スポーツ健康学研究科Graduate School of Sports and Health Studies
SOC500I1(社会学 / Sociology 500)スポーツメディア特論Advanced Lectures in Sports and the Media
赤堀 宏幸、小池 隆俊Hiroyuki AKAHORI, Takatoshi KOIKE
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | スポーツ健康学研究科Graduate School of Sports and Health Studies |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2023 |
授業コードClass code | S7050 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 水3/Wed.3,金4/Fri.4 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 多摩 |
教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
配当年次Grade | 1~2 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
カテゴリー |
修士課程授業科目/Master's Course 展開科目(スポーツマネジメント科目群)/Advanced courses(sport management program) |
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Outline (in English)
【Course outline】This course introduces the relationship of the sports and the economythe culture and especially the politics in the world.It also deals with what the mass medeia should be.
【Learning Objectives】The objectives of this course are to gain an in-depth understanding on Sports and Media by examining cases from the Olympics Games and other international competitions.
【Learning activities outside of classroom】Always check sports news on multiple media while paying attention to the societal trends in general such as politics and economy.
【Grading Criteria/Policy】Students will be evaluated based on their reports. Themes of the reports will be presented by each instructor.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
世界の政治、経済、文化事象を把握し、これらがスポーツとどう関連付けられるかを根本的な主題としたい。スポーツと政治の関係も追求し、メディアの根本原則も考える。
到達目標Goal
オリンピックをはじめ、国際大会や国内プロリーグなどの事例をもとに「スポーツとは何か」「スポーツの真実」「スポーツに可能なもの」などを深く理解する。メディアの歴史を踏まえ、刻々と変化する現在の状況を分析する力を身に着ける。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」「DP2」「DP3」「DP6」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
講義形式を基本とし、状況が許せばフィールドワークも取り入れる。新型コロナの感染状況などによりオンライン授業にする場合もある。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
あり / Yes
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1回[対面/face to face]:新聞・通信のスポーツ取材のルール
新聞・通信各社がスポーツ取材をするときのルールや記者クラブシステム、プレスルームの運営、幹事社制度【担当:赤堀先生】
2回[対面/face to face]:スポーツメディアとメディアスポーツ
アスリート、イベントがあって、メディアが存在する一方で、メディアとスポーツイベントが共存共栄の図式もある【担当:赤堀先生】
3回[対面/face to face]:オリンピックとマスメディア
オリンピックを報道するマスメディアと大会の規模、
競技・開催の変遷【担当:赤堀先生】
4回[対面/face to face]:メディアと競技種目、公開競技の関係
オリンピックの競技種目、公開競技開催とメディアの関係(今昔)【担当:赤堀先生】
5回[対面/face to face]:スーパーボウルとイングランドのプレミアリーグ
欧米のスポーツメディアとメジャースポーツの関係の大きさ【担当:赤堀先生】
6回[対面/face to face]:イチロー、松井秀喜、松坂大輔と日本のスポーツメディア
メジャーリーグベースボール(MLB)にイチローが進んで以降の日本のスポーツメディアの変化【担当:赤堀先生】
7回[対面/face to face]:日本国内、海外のスポーツ報道の速報性
スポーツの結果報道の新聞、電波という報形態から、より速報性で効果のあるネットメディアへの変遷【担当:赤堀先生】
8回[対面/face to face]:スポーツメデイアの変遷と現在地
新聞がスポーツを伝え始めたのがおよそ140年前、その後ラジオが普及し、さらに映像を加えたテレビが黄金時代を迎えた。しかし近年はインターネットの登場でテレビの存在も揺らぎ始めた。メディアの変遷の歴史と各メディアが融合を加速させている現在地を整理する。【担当:小池先生】
9回[対面/face to face]:スポーツとテレビ、そしてOTT
スポーツ団体、テレビ、スポンサー、このトライアングルがスポーツをビッグイベントに押し上げた。巨額の放映権に絡みルール変更や競技時間変更などの事態も生じた。さらにOTTの登場で放映権料の高騰に拍車がかかっている。【担当:小池先生】
10回[対面/face to face]:メデイアによるスポーツの商業化とアマチュアリズムの消滅
スポーツメデイアの発展はスポーツのプロ化を促した一方で、近代オリンピックにおいてその精神が受け継がれてきた「アマチュアリズム」を消滅させて行く。スポーツの発祥と進展の歩みを知る。【担当:小池先生】
11回[対面/face to face]:スポーツドキュメンタリー
スポーツ報道の中核の一つにドキュメンタリーがある。選手が勝負の瞬間に何を考え、どんな過程を経たのかを解き明かす手法は、受け手に驚きと納得感を与える。先駆けとなった作品やその後の秀作を例に挙げながらスポーツドキュメンタリーを読み解く。【担当:小池先生】
12回[対面/face to face]:イノベーションがスポーツを変える
カメラの高度化や解析システムの発達、CG技術の進化などによるイノベーションはスポーツの見方を変え、競技力向上や戦略にも大きな影響を与えている。刻々と変化を続ける現状を洞察する。【担当:小池先生】
13回[対面/face to face]:誰もがメデイアになる時代
SNSで選手が自ら情報を発信することは近年日常的になっている。マスメディアに頼るのではなくSNSによるセルフプロデュースの動きも盛ん。情報発信の変化を捉え、そこから生じる問題点にも目を向ける。【担当:小池先生】
14回[対面/face to face]:スポーツメデイアの近未来
インターネットがメディアの中心的存在となる中、既存メディアもネット展開を加速させている。また、5Gの実用化に伴い新し映像技術が開発されその進歩は目覚ましい。スポーツメディアの近未来を展望する。【担当:小池先生】
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
スポーツ関連のニュースを複数のメディアで常時チェックしておく。加えて政治、経済等社会全般の動向や世論の変化を敏感にとらえておくこと。
テキスト(教科書)Textbooks
必要に応じて、新聞、書物などを持参する場合がある。
参考書References
なし
成績評価の方法と基準Grading criteria
レポートで評価する。課題は前半赤堀、後半小池からそれぞれ提示する。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
直近の出来事を授業で取り上げることで、好評を得ている。今後も随時タイムリーな話題を取り上げていきたい。
その他の重要事項Others
大きなトピック、世界を揺るがすスポーツ事象などは常に起こる可能性がある。それを勘案すれば、必ずしもシラバス通り、計画通りにいかない場合もある。