スポーツ健康学部Faculty of Sports and Health Studies
HSS200IA（健康・スポーツ科学 / Health/Sports science 200）体力測定・評価論Physical Fitness Measurements and Evaluation
高見 京太、泉 重樹Kyota TAKAMI, Shigeki IZUMI
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | スポーツ健康学部Faculty of Sports and Health Studies |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2023 |
| 授業コードClass code | M1770 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | 体力測定・評価[2012年度以前入学生] |
| 開講時期Term | 春学期授業/Spring |
| 曜日・時限Day/Period | 月1/Mon.1 |
| 科目種別Class Type | 講義 |
| キャンパスCampus | 多摩 |
| 教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
| 配当年次Grade | 2 |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | ※2012年度以前入学生は旧科目名 |
| 他学部公開科目Open Program | |
| 他学部公開（履修条件等）Open Program (Notes) | |
| グローバル・オープン科目Global Open Program | |
| 成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
| 成績優秀者の他学部科目履修（履修条件等）Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| SDGsCPSDGs CP | |
| アーバンデザインCPUrban Design CP | |
| ダイバーシティCPDiversity CP | |
| 未来教室CPLearning for the Future CP | |
| カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
| 千代田コンソ単位互換提供（他大学向け）Chiyoda Campus Consortium | |
| カテゴリーCategory |
専門教育科目 専門基幹科目 |
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Outline (in English)
【Course outline】The learning objective of this class is to acquire the ability to accurately measure and evaluate physical fitness and physical functions related to physical activity.
【Learning Objectives】By the end of the course, students should be able to:
1. Understand the general concept and structure of physical fitness and physical functions.
2. Acquire the theory and specific measurement and evaluation methods for various physical fitness components.
3. Acquire practical skills to apply the measurement results of various physical fitness components to various situations.
【Learning activities outside of the classroom】Before each class meeting, students will be expected to have read the relevant chapter(s) from the text. Your required study time is at least one hour for each class meeting.
【Grading Criteria/Policy】Grading will be decided based on participating in the discussion on the session (60%), the presentation, and the evaluation of materials(40%).
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
スポーツや健康運動の指導者、またアスレティックトレーナーに必要な広義の体力評価について、その意義と考え方を学んだ上で、評価に必要な検査内容や方法、さらに動作の観察・分析の目的と意義を理解し習得することを目的とする。講義全体を通して、各評価項目から総合的な問題点の抽出までのプロセスを学ぶ。
到達目標Goal
・各種測定の目的、方法の意義や理解、測定に基づいた評価方法について理解する。
・各年代、体力レベルなど対象者に適した測定・評価方法の選択や考察の方法を理解する。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」「DP2」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
