スポーツ健康学部Faculty of Sports and Health Studies
HSS300IA（健康・スポーツ科学 / Health/Sports science 300）専門演習ⅡSeminar II
林 容市Yoichi HAYASHI
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | スポーツ健康学部Faculty of Sports and Health Studies |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2023 |
| 授業コードClass code | M5122 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 年間授業/Yearly |
| 曜日・時限Day/Period | 木5/Thu.5 |
| 科目種別Class Type | 演習 |
| キャンパスCampus | 多摩 |
| 教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
| 配当年次Grade | 3 |
| 単位数Credit(s) | 4 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 他学部公開科目Open Program | |
| 他学部公開（履修条件等）Open Program (Notes) | |
| グローバル・オープン科目Global Open Program | |
| 成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
| 成績優秀者の他学部科目履修（履修条件等）Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| SDGsCPSDGs CP | |
| アーバンデザインCPUrban Design CP | |
| ダイバーシティCPDiversity CP | |
| 未来教室CPLearning for the Future CP | |
| カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
| 千代田コンソ単位互換提供（他大学向け）Chiyoda Campus Consortium | |
| カテゴリーCategory |
専門教育科目 専門演習 |
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Outline (in English)
【Course outline】The purpose of this course is to learn the practical methodology for future research activities through raising their research questions and solving them by investigating previous studies, experiments, surveys, and data analysis.
【Learning Objectives】By the end of the course, students should be able to:
1. Search for articles that contain the data of interest.
2. Prepare presentation materials and make accessible presentations to understand.
3. Understand the papers' experimental and research methods and analysis methods described.
4. Perform basic experiments, measurements, and surveys.
【Learning activities outside of the classroom】In most classes, students will be required to search and review literature, prepare presentations, and write research plans. In addition, both individual research and group research require students to set aside time outside of class for experiments, surveys, and preparation for presentations. The standard time for these preparatory studies and reviews is two hours each.
【Grading Criteria/Policy】Grading will be decided based on the contents of experiments, investigations, and presentations(60 %) and the class participation (not attendance) (40%).
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
この授業では，自らが問題・課題を提起し，それらを先行研究の調査，実験・調査およびデータ分析によって解決することを通じ，実際の研究遂行を見据えた実践方法を学びます。
到達目標Goal
1．目的とするデータが掲載されている論文の検索ができる。
2．発表資料を作成し，聴衆が理解しやすいプレゼンテーションができる。
3．論文に記載されている実験・調査方法，分析法が理解できる。
4．基本的な実験・測定・調査が実践できる。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP2」「DP3」「DP4」「DP5」「DP6」「DP7」「DP8」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
プレゼンテーション，研究・実験計画の基礎，文献のレビュー，実験・測定・調査の具体的方法，統計解析，研究仮説の設定などの各方法を学び，研究の方向性を探ります。まずはグループでの作業から取り組みますが，最終的には個人ごとにテーマを設定し，様々な作業・学習を実践します。本授業で対象とする予定の主たる研究テーマは以下の通りです。
○身体活動・スポーツ動作の感覚認知と運動制御 / 生理的状態と心理的情報との対応
