニング科学③
-スポーツバイオメカニクスの役割とは-
フィジカルおよびスキル・トレーニングで変容した身体機能が動作として表出されるので、それをスポーツバイオメカニクスがどのように解析しているか、変遷を含めて解説する。(担当：平野)
第8回[対面/face to face]：体力学・測定評価学①
-体力測定・評価で明らかになるものとは-
スポーツやトレーニング時の身体状態などを測定・評価する種々のテストについて解説し，国内外におけるテストの開発や評価法の変遷について理解を深める(担当：林)。
第9回[対面/face to face]：体力学・測定評価学②
-体力測定・評価の信頼性・妥当性-
体力やパフォーマンスを測定する種々のテストの妥当性，評価の信頼性について解説し，テストで得られる結果と生理的要因などとの関連について理解を深める(担当：林)。
第10回[対面/face to face]：体力学・測定評価学③
-データを分析・評価法する適切な統計手法-
体力・パフォーマンステストで得られた結果を分析・評価する方法，さらに代表的な統計手法を解説し，適切な測定・評価を選択できる能力を身につける(担当：林)。
第11回[対面/face to face]：応用スポーツ心理学に依拠したアスリートの心理支援
応用スポーツ心理学に依拠したアスリートの心理支援に関する先行研究を提示し、その支援の競技力向上効果についてディスカッションを通して理解を深める(担当：中澤)。
第12回[対面/face to face]：臨床スポーツ心理学に依拠したアスリートの心理支援
臨床スポーツ心理学に依拠したアスリートの心理支援に関する先行研究を提示し、その支援の競技力向上効果についてディスカッションを通して理解を深める(担当：中澤)。
第13回[対面/face to face]：心理支援におけるアスリートの心理社会的スキル
人間関係の軋轢、進路、怪我などの心理的課題を訴えるアスリートへの心理支援に関する先行研究を提示し、その支援がアスリートの心理社会的スキルの向上に及ぼす効果についてディスカッションを通して理解を深める(担当：中澤)。
第14回[対面/face to face]：心理支援におけるアスリートの人格形成
人間関係の軋轢、進路、怪我などの心理的課題を訴えるアスリートへの心理支援に関する先行研究を提示し、その支援がアスリートの人格形成に及ぼす効果についてディスカッションを通して理解を深める(担当：中澤)。
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
オムニバス形式により担当教員が各々の専門的授業を行うため、毎回の授業に対して専門的知識の予習・復習をそれぞれ2時間以上行うことを想定し，各授業を実施します。
テキスト（教科書）Textbooks
適宜、資料を配付します。
参考書References
永木担当：『気概と行動の教育者-嘉納治五郎』（生誕150周年記念出版委員会編、筑波大学出版会、2011）、『中学校学習指導要領・保健体育編解説』（文部科学省、東山書房、2017）、『体育の人間形成論』（友添秀則、大修館書店、2009）、『よくわかるスポーツ倫理学』（友添秀則編著、ミネルヴァ書房、2017）
中澤担当：『スポーツメンタルトレーニング教本三訂版』（日本スポーツ心理学会（編）、大修館書店 2016）
成績評価の方法と基準Grading criteria
授業参加態度点（40点）、レポート60点（担当者：永木・平野・林・中澤が15点満点で評価）
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
博士論文の作成に向けて参考になる情報や資料の提示を心がけた授業を展開します。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
永木担当：特になし。
平野担当：必要に応じて授業中に指示する。
林担当：必要に応じて授業中に指示する。
中澤担当：特になし。
その他の重要事項Others
各担当教員による授業の順番は進捗状況によって変更することがあります。