授業の前半は、体力とは何かを理解し、健康運動指導の際に必要となるフィールドテストを様々な年代に対して実践できるようになるための知識や技術を理解する。
授業の後半は、運動指導者やアスレティックトレーナーにとって必要な評価や検査・測定方法を講義する。基本的には外傷・障害のないスポーツ選手の動作を見る際に基本となる形態および静的・動的な評価の意義と方法の理解が講義の中心となる。
なお、本授業は講義科目であるが、実際に測定方法を自身の手で行う（体験する）こともある。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1[対面/face to face]：体力と運動能力の測定法（１）【担当：高見】
体力測定の活用法を理解し、標準得点を用いた評価方法を習得して、健康づくりに生かせる結果の返却の手順について講義する。
2[対面/face to face]：体力と運動能力の測定法（２）【担当：高見】
適正な体力測定の条件を理解し、加齢に伴う変化および性差を説明する。また、全身持久力、柔軟性、敏捷性、平衡性の測定および評価の方法について講義する。
3[対面/face to face]：フィールドテスト【担当：高見】
フィールドテストの正しい方法、安全性への配慮、評価のあり方について理解し、性・年齢別に5 段階または10段階に評価できる方法について講義する。
4[対面/face to face]：高齢者の体力測定【担当：高見】
老化（加齢）に伴う全身持久力の低下の原因、低下パターン、低下を抑制する運動トレーニングの意義を解説し、最大酸素摂取量の測定（直接法と間接法）における測定補助と測定値の評価の方法につて講義する。
5[対面/face to face]：介護予防に関する体力測定とその評価【担当：高見】
介護予防に向けた体力や生活機能の保持の重要性に関して解説するとともに、一般の健常高齢者、要支援や軽度の要介護高齢者（二次予防対象者：従来の呼称は特定高齢者）を正しく把握する手法について講義する。
6[対面/face to face]：身体組成の測定【担当：高見】
筋肉、骨、脂肪組織といった身体組成の概念、それらの測定方法と限界、測定方法の違いによる結果の差異、測定結果の解釈（データ分析の方法）について講義する。
7[対面/face to face]：身体活動量の定量【担当：高見】
エネルギー代謝、エネルギー必要量、エネルギー消費量とその測定法と、それらの違いについて理解するとともに、身体活動量について講義する。
8[対面/face to face]：情報の聴取，姿勢・アライメントの評価【担当：泉】
HOPS、SOAPノートの作成,姿勢・アライメント計測の目的と意義および具体的な方法について講義する。
9[対面/face to face]：筋萎縮・関節弛緩性の評価【担当：泉】
筋萎縮および関節弛緩性の計測の目的と意義および計測方法について講義する。
10[対面/face to face]：関節可動域測定【担当：泉】
関節可動域測定の目的と意義を講義により理解する。
11[対面/face to face]：筋タイトネス評価【担当：泉】
筋タイトネス評価の目的と意義を講義により、さらに筋タイトネス評価の方法について実技を交えつつ、講義する。
12[対面/face to face]：徒手筋力検査【担当：泉】
徒手筋力検査の目的と意義を理解し，具体的な方法については実技を交えながら，講義する．
13[対面/face to face]：整形外科的理学検査１【担当：泉】
腰部・股・膝・足関節・手・肘・肩関節，頸部のスペシャルテストについて講義する。
14[対面/face to face]：機能的動作の評価【担当：泉】
各種パフォーマンスおよび機能的動作の評価方法について講義する。
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
機能解剖学および生理学・運動生理学の知識が必須となるため、復習をしておくこと。本授業の準備学習・復習時間は各 2 時間を標準とします。
テキスト（教科書）Textbooks
授業で必要となる資料は、学習支援システムまたは授業時に配布する。
参考書References
健康運動指導士養成講習会テキスト(上巻) (財) 健康・体力づくり事業財団
健康運動指導士養成講習会テキスト(下巻) (財) 健康・体力づくり事業財団
日本体育協会編，公認アスレティックトレーナー専門科目テキスト5 検査・測定と評価
山本利春，測定と評価，ブックハウスHD
C Starkey,J Ryan 著，中里伸也 監訳，スポーツ外傷・傷害評価ハンドブック，NAP
J. Gross , J. Fetto , E. Rosen 著 石川斉，嶋田智明 監訳，筋骨格系検査法［第2版］，医歯薬出版株式会社，2005
STANLEY HOPPENFELD：図解 四肢と脊柱の診かた．医歯薬出版株式会社，2003
他，授業内で紹介する。
成績評価の方法と基準Grading criteria
・泉担当分について
学期末に試験を行うこととする。50点満点で行う。
・高見担当分について
授業中に実施する小テスト(70%)と課題レポート(30%)を50点満点で点数化する。
・泉、高見による得点を合計して、100点満点で採点する。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
実際に測定方法を自身の手で行う（体験する）ことにより、理解が進むようである。本年度もこの部分にはできる限り取り組んでいきたい。
履修者が多いために、体験（実習）場面では時間がかかる場面がみられている。学生の主体的な取り組みを期待したい。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
学習支援システムを使用する。