○種々の身体パフォーマンスに関係する体力の測定・評価，運動中のエネルギー代謝
○体型と減量行動・痩身指向・身体活動量・エネルギー代謝
また，前回の授業で実施した内容や提出された課題に対しては，授業内で全体に対してフィードバックを行います。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]：概要の説明
授業計画や実践内容などについて説明を受け，グループ分けを行う。
第2回[対面/face to face]：発表方法を学ぶ
レジュメおよびPCを用いたプレゼンテーションについて学ぶ。
第3回[対面/face to face]：文献を利用した研究の着想について学ぶ
文献を利用した研究の着想，計画立案の方法について学ぶ。
第4回[対面/face to face]：研究計画を学ぶ
文献を利用した研究の展開方法について学ぶ。
第5回[対面/face to face]：先行研究を用いた調査法を学ぶ
個人の研究テーマについて，この週の担当学生が現在の知見をまとめて発表する。
第6回[対面/face to face]：先行研究を用いた知見のまとめ方を学ぶ
前回に続き，個人の研究テーマについて，この週の担当学生が現在の知見をまとめて発表する。
第7回[対面/face to face]：データの種類を学ぶ
尺度の判定（名義・順位・間隔・比率尺度データ）の特性について学ぶ。
第8回[対面/face to face]：複数群のデータの関係性を検討する方法を学ぶ
相関・予測の分析（相関係数，重相関係数），名義尺度・順序尺度データの分析について学ぶ
第9回[対面/face to face]：複数群のデータの差異を検討する方法を学ぶ
平均の有意差の分析（t検定），分散の有意差の分析について学ぶ。
第10回[対面/face to face]：実験計画法（一要因分散分析）を学ぶ
一要因の分散分析（被験者間・被験者内の各計画，多重比較）について学ぶ。
第11回[対面/face to face]：実験計画法（繰り返しのある二要因分散分析）を学ぶ
二要因の分散分析（被験者間計画，交互作用）について学ぶ。
第12回[対面/face to face]：実験計画法（混合計画の二要因分散分析）を学ぶ
二要因の分散分析（被験者内計画，混合の各計画）について学ぶ。
第13回[対面/face to face]：実験計画法（三要因分散分析）を学ぶ
三要因の分散分析（被験者内・被験者間・混合の各計画）について学ぶ。
第14回[対面/face to face]：骨格筋活動の測定方法を学ぶ
骨格筋活動の測定についてグループで調査して発表し，論議する。
第15回[対面/face to face]：骨格筋活動の測定を実践する
骨格筋活動（筋電図）の測定方法を学ぶ。
第16回[対面/face to face]：エネルギー代謝の測定方法を学ぶ
エネルギー代謝の測定についてグループで調査して発表し，論議する。
第17回[対面/face to face]：エネルギー代謝の測定を実践する
エネルギー代謝（呼気ガス分析）の測定方法を学ぶ。
第18回[対面/face to face]：動作解析の測定方法を学ぶ
身体の動作解析についてグループで調査して発表し，論議する。
第19回[対面/face to face]：動作解析の測定を実践する
動作解析の測定方法を学ぶ。
第20回[対面/face to face]：質問紙調査を用いた測定方法を学ぶ
質問紙調査についてグループで調査して発表し，論議する。
第21回[対面/face to face]：質問紙調査を用いた測定を実践する
質問紙調査の方法について学ぶ。
第22回[対面/face to face]：指示・指導に関する測定方法を学ぶ
種々のコーチングや指示・指導方法についてグループで調査して発表し，論議する。
第23回[対面/face to face]：研究課題の設定法を学ぶ
研究テーマに関する文献をレビューし，グループごとに研究課題を設定する。
第24回[対面/face to face]：研究計画の立案法を学ぶ
担当グループがミニ研究の計画を発表し，内容に関して論議する。
第25回[対面/face to face]：研究計画の立案を実践する
前回に引き続き，この週の担当グループがミニ研究の計画を発表し，内容に関して論議する。
第26回[対面/face to face]：研究・データ収集に向けた準備を学ぶ
グループごとに，ミニ研究に向けたデータ収集の準備を行う。
第27回[対面/face to face]：収集データの解釈法を学ぶ
グループごとに，ミニ研究のデータ分析・考察を行う。
第28回[対面/face to face]：研究成果を発表する
ミニ研究の結果報告会（ミニ研究の結果をグループごとに発表する）。
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
ほとんどの回で文献の検索やレビュー（まとめ），プレゼンテーションの準備，研究計画書の作成などの課題を課します。毎回の授業での指示に従って学習を進めて下さい。
また，個人研究，グループ研究共に，授業以外に時間を設けて実験・調査，発表準備などの作業を行う必要があります。これらの準備学習・復習時間は各2時間を標準とします。
テキスト（教科書）Textbooks
テキストは使用しません。必要に応じて適宜資料の配付，書籍・文献の紹介をします。
参考書References
Thomas J. R. and Nelson J. K.（田中 喜代次 訳)．身体活動科学における研究方法．ナップ.
出村愼一，山下秋二，佐藤進．健康・スポーツ科学のための調査研究法．杏林書院.
浦上昌則，脇田貴文．心理学・社会科学研究のための 調査系論文の読み方．東京図書．
田中敏，山際 勇一郎．ユーザーのための教育・心理統計と実験計画法―方法の理解から論文の書き方まで．教育出版．
成績評価の方法と基準Grading criteria
評価は，1) 実験・調査・発表の内容：60%，2)授業への参画状況（出席・発言など）：40%，で行います。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
2022年度は，ほとんどの授業を対面で実施することができ，オンラインで開講していた過去3年程と比較して，非常に活発な履修者間のコミュニケーションが行われ，充実した活動が実施できたと感じています。2023年度は，座学での演習の回数を減らし，各種測定機器の使用方法や実際に測定できるデータの確認等も含めて授業を行っていきたいと考えています。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
特になし。
その他の重要事項Others
運営方針や初期の活動を行うグループ分けをしますので，受講者は初回の授業に必ず出席してください。